2019GⅠ断然人気の牝馬が沈む。朝日杯はサリオスで大丈夫か?

リアアメリア惨敗でサリオスに不穏な空気。

12月15日は阪神で2歳GⅠ

朝日杯フューチュリティステークスが行われます。

昨年は、牝馬で注目のグランアレグリアが阪神ジュベナイルフィリーズ

には出走せず、同レースに出走し賑わせました。

結果は3着で優勝馬は牡馬のアドマイヤマーズ。

そして、今年は牝馬の参戦はありません。

しかし、先週GⅠ阪神ジュベナイルフィリーズでは、断然の1番人気馬

リアアメリアが、まさかの6着に惨敗。

香港では日本馬がGⅠを3勝する目覚ましい活躍を見せましたが

日本では馬連が万馬券と波乱のGⅠ戦線となりました。

そういった流れから今年の朝日杯で1番人気馬に想定されている

サリオスは果たして大丈夫かと不安視する声もちらほらあるようです。

それならば、前走GⅡ京王杯2歳Sを完勝のタイセイビジョンの方が

良いのではという声もあるようです。

何と言っても、レコード勝ちの上に2着馬とは0.3秒差。

さらに上がり最速のおまけつき。

内容的に見れば、文句なしといったレースぶりで

当然朝日杯でも人気になるであろう有力馬の1頭。

サリオスかタイセイビジョンか?

軸馬選択が難しい2頭ですが、大きな変化が

どちらの馬にもあります。

それは、鞍上の乗り替わり。

サリオスは、世界の名手ライアン・ムーア騎手

が鞍上となります。

前走が石橋騎手でしたので、間違いなくこの乗り替わりは

鞍上強化と言えるでしょう。

また前走は先週阪神ジュベナイルフィリーズ3着馬の

グラヴァシュドールに一旦詰め寄られて明らかに

向こうの方が手応えが良さそうに見えました。

ところが、サリオスはそこからエンジンを再加速し

突き抜けるという相当強いレースをしました。

あれは、並の馬では出来ない芸当です。

能力値が相当高い馬。

その馬に最高の騎手が乗るわけですから、先週の

リアアメリアのような事にはならないでしょう。

追い込みタイプの馬でもないですしね。

一方のタイセイビジョンですが、こちらは

ルメール騎手から武豊騎手への乗り替わりとなります。

ルメール騎手は、ラウダシオンに騎乗予定。

同じノーザンファーム生産馬であり、今回こちらを選択

したのですから、おそらくルメール騎手はタイセイビジョンより

ラウダシオンの方に魅力を感じているのでしょう。

ただ、ラウダシオンもこれまで2勝を挙げているとはいえ、前走は

不良馬場、小倉2歳S(G3)も重馬場と時計の出る馬場の持ちタイムに

加え、マイル戦を使った事もないのでまだ何とも言えない存在。

ですが、タイセイビジョンがある意味鞍上弱化なのに対し、サリオスは

文句なしに鞍上強化なのですから、素直にサリオスで良いでしょう。

また魅力は脚質にもあります。

前の記事に現代の競馬は、先行か好位差しでなければ、一流には

なれないと書きました。もちろん逃げ馬でも良いでしょうけれど。

やはり、後ろからでは展開待ちになってしまいますからね。

そして、サリオスの良い所は、何と言っても2戦ともマイル戦

を使っていて、さらに上りの脚も素晴らしい。

また前走はレコード勝ちであり、良く前走レコード勝ちの馬は

次走いらないなんて言葉も聞きますが、今や芝コンディションで

レコードは出やすくなってますからあまり気にしなくて良いでしょう。

今週のGⅠは一番人気サリオスで不動です。

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