2019金鯱賞。GⅠ牡馬を一蹴!リスグラシューが飛んでくる!

GⅠ並の豪華メンバー、でもリスグラシュー。

2019年3月10日(日)は、中京メインGⅡ

金鯱賞が行われます。

2019年2月24日の中山記念もGⅠ馬が5頭集結する

など、かなり豪華なメンバーでしたが、今回の金鯱賞も

中山記念に劣らぬ凄いメンバー構成となりそうです。

またこのレースには、注目の上り馬エアウィンザーも

出走してくるとあってかなりの混戦が予想されます。

そんな中でも注目しているのは、牝馬リスグラシュー!

ずっとシルバーコレクターと言われ続けてきた馬が

昨年の秋モレイラ騎手が鞍上となって、ついに能力を

開花させました。

エリザベス女王杯では、もはやクロコスミアの逃げ切りが

決まったかと思われたその時、後方から1頭だけ矢のように

飛んできた馬がいました。

それが、まさしくリスグラシューでした。

GⅠで初のゴールドメダルを獲得し、勢いそのままに

臨んだ香港ヴァーズでは、後少しまで勝ち馬に迫った

ものの届かず2着。

しかし、明らかに馬が変わってきたと言えるでしょう。

今回はモレイラ騎手ではなく、シュタルケ騎手ですが

今のリスグラシューならば、このメンバー相手でも

勝負になりそう。

また仕上がりも早い馬で、休み明け初戦でも力を出し切れるのが

この馬の良いところ。

さらに3月になってからは、1月2月が嘘だったのように

天気予報は雨が多くなっています。

リスグラシューにとって恵みの雨とも言える馬場状況に

なれば、さらに勝利のチャンスが増えそうです。

それでは、他の有力馬についても、

チェックしていきたいと思います。

スポンサーリンク


まずはGⅠ馬について。

リスグラシューは置いておき、他のGⅠ馬4頭に

ついて、少し分析していきたいと思います。

アルアイン。

1600m~2200mまでと結構幅広い距離で

GⅠでも好走してくる実力馬。

スローの瞬発力勝負には、向かないタイプですが

とにかく持久力勝負には滅法強い馬。

しかし、好走はするものの決め手の脚が足りない

ためか、なかなか勝ちきれないという面もあります。

今回の鞍上は北村友一騎手。好走はするでしょうけれど

勝ち切るまでは、疑問。

また、次走GⅠが控えていますので、ここの仕上げは当然

7.8分程度でしょう。

エアウィンザー。

一昨年までは、安定して走るものの、なかなか勝ちきれない

イメージの印象でしたが、昨年は5月の準OP特別むらさき賞を

皮切りに4連勝!!

2連勝を決め、OPに上がった時は、流石にどうだろうかと思って

いましたが、むしろOPに上がってからの方が馬の強さが激変した

感じでした。

OP特別のカシオペアSでは、グリュイエールやトリコロールブルーなど

GⅢでも好走実績のある馬を楽に突き放しての完勝。

そして、圧巻だったのが前走のGⅢチャレンジC!!

