2019年GⅢシリウスS!ロードゴラッソが初重賞制覇!!

シリウスS。ロードゴラッソが勝利!

2019年9月29日(土)阪神ダート2000m重賞。

GⅢシリウスステークスが開催されました。

出走頭数14頭立てて行われたレースを見事制したのは

ロードゴラッソ!鞍上は藤岡祐介騎手。

グリムやリアンヴェリテ、テルペリオンなど逃げ先行馬が

続々回避した事で、先行馬有利の展開になると想定して

ロードゴラッソは対抗馬に挙げていましたが、展開は

想定していたよりも早い流れになりました。

途中から本命に抜擢した鞍上松山騎手のメイショウワザシが予想通りの

逃げを展開し、楽逃げでしっかり粘りこめる流れと思いきや

なぜか外目から池添騎手のヤマカツライデンがグイグイと推して

競りかける展開になりました。

これにより、当然ながら逃げてこそのメイショウワザシは、

先頭を譲るはずもなく、流れが比較的早くなってしまいました。

そして、競りかけたヤマカツライデンは、レースが終わってみれば

勝ち馬から4秒3差の14着。

3コーナー手前で、もう手ごたえが無い状態でしたからね。

しかし、そんな前を見据えて、ロードゴラッソは無理に前に行かず

逃げ先行勢4頭としばらく離れた位置の5番手を追走。

藤岡祐介騎手も、前走のマーキュリーカップの騎乗を踏まえて

今回は終始冷静なレース運びでした。

そして、3コーナー手前付近から、後続馬が動き並びかけて来るのを

十分に待ってから、進出を開始。

最後は一気に抜け出すと、長く脚を使っていた後続馬の脚が止まった事も

あり、2着のアングライフェンを首差退けての優勝。

渾身の騎乗だったと言えるでしょう。

粘り切っての3着。メイショウワザシ!

今回本命馬に挙げていたメイショウワザシですが、

前半は終始ヤマカツライデンに競りかけられ、かなり

厳しい流れとなりましたが、直線ではまた盛り返しての3着。

良く粘り切った強いレース内容でした。

競馬にもしはないですが、ヤマカツライデンに競りかけられる事なく

レースが出来たなら、勝ちまで見えた内容だったと言えます。

やはり、この馬は逃げるとしぶといですね。

これだけのレースが出来たのですから、これからも目が離せない1頭と言えます。

他の有力馬について。

今回有力馬に挙げたマッスルビーチですが、やはり斤量50キロでOPクラスの馬とは

力差があったようですね。それでも、福永騎手であったら、もう少し着順は上に

持ってこれたかもしれませんね。

まあこれからは、自己条件に戻り、ゆっくり力をつけて欲しいです。

タイムフライヤーは、前走初ダートのエルムSで、太目残り状態で

まずまずの走りを見せたので、今回好仕上げとルメール騎手鞍上も相まって

過剰人気になりましたが、結果は6着。

ダート慣れももう少し必要なのかもしれませんが、現時点では強い馬になる

要素は低いと見ます。近親にダートで活躍したタイムパラドックスがいる血統

だけに、注目されていたのでしょうけれど、2歳時の強さが印象にあるだけで

その後は、掲示板がやっとのレース。

重賞レースで大負けをしていない点は、ソコソコ力があるのでしょうけれど

3着までにも入れないわけですから、イマイチ評価できない馬です。

ただ先行力はあるので、展開が向けば、人気が落ちた頃に狙い目のレースが

ありそうです。

人気のモズアトラクションは、12着。

ちょっと負けすぎですね。斤量がこたえたのか、状態面も良くなかったのか

何とも言えません。

ヤマカツライデンについて。

ヤマカツライデンと言えば、逃げ馬のイメージがありますが

今回は久々のダートに加え、ダートは未勝利しか勝った事のない馬。

それを考えると、無理にメイショウワザシに競りかけず

離れた2番手で良かったのではという見方も出来ます。

実際、前半で行き過ぎたヤマカツライデンは、

直線に入る前に最後方。

池添騎手がちょっと強引に行き過ぎた感はありますが

もしかすると、前走タイムフライヤーに乗っていた事と

関係があるのかなと思いました。

タイムフライヤーの前走後の池添騎手の話だと、余裕のある馬体で

臨んであれだけの走りが出来たので、しっかり絞って仕上げてたら

勝ってたかもしれない。

そのコメントの内容から、次走も自分が乗れると想定していたのかもしれませんね。

でも、ルメール騎手へとスイッチ。

そうなれば、今回先行する事が濃厚だったタイムフライヤーに

楽な競馬をさせまいと、若干の忖度が生まれた

としても不思議ではありません。

まあこれは、自分の勝手な見解ですけどねw

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