インティの取捨て。
2月17日（日）に行われるGⅠフェブラリーSで3頭有力馬を上げると
すれば、まずはこのインティそして、ゴールドドリーム、
オメガパフュームでしょう。
その中でも、一番の注目馬は、インティ。
何と言っても、未勝利戦から破竹の5連勝で一気のOP入りをしたかと思えば、
前走の東海S（GⅡ）では、圧巻のパフォーマンスを見せ完勝。
他馬に付け入る隙を与えない見事な勝利でした。
そして、6連勝の勢いを引っ提げて堂々とGⅠ戦へ出走表明。
今回のフェブラリーSでも、おそらくゴールドドリームと
人気を分け合いし烈な1番人気争いの候補となるでしょう。
しかし、問題はこれまで揉まれた競馬をしていないという事と
冬場の東京の馬場は、砂が深いという事が不安材料として挙げられます。
分かりやすい例で言えば、一昨年のチャンピオンズカップで2着馬の
テイエムジンソク。インティもある意味この馬に脚質的には近い馬。
昨年のフェブラリーSは、前走東海Sでの完勝もあって
テイエムジンソクも2番人気と高い支持を受けました。
ところが終わってみれば、ハイペースと初のマイル戦、そして東京の
砂の深いダートの前に１２着と大敗しました。
インティに関しては、テイエムジンソクよりもスピードがありそうなので
マイル戦は、おそらく苦にしないと思いますが、GⅠで人気馬となれば、
ノーマークはないでしょう。
さらに東京も初コース、マイルも初距離となれば、そんなに簡単に
勝利できる条件とはいかない気がします。
特に他馬から、何度も突かれたり、ピタリと貼りつかれるような感じで
窮屈な走りをさせられた場合、もろさを露呈する可能性もあります。
ただ、一つすべてをクリアするとすれば、馬場状況が変わって
良馬場ではなく、重馬場でやった場合です。
スピードタイプの馬ですので、早い時計は歓迎ですから
雨が降れば、インティにとってはかなりチャンスと言えそうな気がします。
ですが、馬場コンディションが砂の深い良馬場ダートならば、インティの
スピードが活かせなくなる恐れがあり、もしかすると大敗もありえると言えます。
ですが、ここで勝ったら一気にダート界の王と言える存在になるでしょう。
楽しみですね。
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安定のゴールドドリーム。
ゴールドドリームにとっては、ルヴァンスレーヴが不在の中で
今回のフェブラリーSは、何としても勝ちたい所でしょう。
昨年の東京大賞典は、オメガパフュームに負けてしまいましたが
やはり、この馬の本来の持ち味を生かす舞台は、東京ダートのマイル。
昨年のフェブラリーSは、ハイペースになりすぎた事とムーア騎手も
勝利を確信して、直線では少し余裕を持ち過ぎた事もあり、ノンコノユメに
差し切られてしまいました。
しかし、今回は昨年まではハイペースにはならないでしょうし
ルメール騎手もしっかりポイントを決めて乗って来るでしょうから、まず
前回のフェブラリーSのような事はないでしょう。
一番気になる点は、まず前を行くインティでしょうね。
この馬が前でどのくらいの競馬をするかによって、ゴールドドリームも
ポジションを考えなければいけないでしょう。
まあその点はルメール騎手なので、心配ないでしょう。
そして、やはりゴールドドリームが有力馬3頭の中では、
一番の安定勢力と言えます。
近走は、スタートの悪さも解消され、操縦性がかなり高い馬へと
成長しました。マイルもベストの舞台で、フェブラリーS2勝目も近いと言えそうです。
馬場は不問ですが、出来ればインティの事を考えるなら、良馬場が理想でしょう。
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オメガパフューム。東京マイルは経験済みも。
そして、3頭目の有力馬オメガパフューム。
昨年は、ジャパンダートダービー、JBCクラシックともに2着。
そして、暮れの東京大賞典で優勝とルヴァスレーヴに次ぐ3歳馬と
して、素晴らしい活躍を見せました。
今回のフェブラリーSは、おそらく前走と同じく鞍上は、ミルコ・デムーロ騎手。
ルヴァンスレーヴが、このレースとドバイを回避した事で、明け4歳として
ダート最強世代を担うべく、ここも勝ちたいところでしょう。
ですが、やはりこの馬にとってマイル戦は、少し短いという印象があります。
１８００ｍ戦もベストではなく、この馬のベスト距離は２０００ｍ前後。
マイルのスピードに対応出来るか、ちょっと微妙です。
また雨馬場などで時計が早くなれば、もっと対応には苦戦しそう。
時計の掛かる展開でも、1着はかなり厳しいと見ています。
果たしてどんなレースをするか、マイルでも好走出来れば
いよいよルヴァスレーヴ超えも見えてきそう。
とにかく楽しみな一戦です。
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