2019年ローズS(GⅡ)ウィクトーリアVSシゲルピンクダイヤ

ラブズオンリーユーの対抗馬!

春の有力馬がローズSに集結!

2歳GⅠ馬ダノンファンタジーや2歳GⅠ3着馬のビーチサンバを

始め、桜花賞2着馬シゲルピンクダイヤなど、かなり見応えのあるメンバーが

9月15日の阪神メイン競走ローズSに出走予定です。

ただ、昨年とは違い今年は今の所、出走予定馬は12頭。

もし、ここから回避する馬がいるとすれば、かなりの少頭数での

レースとなりそうです。

ですが、少頭数になれば、なるほど各馬の能力差がはっきりと

反映されるレースになるため、夏を越して各馬がどれだけ成長したかが

計りやすいレースとも言えそうです。

オークスは、ラブズオンリーユーが一際目立った存在となりましたが

秋華賞では役者が交代する可能性も十分あるだけに、今回のローズSは

ラブズオンリーユー陣営も注目する一戦でしょう。

そんな中、一番手に挙げたい馬がウィクトーリアです。

正直4戦目の中山芝1800mを逃げて完勝した頃は

あまり気にも留めなかった存在だったのですが、続く

フローラSの走りを見てから、全く印象が変わりました。

陣営は逃げるか先団での競馬を想定していたようですが

スタートが上手く行かず、やや後方からの競馬となってしまいました。

ところが、このスタートが功を奏して、直線ではメンバー中最速の上りを

繰り出して、見事優勝しました。

これは、ひょっとしてオークスでも良い所まで行くのではと期待していましたが

まさかのスタートで出遅れてしまい、かなり厳しい位置からの競馬となってしまいました。

しかし、一番望みが薄い位置から直線で追い込んで4着まで伸びてきました。

勝ち馬のラブズオンリーユーは、すでにゴールしていましたが、他の馬達と比べると

素晴らしい脚色だった事を考えれば、スタートがやはり悔やまれるレースと言えました。

競馬にもしはありませんが、スタートが上手くきれていたら、ラブズオンリユーに迫っていた

可能性もあったと思います。最低でも3着にはなっていたでしょう。

それを考えるとかなり強い馬なのではないかと見ています。

今回は、関西圏でのレースですが、鞍上の戸崎騎手も

余程この馬に惚れこんでか、どうやら他の騎手に主戦は譲りたくないようです。

夏を越して、他の馬も成長していると思いますが、ウィクトーリアも

どれだけ成長しているか楽しみです。

スタートさえ決まれば、好勝負間違いないでしょう。

また先週の阪神コースはかなり早い時計が出ており、今週も

同じような馬場状態であれば、オークスやフローラSの時計勝負も

実績のあるウィクトーリアにとっては、プラス材料と言えそうです。

シゲルピンクダイヤ驚異の末脚。

もう一頭の注目馬は、シゲルピンクダイヤです。

前走のオークスは、いかにもダイワメジャー産駒らしい

距離延長が響いての大敗。

流石に2400mは長すぎたようです。

ですが、今回は阪神芝1800m戦で距離はどうかも

コースは、実績もある事から間違いなく合うでしょう。

桜花賞は、グランアレグリアには完敗だったものの、メンバー中最速の

上りを繰り出しての2着は圧巻でした。

チューリップ賞でも、強敵相手に上り最速でしたからね。

これを考えると、1F(200m)伸びても同じ能力を発揮すれば

やはり注目すべき馬と言えるでしょう。

鞍上も引き続き和田騎手が乗る予定。

非常に楽しみな一戦となりそう。

ダノンファンタジーとビーチサンバ。

春の上位馬ダノンファンタジーとビーチサンバですが

こちらの2頭も能力は間違いなく高い。

特にビーチサンバは、父クロフネと

母フサイチエアデールという超良血馬。

成長度合いでは、ローズS組全馬を軽くあしらってしまうくらい

成長しているかもしれません。

オークスは、距離的に合わなかったのでしょうけれど、今回は1800mで

能力を出し切れると思います。

ダノンファンタジーは、オークスでも5着と崩れなかったのは

やはり一線級の実力馬の証。

ただ、どうしてもデビュー時から完成度が高かった馬で

その後さらに成長出来るかというのが、ちょっと微妙な気がします。

ですが、距離は前走のオークスよりも明らかに良いでしょうし、それほど

大きな成長力がなくても、好走する可能性はあります。

他の有力馬2頭。

1頭目は、シャドウディーヴァ。

前走のオークスは、ウィクトーリアやダノンファンタジーとタイム差なしの6着。

かなり能力の高い馬ですが、東京での良績が目立つことから

広いコース向きの馬で器用なタイプではないと見ます。

ですので、今回の阪神芝1800mは、ちょっと不向きではないかと見ています。

広いコースでの出走までは、様子見でいいように思います。

最後2頭目は、スイープセレリタス。

父ハーツクライに母スイープトウショウという超良血馬。

2005年の宝塚記念1、2着馬という正直夢のような配合。

この牝馬がどこまで強くなるか楽しみです。

ただ現時点では、まだ上位とはちょっと足りないかなと見ています。

おそらく急激に成長力が増してくるのは、来年くらいからだと思いますが

血統は本当に素晴らしく素質は相当なはずですからね。

今後が楽しみな1頭です。

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