ペースメーカーはメイショウテッコンの武豊。
3月23日(土)の中山メインは、GⅡ日経賞。
芝2500m戦。
このレースでペースを握るのは、
武豊騎手騎乗のメイショウテッコン。
何度も逃げ馬を好走させる事に定評のある
逃げのスペシャリスト武豊騎手が乗る事は
この馬にとってはかなりプラス。
武騎手に関しては、他の記事でも何度か書いていますが
近年は、特に重賞で差し追い込み馬で勝ちきれないという
印象が強いですが、事逃げ馬に限ってはやはり一級品。
抜群のペース力を持っており、馬との呼吸もピッタリ。
武豊騎手の逃げ馬だけは、軽視できないのです。
そして、メイショウテッコンと言えば、前走は出遅れたので
参考外、そして菊花賞は距離の問題もあり、こちらも参考外。
しかし、昨年秋の神戸新聞杯では、終始ワンペースを保っての逃げで
エタリオウとは、タイム差なしの3着と好走しました。
また、あの時の鞍上は松山騎手でしたが、今回は武騎手。
逃げならば、確実に武騎手の方が腕は上でしょう。
対するエタリオウは、ミルコが乗りますが、馬の成長力に差が
なければ、逆転も可能と言えます。
またエタリオウは、追い込み馬であり、今の中山は逃げ先行馬有利の
馬場状況となっており、なかなか前が止まらない馬場です。
先行馬が少ない組み合わせでもあり、メイショウテッコンが楽に逃げれる
展開となれば、追い込み馬のエタリオウにとっては厳しいかもしれません。
ですが、とは言ってもエタリオウの安定度はピカイチ。
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エタリオウ。そろそろシルバーコレクター脱出。
そんなエタリオウですが、これまで9戦して2着が6回という
安定度は高く、軸馬には最適な馬であるものの、中々勝ちきれない
所がネックな馬。
昨年は、菊花賞で2番人気に推され、あともう少しという所で
ゴール前僅かにフィエールマンに交わされ、無念の2着。
ミルコも相当悔しかった様子。
しかし、そろそろシルバーコレクターも脱出したい頃。
今回はメンバーも手薄なので、勝利のチャンスは十分に
ありますが、この馬の欠点の一つは、やはり脚質。
差す末脚は、もちろん素晴らしいのですが、展開によっては
なかなか前に届かなかったり、早仕掛けになると逆に詰めが
甘くなったりと意外に乗り難しい面があるのかもしれません。
デムーロ騎手もその辺は、分かっているし、同馬の素質も高く
評価していると思いますが、あと一歩足りない競馬が続いているので
若干のフラストレーションはあるでしょう。
ただ、今回はあまり強くないメンバーだけに
きっちり勝っておきたいところ。
賞金も加算して、堂々とGⅠ戦線で勝負したいでしょう。
今回はメイショウテッコンとエタリオウ以外に
2頭を入れての4頭BOXが面白そうですね。
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有力馬2頭。
1頭目はルックトゥワイス。
昨年は、これまでずっとこだわっていた左回りコースから
右回りコースも使うようになりました。
陣営の判断から見て、余程左回りではないと走らないのだろうと
思っていたら、結果は全く違いました。
いや、むしろ右回りの方がいいんじゃないの?と思えるくらい
ここ2戦の右回りコースの適性はハンパないです。
おそらく陣営も、早く右回り使っておけば良かったと
かなり後悔してるのではないでしょうか。
今回は、準OP特別で圧勝した同舞台。
今の力ならば、もしかすると勝つかもしれません。
戸崎騎手も先週の阪神大賞典で好騎乗を見せ、波に
乗っている感じがしますからね。
準OP勝利時のように、ある程度前目で競馬を
してほしいですね。
今回ひょっとすると、伏兵ルックトゥワイスが
重賞制覇してしまうかもしれません。
2頭目は、クリンチャー。
正直ヨーロッパで厳しいくらいの競馬を
してきて、有馬記念も凡走とメンタル面での
不安はかき消せない所があります。
ですが、本来の実力であれば、展開面も良さそうで
好走があっても不思議ではない馬。
ペースも安定して流れそうですし、復活があるとすれば
ここでしょうね。
もし、ここで凡走するようであれば、当分は見送って
良いと判断出来るでしょう。
試金石の一戦。
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