なぜ横山典弘騎手に有力馬(良い馬)が回ってくるのか?

謎、横山典弘騎手に良い馬が集まる。

今年11月に入って、アルゼンチン共和国杯でムイトオブリガードに

騎乗し見事優勝。そして、次週の武蔵野Sでもワンダーリーデルで優勝と

波に乗っている横山典弘騎手。

今期に関してだけではありませんが、横山典弘騎手には

自然と有力馬が集まる傾向があります。

近年では、横山典弘騎手とのコンビで賑わせた馬と言えば

ゴールドシップ。

荒れ馬、癖馬という乗り難しい馬に騎乗して結果を出せる騎手と

して日本人騎手の中では、一番手に名前が上がるのではないでしょうか?

そして、今年は代打的要因も含めて、有力馬の騎乗依頼が

増えているような感覚があります。

上半期で言えば、富士S優勝馬のロジクライや菊花賞2着のエタリオウ。

下半期では、スワーヴリチャード、さらに今週はマイルCSで

ダノンキングリーへの騎乗があります。

いずれの馬もまだ優勝そして連対といった実績は

出せてはいませんが、それでも横山典弘騎手に

騎乗依頼するという事は、関係者の評価が高い騎手なのでしょう。

騎乗力は落ちても、勝負強さは変わらない横山騎手。

そんな横山典弘騎手ですが、今年で51歳。

流石に全盛期のような騎乗数は乗れないでしょうし、年齢と共に

判断力や騎乗力の低下は当然あると思います。

しかし、横山典弘騎手の長所は、やはり勝負強さにあると思います。

ここぞという時には、集中力が高まり、そして大胆な騎乗が出来る

数少ない騎手の1人でしょう。

大きなレースになれば、なるほど燃える騎手とも言えます。

そういった面があるので、GⅠという大きいレースでは

騎乗機会が回ってきやすい騎手と言えます。

横山典弘騎手なら何かやってくれるんじゃないかと

期待感が膨らむのでしょう。

関東にも有力騎手は沢山いるのに横山典。

関東の若手の騎手でも、実力のある騎手は沢山いるのに

やはりGⅠクラスの重賞となると横山典弘騎手に騎乗依頼が増えます。

その理由は、実力がある若手も1勝クラス2勝クラスの平場レースならば、

横山典弘騎手ともそん色ないくらいの力を出せる騎乗力を見せているのですが、

レースの格が上がるほどに思い切った騎乗が出来なくなっていきます。

つまり、GⅠクラスのレースになると緊張して本来の力以下の

騎乗力しか出せなくなる傾向が強いと言えます。

特に人気を背負った馬に乗った場合などは、無難な騎乗を

心がけるあまり勝てるレースを勝てなくしてしまうケースも

良くあります。

その点、横山典弘騎手に関しては、大きいレースになるほど

力を発揮してくるので、起用されるパターンが多くなるのは

当然と言えます。

このメンタル面に関しては、なかなか変えられるものではないので

厚い壁を越えられない限りは、若手の有力騎手も一線級になれずに

終わる傾向が強いと言えます。

本当は勝負強い若手ジョッキーが増えてほしいと

横山典弘騎手も思っているかもしれません。

なぜならば、横山典弘騎手にしても、騎手人生は

あと数年でしょう。

そうであれば、やはり同じ関東の騎手の中から

ビックになれる日本人騎手が誕生して欲しいと願っているはずです。

それが、横山典弘騎手の息子さんならば、なおいいのでしょうけれど

勝負の世界は厳しいですからね。

さて今週は、マイルCSで最有力候補のダノンキングリーに騎乗する

横山典弘騎手。

初騎乗となりますが、同馬の良さを活かしたレースをして欲しいですね。

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