2018年有馬記念。3度目の正直、キセキは起こるか?

グランプリ。抜けた2頭で決まるか。

さて、ついにGⅠも残すところ、あと2つとなりました。

そして、今回は有馬記念。

なかなかの好メンバーが揃いました。

ですが、そんな中でも今秋その強さを、いかんなく発揮した2頭

の馬が抜けているだろうと多くの人が思っている事でしょう。

1頭は、レイデオロ。そして2頭目は、キセキです。

まあ言わなくても分かりますねw

レイデオロの今期上半期は、京都記念3着、ドバイシーマクラシック4着

と成績が振るいませんでしたが、下半期はオールカマー1着。

そして、何と言っても天皇賞秋は、存在感を際立たせ、ここに

レイデオロありと言わしめるほどの強さを見せつけました。

当然、今回の有馬記念も優勝候補の筆頭的存在でしょう。

レースもベストパフォーマンスが期待できる叩き3戦目。

さらなる上積みがありそうです。

ここを勝てば、3冠馬となりますから、陣営も渾身の

仕上げで臨んでくるでしょう。

ルメール騎手も今期GⅠ9勝目がかかる一戦で

力が入っている事でしょう。

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次はキセキですが、本当に今秋は素晴らしい走りを

見せてくれました。

毎日王冠からスタートし、まずは3着と出だし上々。

上半期の日経賞、宝塚記念では、この馬本来の力とは

全く程遠いレース内容でしたので、もしかするとこのまま

終わってしまうのではないかと思っていました。

しかし、キセキは終わっていなかった。

昨年は、かなりの道悪馬場を物ともせず、突き抜けた菊花賞。

ですが、馬の疲労度は相当なものだったのでしょう。

続く香港ヴァーズでは、9着と惨敗。

一旦精神面で途切れてしまった所があったのかもしれないですね。

そこから、良く盛り返してこれたなと改めてこの馬の底力を

尊敬します。

天皇賞秋では、レイデオロには完敗しましたが、

サングレーザーとは僅差の3着。

そして、驚異のJC。

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完璧とも言える鞍上の川田騎手のペースで逃げたキセキでしたが

今年はそれをさらに上回るとんでもない馬がいましたので

負けてしまいましたが、違う年であれば、ほぼ勝っていたでしょう。

とはいえ、3着馬を大きく離して、走破タイムも2分20秒9と

あり得ないくらいのタイムを叩き出したわけですから、この馬も

超一流と言えるでしょう。

ですが、ここ2戦は、かなりの激戦でどう考えても、お釣りが

残っているとは思えない4戦目。

蓄積疲労が心配されますが、陣営がGOサインを出しているのですから

まあ大丈夫なのでしょう。

キセキがJCとほぼ変わらない状態で、出走してくるのであれば

十分チャンスだと言えそうです。

今回も他に逃げ馬がいない事から、この馬が逃げを主張し、ペースを

握れば、今秋GⅠ戦で馬券外に飛んだのは、前走の朝日杯1度だけと

絶好調の川田騎手ですから期待は大きいです。

しかも、朝日杯にしても、単勝100倍台で11番人気の馬を

5着まで持ってきてますからね。

川田騎手も今秋は、かなり悔しい思いをしてきたでしょうから

有馬記念で取り返したいという気持ちは強いでしょう。

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2頭に割って入れそうな馬は?

上記の2頭に割って入れそうな馬は?

4頭挙げたいと思います。

1頭目は、ミッキーロケット。

前走の天皇賞秋は5着。タイム1分57秒2。

正直ここまで走れるとは、思いませんでした。

これまでは、早い時計にはついていけなかった馬でしたが、

宝塚記念を制したあたりから、馬が変わったのかもしれませんね。

天皇賞秋は、距離も2000mとこの馬には少し短め。

JCを回避させた事で、今回は状態絶好で臨める事から、かなり

好走できる可能性があります。

そして、鞍上はオイシン・マーフィ騎手!

ここで、来たか!と言える最高の騎手を迎えての

グランプリレース。

一発ありそうな空気が漂っています。

ここを勝つようだと宝塚記念と合わせて今期グランプリレース

完全制覇となります。楽しみな一戦。

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さて2頭目は、やはりこの馬シュヴァルグラン。

今秋の一戦目京都大賞典が、案外の競馬だっただけに

そろそろシュヴァルグランも終わりかと思われていましたが

全くそんな事はありませんでした。

続くJCでは、前の2頭でレースは完全に決着してしまったものの

3着馬スワーヴリチャードとは僅差の4着。

まだまだやれる馬である事を証明しました。

今回は、鞍上も昨年JCを制した時のヒュー・ボウマン騎手が

騎乗してきますので、巻き返しは十分ありそうです。

ただ優勝となると、若干厳しいのかなと見ています。

2着3着ならば、可能性はあるでしょう。

3頭目は、パフォーマプロミスです。

前走のアルゼンチン共和国杯は1着。

GⅠは、今年の宝塚記念が初めてで9着と惨敗しましたが

距離も馬場もそして、ポジションも後ろからでしたので

度外視して良い内容。

今回の鞍上はクリスチャン・デムーロ騎手。

キセキのペースについていければ、十分馬券内に

来れる可能性はあると思います。

6歳馬ですが、今がピークの馬で、さらなる上積みがあれば

面白い存在だと思います。

4頭目は、ミッキースワロー。

前走のJCでは、メンバー中上がり最速をマーク。

結果は5着でしたが、内容としては悪くなかったと言えます。

ただこの馬も1着は厳しいかなと思います。

3着なら可能性はあるかもしれません。

他の有力馬について。

モズカッチャン。

順調さを欠いてのエリザベス女王杯は3着で

この馬の力は出せたのでしょうが、ちょっと負けすぎ

だったと思います。

今回の方が上積みはありそうですが、2500mはちょっと

長いような気もしますし、相手が揃いましたからね。

厳しいでしょう。

サトノダイヤモンド。

京都大賞典では、復調を感じさせる勝利でしたが、やはり

全盛期と比べると力は一枚落ちたような印象。

ここでは厳しい。

ブラストワンピース。

前走の菊花賞が案外。枠も好枠を引き、スムーズな競馬

をしたにも関わらず、馬券内にすら入れなかった所を

見ると、まだここでは力が足りないでしょう。

もう少し成長してくれば、分からないですけどね。

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オジュウチョウサン。

武豊騎手とオジュウチョウサン。

グランプリレースとしては、夢がありますね。

ファン投票も堂々の3位で、オジュウチョウサンのファン

が多い事を改めて実感しました。

ですが、今回はこれまでとは、メンバーレベルが全く違います。

障害レースを含んでの11連勝は素晴らしいですが、1000万下

とオープンしかもGⅠレースでは格が違いますからね。

まあ今回はGⅠ有馬記念に出られたというだけで

十分立派だと言えるでしょう。

無事に完走して欲しいです。


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