2019年GⅠマイルCS。ダノンプレミアムVSダノンキングリー!

王者復活ダノンプレミアム!

GⅠ6勝牝馬アーモンドアイ、昨年の有馬記念覇者ブラストワンピース

天皇賞春優勝馬フィエールマンなど最強世代と言われる中にあって

欠かせない存在。

それは、ダノンプレミアム!

2歳時には、朝日杯を制し無傷の3連勝。

さらに次走の弥生賞も勝ち、3歳時の春先までは、相当な名馬になると

期待されていた馬ですが、その後は皐月賞回避から少しずつ暗雲が

立ち込め、ぶっつけ本番のダービーは6着。

2歳王者も、もう終わってしまったかと思えるほど

その後は、長い休養期間となりました。

そして、ようやくターフに戻ってきたのは、4歳春。GⅡ金鯱賞。

10か月ぶりの実戦という事もあり、距離も2000mだった事から

もしかすると、馬券外もあるのではと思っていました。

メンバーもGⅠ級の馬がかなり揃っていましたので、勝つのは厳しいと

予想していましたが、結果は堂々の完勝。

これは、強い!そう思わせるほどの圧倒的な勝利でした。

復活を遂げたダノンプレミアムは、次走のマイラーズカップも余裕の勝利。

そして、勢いそのままに迎えた安田記念。

ここに同世代最強馬のアーモンドアイが参戦。

そのため、ダノンプレミアムは2番人気の支持となりましたが、

マイル戦ならば、ひょっとして勝てるのではと思っていました。

しかし、レースでは思わぬアクシデントが発生!

大外枠のロジクライがスタート直後にダノンプレミアムに寄っていった

事そして、ある意味進路カットに近い事をしてしまったために

川田騎手は馬を引かざるを得なくなりました。

これにより、馬の走る闘争心が失われた影響もあってか結果は16着の大敗。

直線途中で手ごたえを感じなくなったのか、残り1ハロンでは

もう川田騎手も追うのを辞めてました。

さらにレース後、川田騎手が下馬するシーンもあり、もしかして

故障かとも思われましたが、無事だった模様。

そんなわけで全く本来の力を出し切れなかったダノンプレミアム

でしたが、休養を挟んで天皇賞秋へ参戦。

ここで再びアーモンドアイとの対決。

結果は、アーモンドアイには及びませんでしたが、2着を確保。

正直あまり得意とは言えない距離で、アーモンドアイは仕方ないと

しても他のGⅠ馬達を負かした内容は大きかったと言えます。

今回は、関西圏の競馬であり、尚且つ得意のマイル戦。

相手関係も一気に楽になりますし、安田記念のような大きな不利が

ない限りは、いよいよGⅠ2勝目があって良い頃でしょう。

川田騎手も、ダノンプレミアムには相当な思い入れがあるでしょうから

ここは何としても勝たなければいけない一戦と言えるでしょう。

怖い相手はただ1頭。ダノンキングリー!

最強3歳馬ダノンキングリー!

GⅠこそまだ獲っていませんが、現3歳馬の中で

この馬が最強馬だと確信しています。

皐月賞はタイム差なしの3着。

ダービーもタイム差なしの2着。

この結果を見る限り、言い方は良くないかもしれませんが

マーフィやスミヨンクラスの騎手が乗っていたら2冠馬と

なっていた可能性は高いと言えます。

それだけの器の馬。

そして、前走の毎日王冠は、並の馬ならスタートでもう

1着はほぼ無理という位置から、上り最速で余裕の完勝。

その上りも他馬とは1秒近くも違う異次元の末脚を

使っているのですから、まさに強さは本物。

夏を越して馬がさらに成長したのでしょう。

秋天のサートゥルナーリアが案外だっただけに

今3歳馬の中で最強と言えるのは、ダノンキングリーでしょう。

今回は、戸崎騎手が乗れませんので、横山典弘騎手が鞍上を

務めますが、同馬の力を出し切れば、勝ち負けは濃厚でしょう。

同馬もダノンプレミアム同様、大きな不利を受けない限りは

間違いない末脚を使える馬ですので、凡走はないと言えます。

今回は、マーフィ騎手ビュイック騎手ムーア騎手スミヨン騎手と

名立たる外国人騎手も参戦していますが、馬の力は完全に2頭が

抜けていますので、間に入るのは厳しいでしょう。

外国人騎手の騎乗馬について。

アルアインには、ムーア騎手が騎乗しますが

正直今年の大阪杯勝ちはありますが、前走の

秋天を見る限りでは、馬の力が落ちた感があります。

馬場が渋ればワンチャンスくらいはあるかもしれませんが

良馬場なら厳しいでしょう。

ダイアトニックには、スミヨン騎手が騎乗しますが

前走GⅡスワンSを勝ったとはいえ、メンバーレベルは

GⅢレベルでした。

マイル戦での実績も薄く良くて3着。

プリモシーンには、昨年スティルヴィオで優勝したビュイック騎手が騎乗。

ヴィクトリアマイル2着時の走りが出来るならば、好勝負には

なりそうですが、前走の負け方がかなり不安材料。

距離適性がなかったとしても、流石に負けすぎで

一気に衰えた可能性も。

ペルシアンナイトには、マーフィ騎手が騎乗しますが

一昨年昨年と好走している舞台も、力落ち感はぬぐえず

メンバー的にも騎乗力では補えないのかなと見ています。

レイエンダのルメール騎手にしても、前走のスミヨン騎手以上の

パフォーマンスは望めず厳しいでしょう。

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