2019中山記念は、ウインブライトが優勝。今後の傾向も見えてきた。

中山1800のスペシャリスト。

2019年2月24日の中山記念(GⅡ)は

5番人気のウインブライトが見事優勝。

これで、中山芝1800m戦は、4戦4勝と

強い相手でも関係なし!

パーフェクト勝率を誇っています。

鞍上の松岡正海騎手も、中山でこの馬に乗る時は

かなり自信を持って騎乗していますね。

こちらにも、強気度合いが伝わってきます。

もはや、中山芝1800m戦ならば、GⅠ級と評しても

全く過言ではない存在と言えそうです。

今回のGⅠ馬5頭相手に快勝したわけですからね。

ただ、やはり勘違いしない方が良いのは、中山コースという

条件つきである事です。

中山とコース形態が割と似ている札幌コースなどは走ってないので

何とも言えませんが、東京や京都、阪神で同じパフォーマンスが

出せるかと言えば、やはり厳しいでしょう。

とはいえ、今回は強敵相手でも素晴らしい内容の競馬を

したウインブライトを素直に褒めたたえたいです。

予想も的中しましたしねw

別に他の馬が不甲斐なかったわけではなく、中山のスペシャリスト、

ウインブライトが強かったというだけの話です。

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GⅠ馬5頭について。

レース後の見解として、まずは2着のラッキーライラックから

書いていきたいと思います。

惨敗の昨年の秋から、しっかり立て直されてきましたね。

成長も感じましたし、石橋脩騎手の騎乗も良かったですが

何よりラッキーライラック本来の力ならば、これぐらいは

やれても不思議ではないですからね。

開幕週の馬場も味方したし、復調を感じさせる良い内容

だったと思います。勝ちたかったでしょうけれどね。

続いて3着のスティルヴイオ。

この馬も次走の大阪杯に向けて、良い内容の競馬が出来ましたね。

昨年のマイルCS時と言い、以前のように立ち遅れなくなった事で

ある程度前でも競馬が出来るようになったのは、強味です。

確実に成長していますし、後方からではなくとも良い脚を使えますからね。

距離も2000mくらいまでなら、守備範囲のような気がします。

まあ大阪杯では、出走すればまず上位人気は間違いないでしょう。

4着スワーヴリチャード。

予想通り次走のドバイシーマクラシックがありますので、ミルコも

強引な競馬はせず、正攻法の競馬をさせました。

まあ前が飛ばす縦長の展開でしたので、競馬事態はしやすかったと

思いますが、仕上がりは7分程度でトップハンデ、そして苦手な右回り

中山コースとスワーヴリチャードには合わない条件が重なっていましたからね。

そんなに悲観する内容ではありませんが、次走の距離を考えると

やはり、今回使うレースはここではなかったほうが良かったように

思えます。

もちろん、ローテ的には中山記念がベストだったのでしょうけれどね。

ちょっと昨年から使うレースの距離幅が広すぎるので

スワーヴリチャードも対応に苦労しているような面が

どうしても見受けられます。

器用な馬ではないので、個人的には、使う距離を絞って

もう一つ二つしっかりGⅠを獲ってほしい馬です。

でも、近走内容を見ると、一頃より

力が落ちたのかもしれませんけどね。

5着エポカドーロ。

今回展開面では、一番競馬がしやすいのが

同馬だったのですが、まさかの5着。

陣営もちょっとこの結果は、予想していなかったのでは

ないでしょうか。

内枠の先行馬が有利だったとはいえ、別にスムーズさを

欠いたわけでもなく、成長力に疑問を残す結果となりました。

次走は、試金石の一戦となりそうです。

6着ディアドラ。

今回は、やはり先行勢の展開。

ルメール騎手もここが本番ならば、先行有利と分かっているだけに

無理にでも少し前目に取りついたのかもしれませんが、次走正攻法の

競馬をさせるためには、この内容は致し方ないと言えます。

馬が弱いわけではない。

距離も今は東京や直線の長い広いコースなら、1800mでも

OKですが、ベストは2000mでしょうね。

前半ゆったりと行って、後半で自慢の末脚を生かす競馬が

理想ですからね。

まあ終わってみれば、納得のいくレースだったと思います。

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中山記念の今後の傾向。

おそらく、今後も2019年のような傾向は

続くと思います。

ドバイや先の大きいGⅠレースを見据えている馬は

仕上げもさる事ながら、脚質を壊すような騎乗は

せず、とにかく折り合い重視の騎乗をする。

簡単に言えば、次走を100%で走るために

無理はさせないパターンが多くなります。

そのため、中山記念がメイチ仕上げの馬や近走内容が悪いために

次走GⅠ戦でも、きっちり仕上げてきた馬が勝ち負けするレース

となる傾向が強いでしょう。

また、開幕週であるため、やはり内枠の先行馬は

圧倒的有利なのは確か。

ドバイを見据えている有力馬は、差し馬が多いので

中山記念は不向きなレースとも言えそう。

なので、中山記念を7分程度の仕上げで、さらに無理せず

勝てる馬は、超一流馬くらいでしょう。

(近年で言えば、ドゥラメンテなど超GⅠ級の馬)

どう考えても、自分が馬主や厩舎で管理してる馬だったら

次走を最高の状態で出走させたいわけですから、中山記念で

何としても勝ってくれみたいな支持は出しませんよ。

直線だけ追ってほしいとか、とにかく疲労を残すような

レースはしないでほしいと絶対に注文つけると思います。

当然ジョッキーもそれは分かっているでしょうけどね。

なぜなら、次に該当馬に乗るのも自分だったり、そうでなくても

自分が良く乗る有力生産馬の馬だったりすれば、先々の事も

あるわけですから。

馬主さんの意向を無視して乗って、そのレースで力を出し切って勝って

賞金を手に入れたとしても、おそらく次に有力馬に乗せてもらえなく

なる方が将来的にはマイナスでしかないですからね。

だからある意味このレースは、予想しやすいレースなのかもしれません。

今回で言う人気馬に分けると、こういう事が言えるでしょう。

メイチ仕上げ、近走内容が悪いので今回きっちり仕上げた馬。

とにかく勝つための競馬をして良い。(陣営から支持)

ウインブライト、ラッキーライラック。

次走は、国内GⅠ戦だから叩き初戦として

そこそこ恥ずかしくない正攻法の競馬をしてほしい。

ただ出来れば、疲労の残るレースは避けたい。

エポカドーロ、スティルヴィオ。

次走ドバイ組。脚質通り、折り合い重視の正攻法の競馬。

直線だけ、ある程度本気で追っていいけれど

無理はさせないで欲しい。

スワーヴリチャード、ディアドラ。

極端に言えば、こんな感じに分けられますね。


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