2019年桜花賞グランアレグリアVS有力馬3頭の構図。

グランアレグリア1強は変わらない。

今年の3歳牝馬は、正直グランアレグリアを除き

今の所はそれほど強いという印象はない。

ダノンファンタジーが新馬戦でこの馬に負けてから

その後、GⅠを含む重賞を合わせて4連勝。

これを考えると、新馬戦でダノンファンタジーが全く

適わなかったグランアレグリアがいかに強いかが

計り知れます。

ダノンファンタジーは、元々仕上がりが早いタイプで

新馬戦の時もまずまず仕上がっていたでしょう。

そして、グランアレグリアもまたそこそこの仕上げで

あの結果だったわけですから、相当凄い馬です。

まあだからこそ、阪神ジュベナイルフィリーズを使わず

朝日杯フューチュリティステークスの方を選んだのでしょうけどね。

陣営もかなりの勝算があったと思いますが、結果は

まさかの3着。若さゆえのもろさがあったと思います。

ですが、朝日杯はどう考えても力負けという印象はなく

完全にグランアレグリア自身の精神面が影響しただけの事。

能力的には、朝日杯でもNO1だったと思っています。

また悪いなりにも3着を確保した辺りは、能力の違いでしょう。

今回は、陣営も入念に精神面での成長を重視する育成や調教を

行ってきたようで、朝日杯から約4か月ですが、大幅な精神面での

改善が見られたと言っています。

そうであれば、後は名手ルメールの手綱にすべてを任せるだけで

結果はついてくるでしょう。

そして、ルメール騎手と言えば、昨年はアーモンドアイで制覇した

桜花賞で連覇のかかる一戦。さらにそのアーモンドアイで先週

ドバイターフを制して、今ルメール騎手の精神面も絶好調と言えそうです。

人馬ともに、心身面で状態良好となれば、向かうところ敵なしでしょう。

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相手は3頭!

筆頭は間違いなく、ダノンファンタジー。

新馬戦の仮りを返すには、絶好の舞台。

今の勢いならば、グランアレグリアを負かす事が

出来るかもしれません。

ただ、前走の阪神でのGⅢチューリップ賞の内容を

見ますと、あまり成長力は感じませんでした。

まあ早い段階で完成度の高い馬でしたので、仕方ない

ですが、もう一段レベルアップしてないと桜花賞で

勝ち切るのは、厳しいかもしれません。

チューリップ賞が7分程度のデキであったならば

良いのですが、8分以上であればどうでしょう。

2頭目は、クロノジェネシス。

多くの競馬関係者が言うように、昨年の阪神ジュベナイルは

騎手の腕の差で負けたと自分も思います。

しかし、そんな北村友一騎手ですが、高松宮記念こそ1番人気の

ダノンスマッシュを勝たせることが出来ませんでしたが、先週の

大阪杯ではアルアインで優勝し、勢いはあります。

今の勢いがあれば、最高の素質馬を背にGⅠ連続勝利も

夢ではないでしょう。

正直、今後の伸びしろを考えるとダノンファンタジーよりも

クロノジェネシスの方が楽しみが大きいですね。

バゴ産駒から、こんな素晴らしい馬が出たのですから。

ただ、一つ気になるのは、やはり馬体重。

小柄な馬で、3歳馬の間はまだ良いですが、少しずつ

馬体も成長して大きくなって欲しいですね。

3頭目は、ビーチサンバ。

正直、前走のクイーンCは驚きました。

スタートで出遅れたので、良くて2着だろうと

思い、見ていると結果は確かに2着でしたが

内容が良かったです。

まさか上り32秒台が使えるとは思いませんでした。

きっとクロノジェネシスに離されて2着だろうと

思っていたら、タイム差なしでしたからね。

あの脚が使えるという事は、ビーチサンバの成長力も

そうですが、能力が1枚下と思っていた考えを改めなければ

なりません。

血統もクロフネとフサイチエアデールとかなりの良血なので

これからが相当楽しみで、オークスでも面白い存在となりそう。

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他の注目馬。

アウィルアウェイ。

かなり素質の高い馬である事は認めますが

フィリーズレビューの競馬を見る限りでは

折り合いをつける事が相当大事ですね。

現状は、出して行ったら、折り合いをかくので

後方からジッと我慢させる競馬をするしかなさそう。

鞍上の腕も大事な馬。桜花賞では厳しいでしょう。

アクアミラビリス。

M・デムーロ騎手のお手馬ですが、流石に桜花賞の

一線級相手では見劣りしますね。

現状では、厳しいでしょう。

エールヴォア。

前走のフラワーカップは2着。この馬は明らかに

マイル向きではなく、オークスの方が合うでしょう。

シェーングランツ。

有力馬の4頭目に入れようかと思っていましたが

前走が仕上がってなかったとはいえ、流石に負けすぎ。

余程展開に恵まれて、尚且つ状態が万全ならば

馬券内はない事もないですが、かなり厳しいでしょう。

東京コースで狙い目だと思います。

シゲルピンクダイヤ。

前走のチューリップ賞で、上り最速は見事。

かなり良い馬ですが、桜花賞ではちょっと厳しいでしょう。

ラブズオンリーユー。

前走の白菊賞が圧巻の競馬。ハイペースを中団より

後ろの好位から追走し、上り33秒9でまとめ完勝。

走破タイム1分33秒6も優秀。

また2着馬のランブリングアレーが次走のフラワーカップで

3着に入線している事から、この馬は相当強い。

今回抽選を突破出来れば、穴馬として挙げたい1頭。

グランアレグリアにとって有利な事。

グランアレグリアにとって有利なのは、今回

出走登録メンバーの中に逃げ馬がいないことでしょう。

出走してくれば、逃げてハイペースとなったであろう

コントラチェックがオークスへ行くことになり、桜花賞は

おそらくハイペースにはならないでしょう。

もしかすると、ややスローという可能性もあります。

コントラチェックは、グランアレグリアと同厩舎の

馬だけに、何らかの配慮があった可能性も想像できます。

グランアレグリアは、どんな競馬も出来る馬ですが、基本は

やはり先行して、早い上りで突き放すというのが理想。

それを考えると、今回はまさにグランアレグリアにとっては

理想的な流れになりそうで、あとは良く枠番を引けば、ほぼ

勝ちが見えるのではないでしょうか。

唯一不安なのは、休み明け初戦という事ですが、新馬戦が

一番良い内容だったように、むしろ使い続けるよりは、休み明け

の方がリフレッシュして、好走出来るような気がします。


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