このレースには、GⅡ馬のステイフーリッシュやダンビュライトも

出走していましたが、全く相手にせずと言った感じで、2着馬

マウントゴールドに0.5秒も差をつけての圧勝劇を演じて見せました。

この強さは、本物と言ってよいでしょう。

ついに良血開花。今年はGⅠ戦でもかなり楽しみな1頭となりそうです。

今回は一気にメンバーが強くなりますが、ここで勝ち切るような事が

あれば、もうGⅠ獲りも目の前と言えそうです。

ただ、一つ気になった点は、この馬に何度も乗っていたミルコ・デムーロ騎手が

乗らないという事。前走圧勝したレースも鞍上はミルコだっただけに、GⅠ馬

相手だと厳しいという見方になったのかもしれません。

いずれにしても、今回のレースでエアウィンザーが

通用するか、計れる事は確かでしょうね。

鞍上は武豊騎手。

ギベオン。

前走のGⅢ中日新聞杯は、C・デムーロ騎手を背にしっかり勝ち切りました。

ですが、相手関係を見ると、正直レベル的には低いメンバ―構成でした。

最後は、8歳馬のショウナンバッハに詰め寄られており、内容的には

勝ったものの、今回のGⅠレース並のメンバーとやってどうかという印象。

ただ、この馬には当初ルメール騎手が騎乗予定だったという事で

流石に見込みのない馬にルメール騎手が乗ってくるわけはないので

中日新聞杯が、あまり良い状態でない中での勝利なら前進が見込めそうです。

距離はやはり少し長い気がします。

鞍上は田辺騎手。

サトノワルキューレ。

今回は、約半年ぶりのレース。

昨年は、春の激走の反動があったのか、ローズSでは

1番人気に推されるも6着。

成長力という点においても、疑問が残るレースでした。

今回は、休み明け初戦でいきなりGⅠ級の馬との対戦。

かなり厳しいと見ます。

掲示板に乗れれば良い方ではないでしょうか。

鞍上は四位騎手。

タニノフランケル。

逃げ先行脚質が開花して、近走は

安定して走れるようになりました。

GⅢでも好走していて、確実に力をつけている印象。

しかし、今回はGⅠ馬相手のレース。

ここでは、厳しいでしょう。

鞍上は吉田隼人騎手。

スポンサーリンク


ダノンプレミアム。

昨年のダービー以来、実に約10か月ぶりの実戦。

2歳時は、敵なしの印象が記憶に残るほど、けた違いの

強さでしたが、その後は3歳春に弥生賞を勝つも、順調に

レースを使うことが出来ず、ダービーも6着に敗れました。

現在は、どれくらい成長しているのか分かりませんが、

3歳春当時は、2000mでも長いのではと言われていた馬。

気性面の成長があれば、大丈夫だとは思いますが

長期休養明けの初戦が、いきなりGⅠ並みのレースですから

楽ではないでしょう。

また今回は、馬の状態も様子を見ながらといった感も

ぬぐえず、おそらく無理はさせないでしょうから、

凡走も十分あり得ると見ています。

鞍上は、川田騎手。

ペルシアンナイト。

昨年は、大阪杯2着。マイルCS2着と2年連続マイルCS

勝利とはなりませんでしたが、力のあるところを見せました。

本質的には、マイルが一番合う馬なのでしょうが、2000m

でも、中々のポテンシャルを発揮できる馬。

ただ今回は休み明け初戦の2000m戦。

過去のレースを見ても、休み明け初戦はあまり走らない

イメージが強く、今回も過去の傾向から言えば好走は

難しいように思えます。

ミルコ・デムーロ騎手が乗りますが、果たしてどうでしょう。

ムイトオブリガード。

昨年OP入りを果たした馬ですが、流石に

このメンバー相手では、厳しいでしょう。

鞍上は横山典弘騎手。

メートルダール。

前走は、マーフィ騎手の好騎乗もあり、GⅡで3着。

しかし、今回は福永騎手。

相手関係もかなり強化されていて、厳しいでしょう。

モズカッチャン。

一頃の勢いは、無くなった感がありますが

まだ見限るレベルの馬ではないでしょう。

今回は、久々に和田騎手に手綱が戻ります。

距離はベストの2000mで、今の中京の時計が

掛かりそうな馬場も合いそう。

昨年の札幌記念のように後方から、無欲の一発で

突っ込んでくるシーンがあり得るかもしれません。

以上を踏まえると、やはりGⅠ牝馬2頭が

かなり面白い存在だと言えます。

馬場状況や先行馬がひしめき合っているだけに

後方でリスグラシューとモズカッチャンが脚を

ためて飛んできそうな雰囲気があります。


スポンサーリンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする