2019GⅠジャパンカップ!友道厩舎5頭出し!混戦を制するのは?

ジャパンカップ考察。

2019年11月24日は、東京でGⅠジャパンカップが

行われます。芝2400m戦。

今回のジャパンカップは、海外からの参戦馬が1頭もいないと

言う珍しいパターン。

またこれまでジャパンカップと言えば、海外からの馬も参戦する事も

あり、日本馬も現役でトップクラスの馬が出走していましたが、今年は

最強馬アーモンドアイや3歳牡馬サートゥルナーリアもおらず、混戦模様。

一昨年このレースで2着のレイデオロは参戦するものの、近走内容から

正直力落ちの印象はぬぐえず、ビュイック騎手が鞍上と言えど、かなり

厳しい競馬が予想されます。

また一昨年優勝したシュヴァルグランも参戦しますが、今期は海外レースをメインに

使われており、久々の国内戦。年齢も7歳と高齢馬感は否めず、5歳時とは力が

違うでしょう。

さてそんな状況ですが、今回異例とも言えるのは、友道厩舎からの5頭出し。

今回の出走予定馬は16頭。その16頭のうち5頭が友道厩舎の馬となります。

ジャパンカップを獲りに来た友道厩舎!

まさに2019年令和初のジャパンカップを獲りに来た印象の

友道厩舎。

中距離以上での実績が高い厩舎であり、特に府中芝2400mでは

今回出走する5頭の中でも、ダービー馬となったマカヒキ、ワグネリアン

そして、ジャパンカップ優勝のシュヴァルグランがいます。

また他の2頭もエタリオウは、GⅡ青葉賞2着、ダービー4着の実績があり、

ユーキャンスマイルも2400mは初めても、間違いなく左回りの同コースは

合うでしょう。

その中でも、今回友道厩舎が一番手に挙げる馬は、おそらくユーキャンスマイル!

何と言っても、前走の天皇賞秋では、4着と馬券外ではあったものの

上りの脚は、アーモンドアイを凌ぐ最速の脚を繰り出しています。

同馬は、これまで右回りコースよりも明らかに左回りコースでの好走率が

高く、まさに左回りでは別馬と言えるほど、走りが変わります。

4歳秋を迎えて、馬もかなり成長しており、長距離も合う事から

前走の天皇賞秋よりも400m長い今回の方がむしろ合いそう。

鞍上の岩田騎手も同馬とのコンビで今回は5戦目となります。

ここは、かなり勝負が掛った1戦でしょう。

一方前走同タイムでゴールした5着のワグネリアンには、川田騎手が騎乗。

川田騎手も今期は人気馬に乗りながら、中々結果を出せていませんので

今回は福永騎手の代打という意味を含めても勝ちたい1戦。

先週のマイルCSでは、福永騎手の代打で池添騎手が騎乗したインディチャンプが

勝っており、福永騎手の代打で川田騎手が勝てば、代打攻勢となりそう。

そうなってしまうと福永騎手の心境は微妙でしょうけどねw

いずれにしても友道厩舎5頭出しは、間違いなく勝負に来ていると

言えるでしょうから、特にユーキャンスマイルは馬券から外しては

いけない馬と言えます。

展開は、スローから平均が濃厚。

今回のジャパンカップですが、これといった強力な逃げ先行馬が

不在のため、おそらくスローペースが濃厚。

ペースが若干上がったとしても、平均よりやや遅めのような気がします。

まず、前半の1000mは確実にスローペースになると思います。

そのため、ひょっとすると前半で後方にいたら勝負にならない

可能性もあるかもしれません。

ですが、一流外国人騎手の参戦が多いので後半からは間違いなく

一気にペースが上がると思います。

かなりの心理戦になるかと思いますが、それでも先行馬や経済コースのインで

脚を溜めれる馬にはチャンスがあるでしょう。

そして、ジャパンカップと言えば、意外にも牝馬が絡む事が多いのも特徴。

今回牝馬は3歳の2頭のみ。

ですが、53キロの軽量で出られるのは大きい。

その中でも注目したいのは、ラブズオンリーユーではなく

カレンブーケドールの方です。

内枠で先行有利ならカレンブーケドール一発ある。

オークスでラブズオンリーユーには負けたものの、レース内容は

かなり良く先行して粘り切った力は相当なもの。

走破タイムも2分22秒8で、今回はオークス時よりも2キロ軽い斤量で

尚且つ、馬も確実に成長し上昇カーブを描いています。

これを考えると、さらにタイムが縮まって2分22秒を切るくらいの消耗戦と

なったとしても、粘り切れる可能性は高いと見ています。

伸びしろのある3歳秋でもあり、十分勝負になりそう。

一方ラブズオンリーユーは、明らかにローテが悪い。

エリザベス女王杯が、イマイチの内容だったし、そこに中一週で

GⅠ戦。そして、デムーロ騎手も乗らずとなり、まだ鞍上も決まっていない。

出走しない可能性もありますが、出てきたとしても厳しいかもしれませんね。

昨年くらいの力が戻っていればスワーヴリチャード!

期待された天皇賞秋は、まさかの7着。

昨年は出遅れて勝負になりませんでしたが、今年はスタートも良かったのですが

思ったほど伸びきれませんでした。

秋天と相性が悪いのでしょうか。

ただここで見限るのは時期尚早。

今回は一叩きされた上に、鞍上がマーフィ騎手。

前走シュヴァルグランに乗っていたのに、こちらに乗るわけですから

おそらくスワーヴリチャードの方に魅力を感じたのでしょう。

昨年のジャパンカップは、3着でしたので今年も昨年くらい走れれば

十分勝負になると見ています。

ユーキャンスマイルではないですけれど、同馬も左回りは得意としていますので

府中の2400mで復活する可能性はあるでしょう。

他の有力馬について。

ジナンボーには、ムーア騎手が乗りますが、流石にまだGⅢも

勝ったことがない馬ですし、2400mも微妙に距離が長い。

折り合い面ではだいぶ良くなってきたものの、GⅠクラスの馬達

相手に勝ち負けとなると苦しいと見ます。

ムイトオブリガードには、ルメール騎手が乗りますが、前走のアルゼンチン共和国杯

は見事な勝利と言えましたが、今回は一気に相手が強化されます。

府中は得意と言っても、厳しいでしょう。

ルックトゥワイスには、デットーリー騎手が騎乗しますが、世界的名手ですので

陣営も相当な仕上げにしてくるとは思います。

ただ間違いなく後方からの競馬になるでしょうから、展開面では

厳しいと言えます。

外国人騎手の中で一番良いと思うのは、やはりマーフィ騎手の

スワーヴリチャードですね。どういう競馬でも出来るタイプですから。

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