格が違うタワーオブロンドン!
2019年5月11日(土)は東京メインGⅡ京王杯
スプリングカップが行われます。
芝1400m戦。
ここに、いよいよ満を持して登場してくるのが
タワーオブロンドン!
この馬に関しては何度かブログでも書きましたが
やはり、マイルではかなり厳しい。
陣営的には、マイルにこだわりたかったのか
とにかくマイル戦に出走させたい気持ちが強かった
ように思われます。
おそらく調教もマイル戦重視の調教を行ってきたのでは
ないでしょうか。
確かに朝日杯3着、アーリントンカップ1着と良績は
ありますが、個人的には逆にこの事がマイルへ固執する
原因ともなってしまったのではないかと思っています。
ですが、タワーオブロンドンの馬体は、胴が詰まっていて
筋骨隆々の、まさにスプリント体型!
マイルでは、力が温存しきれない馬体と言えます。
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それがはっきりと分かるのが、近走の2レース。
前々走のキャピタルSは、スローの上り勝負でしたので
道中ゆったりとスタミナを温存して走れた結果、直線の
末脚をしっかり使えることが出来ました。
しかし、前走の東京新聞杯は、ハイペース。
道中息を入れる事が出来なかったタワーオブロンドンは
直線ではすでにスタミナがなく、当然上りの脚も使えず
に失速。
それでも5着に入っているのは能力が高い証拠でしょう。
ですが、キャピタルSも好走とはいえ、2着だった事を
考えると、ベストな走りが出来てもマイルでは限界が
見えてしまっているのが現状と言えます。
これらの結果を踏まえても、今回1400m戦で1ハロン短く
なるのは、タワーロブロンドンにとってプラス材料しかありません。
正直スプリント戦の方がかなり魅力を感じる馬ですが
1400m戦でもベストパフォーマンスは見せれると
思います。
マイルとは、完全に別馬の走りをするはずです。
現に2歳時とはいえ、1400m戦では他馬を全く
寄せ付けない力強い勝ち方をしています。
そして、1400m戦の2戦は、いずれも最速上りでの勝利。
もちろん、今回は2歳時の頃とはレベルの違うメンバーが
いるわけですが、それでもタワーオブロンドンも成長している
わけで、全く負ける気がしません。
ルメール騎手からレーン騎手へ。
今回の鞍上は、乗りなれたルメール騎手が騎乗停止のため
レーン騎手が鞍上を務める事になりますが、全く問題ないでしょう。
レーン騎手も日本の競馬が合っているようで、来日してバシバシ
勝ちまくっていますからね。
鞍上の腕も確かで、馬の能力も高いとなれば、まず負けないでしょう。
サートゥルナーリアもレーン騎手ですし、レーン騎手にとっては
最高の時期に来日したと言えますね。
まずは、タワーオブロンドンでしっかり結果を出し
ここにレーン騎手ありを見せてほしいですね。
ちなみにタワーオブロンドンですが、前走の東京新聞杯後は
外厩ミッドウェイFで調整され、帰厩。
かなり良い仕上がげとなっている模様です。
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タワーオブロンドンの相手候補。
そのタワーオブロンドンの相手候補ですが、
やはり1番手は、前走の阪急杯で2着のレッツゴードンキに
乗っていた岩田騎手がビックリしたというスマートオーディン。
岩田騎手も勝ちを確信したらしいのですが、とんでもない
末脚で突き抜けてきたスマートオーディンに本当驚いていたそうです。
今回も前走同様、外厩ノーザンファームしがらきで調整後の一戦。
またあの鋭い末脚を使ってくる事を考えれば、一番侮れない存在。
しかし、今回の鞍上は藤岡祐介騎手から池添騎手へと乗り替わり。
この点は少し気懸かりですね。
前走がフロックではなく、完全復活だとすればここでも好勝負でしょう。
2番手は、サトノアレス。
前走の東京新聞杯は、インをついて見事3着。
勝ったインディチャンプとの差も僅かで、やはり東京は
走る印象。今回も引き続き柴山騎手が継続騎乗。
展開次第では、好勝負になるでしょう。
3番手は、ロジクライ。
近走は、気性面の影響もあり、マイルは良くないとの事で
距離短縮を図ってきました。
前走の高松宮記念も8着には敗れているものの、鞍上のルメール騎手も
不利がなければ、かなり上の着順でゴールしていたと言ってましたので
距離短縮は、マイナスではないようです。
ベストな走りが出来れば、まだ見限れない馬です。
4番手は、ロードクエスト。
正直少し足りない印象はあるのですが、今回の鞍上はミルコ。
ロードクエストとミルコの相性は抜群でこれまで2戦2勝。
ミルコが乗った時は、負けなしです。
鞍上との相性を含めると、軽視できないですね。
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