2019年ついにミルコ・デムーロ騎手の時代は終わった。

下半期GⅠ勝利0。

ミルコ・デムーロ騎手の時代は終わった。

そう思わざるを得ないくらい2019年下半期のGⅠ戦線で

ミルコ・デムーロ騎手の勝ち鞍は無くなった。

まだGⅠは残り4戦ありますが、デムーロ騎手が有力馬に乗れそうな

感じはなく、おそらくGⅠレースに参戦出来たとしても、下位人気の馬

でしょう。

そう考えると、もはや下半期のGⅠの勝ち鞍は0になる事が濃厚。

唯一のチャンスだったエリザベス女王杯のラブズオンリーユーも3着止まりで

その後ジャパンカップか有馬記念に出走を予定していましたが、どちらも

出られずで、デムーロ騎手にとってはノーチャンスとなってしまいました。

昨年一昨年のデムーロ騎手であれば、そんなワンチャンスしかないような

1頭の有力馬だけでなく、どのGⅠにおいても比較的チャンスのある馬に

乗れていました。

しかし、今期はエージェント変更に伴い、GⅠどころかGⅡGⅢにおいても

中々勝てる馬に乗れていないのが現状。

それでも、上半期はアドマイヤマーズでNHKマイルCを勝ち、オークスは

ラブズオンリーユーで勝つことが出来、GⅠ2勝を挙げる事が出来ました。

これまでのデムーロ騎手からすれば、2勝でも少ないと感じるほどでしたが、

下半期のGⅠ戦を見たら、もはや以前の影もなしといった内容。

しかし、それもやむなしと言えるほど、全く良い馬に乗れていない。

デムーロ騎手の騎乗力が衰えたわけではなく、明らかに強い馬に

乗せてもらえないのがGⅠ成績に現れています。

TV受けが良いミルコも、関係者とは。。

陽気で気さくにいろんな話をしてくれるデムーロ騎手は

ファンからの人気も高い騎手の1人でしょう。

イタリア人らしいノリと、面白いトークは

TV受けも良いと思います。

ですが、競馬関係者においては、この話過ぎな面が

もしかすると、マイナスに働く可能性もあるのかもしれません。

騎手によって性格はそれぞれ違うと思いますが、どうもリーディング上位騎手を

見ていると、話はしてもとかく余計な事はほとんど言わない騎手が多いです。

それは、口下手というわけではなく、むしろ話は上手で口が堅いという

事だと思います。

もちろん、デムーロ騎手もその辺はある程度考えて話はするのかもしれませんが

やはり今期の成績を見ると、どうもエージェントや関係者とのつながりが上手く

いっていないのではと思ってしまいます。

しかし、力はあるのに良い馬が回ってこないというのは

辛いでしょうね。

デムーロ騎手は、このままずっと良い馬に乗せてもらえない状態が

続くのか、それとも何らかの形で前のように戻れるのか、今後の

行方が本当に気懸かりです。

デムーロ騎手が復活するためには。

デムーロ騎手がまた昨年のようにGⅠで活躍するためには

やはり、各厩舎やノーザンとの関係を良好にしていく

必要があると思います。

一度離れてしまった関係は、簡単に戻らない面もあるかもしれませんが

少しずつ取り戻していくしかないでしょう。

やっぱり、どんなに素晴らしい騎手でも良い馬に乗れなければ

勝てませんからね。

デムーロ騎手にとっては、しばらく忍耐の競馬が続きそうです。

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