2019年4月のルメール騎手、サートゥルナーリアありきの騎乗。

慎重度が招く守りの騎乗。

2019年4月14日(日)は中山で皐月賞が行われ

圧倒的1番人気のサートゥルナーリアが見事優勝を飾りました。

そして、鞍上はクリストフ・ルメール騎手。

外枠を引き、終始危なげない騎乗で

着差以上に余裕の完勝といった内容でした。

サートゥルナーリアは、現時点の3歳馬の中では

間違いなく最強と言える馬でしょう。

ですが、この週のルメール騎手の騎乗内容は

かなり消極的でした。

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土曜日は、最終レースのみ1勝。

そして、日曜日は皐月賞の1勝のみ。

その土曜日のレースは、出遅れて後方からになった馬を

最後大外を回して差し切り勝ちという内容。

サートゥルナーリアの競馬もほぼ同様の外からの差し競馬。

しかし、他の競馬内容を見ると、逃げ先行馬はともかく

差し追い込み馬の時は、出来るだけ外を回したりして、

内で狭い所に入っていくとか馬郡を割るいう騎乗はせず、

とにかく無理はしないという騎乗に徹していました。

それは、すべてサートゥルナーリアに無事に騎乗するためで

それだけ力を入れている馬だという事も伝わりました。

とにかく落馬や騎乗停止などをもらわないという騎乗が

ルメール騎手の頭の中には強くあったのでしょう。

ただ、人間というのはやはり守りよりも攻めの姿勢の時が

一番強いと思います。

これは、競馬に限った事ではありませんが、特に競馬においては

慎重さと大胆さのバランスは大事だと思います。

しかし、サートゥルナーリアありきの騎乗で、他のレースで

消極的な競馬をしていると、その影響は必ず来ると思います。

人間の動作というのは、そんなに調整が効くほど簡単ではないし、

特にプロ騎手ともなれば、ここ一番では力を100%出して、後は

適当に流すなんてのは、出来ないと思います。

仮にそういう流れを作ってしまうと、本番で思いもよらないミスも

起こりかねないと思います。

皐月賞は勝ちましたが、もしダービーで内枠を引き、馬込みに

サートゥルナーリアが入った場合、馬郡から抜け出す事が出来なくなる

なんてことにもなりかねません。

この点において、デムーロ騎手は割とGⅠでもそれ以外のレースでも

力がある馬に乗った時は、全力で騎乗をしてきます。

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ダービー週のルメール騎手は間違いなく消極騎乗。

不安点が杞憂に終わればよいですが、とにかく

ダービー週のルメール騎手には、注意が必要です。

内枠に入った差し馬にルメール騎手が乗った場合は

人気馬でも来ない可能性が高いでしょう。

大事に乗るのと、守りの騎乗は中身が違います。

サートゥルナーリアは、確かに3冠を狙える馬ではありますが

ルメール騎手が過剰に意識すれば、ちょっと危ういのではないか

と見ています。

ダービー週も皐月賞の週同様、サートゥルナーリアありきの騎乗を

する事が確実です。

いや、ダービー週だけでなく、その前の週もGⅠ以外は無理な

騎乗は一切しないでしょう。

騎乗停止で乗れなくなるわけには、いかないですからね。

おそらくダービー週が終わるまでは、ルメール騎手の勝ち鞍が

急激に伸びることはなさそうです。

もちろん、サートゥルナーリアの主戦としてプレッシャーも

かなりあるのだと思いますが、いつものルメール騎手らしい

騎乗を常にしてもらいたいですね。

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