主戦に戻して上昇ステイフーリッシュ!
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2019年6月1日(土)は、阪神メインGⅢ鳴尾記念が
行われます。芝2000m戦。
ここで注目したい1頭がステイフーリッシュ!
前走の大阪杯は、メンバーも強い上にスローペースを
後方からの競馬と度外視して良い内容。
しかし、今回はGⅠレベルの馬は1頭もおらず、相手関係は
大阪杯と比べ物にならないほど楽なメンバー構成。
鞍上も主戦とも言える藤岡祐介騎手に戻しての一戦。
藤岡祐介騎手とステイフーリッシュとの相性は抜群で
これまで5戦に渡り、コンビを組んでいますが馬券外と
なったのは一度だけ。それもGⅠ菊花賞のみ。
他のレースではすべて馬券内に絡んでおり、いずれも重賞競走。
ベストコースは、京都も中山や阪神でも好走実績はあり、直線に
坂のあるコースが全くダメというタイプではない。
さらに今回は開幕週の阪神コースで早い時計は歓迎といったタイプの馬。
まず馬券内は堅い馬と言えるでしょう。
距離2000mもこの馬もベスト条件と言えます。
好勝負必至でしょう。
良血開花タニノフランケル。
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偉大なる母ウォッカの子。
そのウォッカですが、残念な事に今年の4月1日に
亡くなってしまいました。
タニノフランケルは、ウォッカが生んだ唯一の
最初で最後の牡馬という事になります。(日本で走る子の中で)
ウォッカに華をそえるという点においても、長男として
今回の一戦は何としても勝ちたい所でしょう。
そして、今回優勝請負人として指名された騎手は、武豊騎手。
武騎手と言えば、ウォッカとコンビを組み、天皇賞秋、ヴィクトリアマイル
安田記念のGⅠ3勝を挙げました。
ここで忘れられないのが、安田記念優勝時の武騎手のインタビュー。
武騎手は自分が上手く乗れなかったという言葉を滅多に口にする
騎手ではありませんが、この安田記念の時は後にも先にもないくらい
武騎手が馬に助けられたという言葉を口にしていました。
ウォッカと言う馬に最高の賞賛を送ったのです。
そんなウォッカの子に武騎手が乗るというのも、きっと
武騎手自身も今回ばかりは、感慨深い思いがあるでしょう。
何となくですが、武騎手が勝利ジョッキーインタビューの壇上に
立って、ウォッカへのはなむけのレースにしたかったと言いそうな
雰囲気は感じますね。
そんなドラマを競馬ファンも望んでいるのかもしれません。
ウォッカの遺伝を途絶えさせないためにも、何とか
タニノフランケルにはGⅠを勝てるまでの馬に成長して欲しい。
見応えのある一戦となりそうです。