2019勝ち鞍が伸びないミルコ・デムーロ騎手は果たして不調か?

ミルコ・デムーロ騎手が不調の原因とは?

ミルコ・デムーロ騎手と言えば、競馬ファンなら誰でも感じているのが

勝負強く、ミルコマジックとも言えるくらい素晴らしい騎乗をする

外国人ジョッキー。

イメージとしては、いつも陽気で明るく時に熱いハートを持ち

日本が大好きなイタリア人。

GⅠレースに滅法強く、勢いがつくともう誰も止められないと

いった具合で、またミルコというアナウンスも記憶に残ってしまう

くらい波に乗ると手が付けられない騎手でもあります。

日本競馬界のレジェンド武豊騎手もデムーロ騎手の事を

空気の読めない外国人騎手とある意味誉め言葉を送っていますw

しかし、そんなデムーロ騎手ですが、2019のここまでの成績は

9月8日時点で65勝と明らかに前年と比較するとかなり勝ち鞍が

減っています。

ファンの間では、持病の腰痛が悪化していて成績が振るわないのでは

という話も出ていて今期は夏を休暇に充てるのではという噂まで

飛び交いました。

私も当初はそう思っていた節があったのですが、良く考えて見れば

そもそも持病の腰痛なんてのは、今期で無くてもあったわけですから

本当に悪化して騎乗できる状態でなければ、乗るはずがないですよね。

確かに全く影響がない事象ではないでしょうけれど、腰痛が大きな

原因とは言い難いでしょう。

それでは、もっとも大きな原因とは何でしょうとなった時に

やはり一つの事案が浮かびます。

ミルコの勝ち鞍が減った大きな理由。

ミルコ・デムーロ騎手の今期の成績は、これまで401騎乗して

1着が65回2着が53回3着が58回そして残りの225回が

4着以下という数字です。

勝率は1割6分2厘、連対率は2割9分4厘、複勝率は4割3分4厘

となっています。

この数字を見て思った事は、あれっ?勝ち鞍は前年と比べると大きく

落ちているけれど、複勝率などを見る限りはそんなに悪い成績ではないな。

確かにミルコ・デムーロ騎手のこれまでのポテンシャルを考えれば

良くはない成績なのかもしれませんが、リーディング5位にしては

内容が良いのです。

これを踏まえると、やはり勝ち鞍の減った一番の要因は、エージェントの変更。

やはり、この部分しか思いつかないのです。

今年の4月までは、川田騎手と同じエージェントの井上氏と契約を

していたようですが、川田騎手の方に良い馬が多く回る事もあったのか

この辺は何とも言えない所ですが、結果デムーロ騎手はエージェントを変更。

現在は、北村友一騎手と同じエージェントの大谷氏と契約を結んでいます。

これ以降、GⅠではアドマイヤマーズやラブズオンリーユーなどで

タイトルは獲ったものの、それ以降は、GⅠはおろか他の重賞も勝てていません。

ですが、前項の成績を見る限りでは、デムーロ騎手の騎乗力が落ちて

いる印象はあまりなく、正直騎乗する馬の質が落ちているという印象です。

以前のようにミルコが乗れば、勝つだろうと思える馬に乗れている

イメージが少ないと言えます。

一応それでも3着以内には結構来ているのでしょうが、勝つまでには

至らないというのが現在の成績に現れていると言えます。

そして、デムーロ騎手の勝ち鞍が他の騎手に流れていて

今期はデムーロ騎手より、リーディング上位の騎手が

その恩恵を受けていると言えます。

ノーザンファーム生産馬への騎乗減。

現在は、何と言ってもノーザンファーム生産馬の全盛期。

特に外厩のノーザンファーム天栄、しがらき仕上げの馬は

多数のGⅠ馬を生み出しており、いかにノーザンファーム生産馬に

乗れるかが騎手の重要なポイントとなっています。

ですが、やはり今期のデムーロ騎手は、全く乗れてないとは

言いませんが、一頃と比べると明らかにノーザンファーム生産馬の

騎乗が減っていると言えます。

もし、今後今お手馬としているGⅠ馬達も乗れなくなってしまうと

なれば、デムーロ騎手にとってはかなり辛い状況になるでしょう。

デムーロ騎手と言えば、今年初め衝撃的だったのが、

サートゥルナーリアからの降板。

デムーロ騎手も相当ショックだったのではないでしょうか。

まああくまでも推測ではありますが、この事がノーザンと

デムーロ騎手との関に何かが生じたのではと考えてしまいます。

デムーロファンとしては、また強い馬でGⅠをバシバシ勝つ強いミルコが

見たいので、何とか今の状況が変わって欲しい所です。

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