2019葵S。さあ反撃開始だ!川田将雅とアウィルアウェイ!

潜在能力はGⅠ級アウィルアウェイ!

いよいよ初重賞獲りへ、アウィルアウェイが

葵ステークスへ参戦。

デビュー時から、その能力の高さを買われていた素質馬。

新馬戦は、M・デムーロ騎手を背に余裕の完勝。

続く2戦目の新潟OPダリア賞も同騎手で

2着馬に0.3秒差をつけての快勝。

2歳馬の夏時期にも関わらず、走破時計1分21秒6も

かなりの好時計で、さらに上りの脚も33秒4とメンバー中

1頭だけ破格のタイムを叩き出しました。

これは、ひょっとすると、暮れのGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズでも

かなり良い勝負をするのではないかと思われていましたが、徐々に

気性の問題が出てきました。

3戦目の京王杯2歳Sでは、新馬戦、GⅢ小倉2歳Sと連勝してきた

牡馬のファンタジストを抑え、堂々の単勝オッズ1.7倍の1番人気に

支持されました。

このレースの走破時計は、芝1400mで1分24秒7と新馬戦でも

良馬場ではなかなかないくらいの超スローペースでした。

アウィルアウェイは、ゲートをすんなり出ましたが、鞍上のデムーロ騎手は

馬の気性を考えて、インにポジションを替え何とか馬込みと前に壁を作る

事で、行きたがる気性をなだめるように走っていました。

そして、直線ではメンバー中最速の上り32秒8を繰り出すも

前目で楽に行けた分ファンタジストの方が僅かですが優勢でした。

最後は二の足を繰り出して、際どい勝負にまで持ち込みましたが

少し足りませんでした。

ただ、アウィルアウェイの能力は確かで溜めれば間違いなく

凄く切れる脚を使う馬です。

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近2走は能力を生かし切れず惨敗。

4戦目のフィリーズレビュー(GⅡ)では、これまでの

戦績が評価されて1番人気に支持されました。

しかし、これまでの3戦において主戦を務めたデムーロ騎手は

同日に金鯱賞でペルシアンナイトに騎乗があり、鞍上は

石橋脩騎手へとスイッチ。

石橋騎手の良さは、スタートが上手い事ですが、

フィリーズレビューでも抜群のスタートを決め

誰もが、これはアウィルアウェイが勝ったと思った

かもしれません。

ですが、このスタートの良さがアウィルアウェイにとっては

仇(あだ)となりました。

これまで差しの競馬で前半は割とスローで後半から

エンジン全開で差し切るという流れをしていた馬が

気性も相まって最初から力を使いすぎた結果、後半の

失速となりました。(結果は7着)

この教訓を生かし、続く5戦目の桜花賞では

中団からの競馬を選択。

ペースもある程度流れていた事もあり、特に

掛かる事はなく、しっかり走れていたように思えます。

ただ、相手が強かった事とやはりこの馬には距離が

長かったという事もありそうです。

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初のスプリント戦。

今回はアウィルアウェイにとって初のスプリント戦ですが

むしろこの距離の方が、今のアウィルアウェイにとっては

ベストと言えるかもしれません。

京王杯2歳Sでも32秒台の末脚を使ったくらいですから

しっかり後方から脚を溜めれば、最後は良い上りの脚を

使えるはずです。

スローペースになりづらい1200m戦ですから、折り合いの

不安もあまり感じる事なく、レースを進められそう。

さらに良いのは、今期絶好調の川田将雅騎手が鞍上となった事です。

現時点では、関西のリーディングジョッキーであり、その騎手を

乗せてくるのですから、状態も良いはずで、勝算もかなりあると

見て良いでしょう。

メンバー的にもそれほど強い相手はおらず、ここに京王杯2歳Sで

互角の勝負をしたファンタジストがいたとすれば、1番人気濃厚

だったわけで、そう考えればアウィルアウェイが好勝負出来る舞台と

考えて間違いないでしょう。

ここ2戦は、気性の壁や距離の壁、メンバーの壁に阻まれて

きましたが、ここでもう一度アウィルアウェイの強さを見せつけて

欲しい所です。

京都コースは初ですが、まあ問題ないでしょう。

楽しみな一戦です。

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