マイルこそ適距離アドマイヤアルバ！
２０１９年３月２４日（日）は、中京でGⅠ高松宮記念が
行われますが、阪神ではメイン競走のOP特別六甲Sが行われます。
中山もメインはGⅢマーチSですので、六甲Sは、正直
注目度の低いレースではありますが、個人的には相当
面白いレースと見ています。
それは、何と言っても今回のメンバー構成が、OPでの
マイル実績がほとんどないと言える馬ばかりが揃っていると
いう事です。
つまり、混戦度の高いレースともいえるわけです。
その中でも、GⅢのマイル戦で好走歴があるのが
プロディガルサンとストーミーシー。
プロディガルサンは、東京新聞杯で２着の実績があり
ストミーシーは、ダービー卿CTで３着の実績があります。
しかし、いずれも展開がハマったり、距離はマイルでも
コースが東京・中山であり、関西圏での実績はなし。
それを考えると、美浦所属の馬が、輸送も含めて
阪神コースで好走出来るかは疑問。
そこで、一番に挙げたいのがアドマイヤアルバ。
昨年は、神戸新聞杯を惨敗後、あっさりと方向転換し
OP特別競走を使ってきました。
陣営もまずは確実に賞金を上乗せしておきたかったという
事もあるでしょう。
ところが、想定通りに事が運ばず、２０００ｍ戦を２回使うも
ことごとく凡走。
逆に京都金杯では、４着とまずまずの成績。
これを踏まえて、陣営もついにマイル戦に照準を絞った模様。
しかし、とは言ってもまだ勝ち鞍や２着にさえ入線していない
状況では、参考にならない部分もあり、今回は先々のレースよりも
ここをしっかり仕上げて臨んできたという印象。
前走後は、外厩ノーザンファームしがらきにて調整後、帰厩
し、栗東の坂路でもなかなか良いタイムを叩き出しています。
OP特別ではありますが、陣営のやる気が感じられます。
岩田騎手がGⅠで騎乗するため、今回は藤井騎手ですが
外目の枠を引いたので、ある意味競馬はしやすいでしょう。
この馬の力を出し切れば、十分好勝負が期待できそうです。
もう今は、このマイル戦でしか活路を見いだせない状況なだけに
相当力が入る一戦ともいえるでしょう。
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阪神コースは合う。クリノヤマトノオー。
マイル戦は、久々となりますが、過去２戦して
いずれも馬券外のクリノヤマトノオー。
しかし、２歳時、３歳時の初めの頃の成績であり
本格化した今ならば、マイルでも対応出来ると見ています。
もちろん、マイルの流れを考えると少し早いという気も
しますが、何と言っても今回のコースは、得意の阪神。
時計もそこそこ掛かっている馬場でもあり、タイムが
極端に早くならない限りは、好走可能と見ています。
また、騎手も相性の良い和田騎手を確保出来たのも大きい。
メンバーレベル的に見ても、通用しそうな気がします。
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マイル有力組を嫌った理由。
今回の六甲Sの有力馬と言えば、プロディガルサンと
ソーグリッタリング。
普通に考えれば、順当でマイルを中心に使ってきた
この２頭を考えるべきなのですが、外した理由は２つあります。
まず一つは、プロディガルサンにしても、ソーグリッタリングに
しても、近走騎乗していた騎手は、モレイラ騎手やマーフィ騎手、
ルメール騎手、デムーロ騎手など一流外国人騎手でした。
そういった騎手が乗っても、OPでは勝ちきれない所を見ると
馬の能力は、やはり高くないと見る事が出来ます。
さらに引き続き外国人騎手が乗るのであれば、軽視は出来ませんが
今回はプロディガルサンに松山騎手、ソーグリッタリングには浜中騎手
ですので、さらに評価を下げる必要があります。
そして、２つ目の理由は、コース適性です。
プロディガルサンに関しては、今回初コース。
もちろん、好走する可能性もありますが、関西圏での
成績が良くないという事もあり、推しづらい馬と言えます。
ソーグリッタリングは、１着こそあるものの持ちタイムという
意味では、あまり評価できる内容ではありませんでした。
また、前走のリゲルSは、先行馬有利の展開でパクスアメリカーナ
にちぎられたのは仕方ないにしても、２着のマイル適性のない
アサグサゲンキを交わせなかったのが、この馬の今の実力。
気になるもう１頭は、きさらぎ賞勝ちのサトノフェイバーですが
流石に１年以上の長期休養と、２戦とも逃げでの勝利で今回は同型も
いるので、揉まれたら案外という感じもあるので、今回は見ですね。
追記事項。ストーミーシーについて。
正直ストーミーシーはいらないかなと思っていましたが
前日の馬場傾向を見た結果、意外にも侮れない1頭に変わりました。
土曜日の天神橋特別で、エアアルマスが1分33秒３というタイムでゴール。
１０００万特別戦での走破タイムとしては、かなり優秀なタイム。
そして、毎日杯でもペースは、ややスロー気味で流れたのに
勝ち馬ランスオブプラーナの走破タイムは１分４７秒２。
これを見た時に、今の阪神の馬場は時計が出やすいと認識しました。
ストーミーシーのこれまでの成績を見ると、明らかに質の重い馬場よりも
時計の出やすい軽い馬場の方が好走しています。
そして、軽い馬場の場合は、必ず良い上りの脚を使います。
前走の東京新聞杯にしても、１５番人気という低評価ながら
上がり３３秒３は、メンバー中２位。
着順は６着でしたが、メンバーを考えればかなり良い内容の競馬でした。
東京新聞杯前の３走が、展開や馬場が合わなかった事を考慮すれば
今回は、かなりチャンスの一戦と言えそうです。
今の阪神コースは、同じくらい時計の出る中山コースと比較できるくらい
良好な馬場状態ですので、ストミーシーの末脚が活きそう。
持ちタイムも１分３２秒３を持っており、それが大分前の成績ではなく
まさに前走でのタイムなわけですから、今回はかなり面白い１頭と言えるでしょう。
正直騎手に関しては成績に目を覆いたくなりますが、外枠でスムーズに回ってこれそう
なので、大丈夫だと思います。
この馬も狙い目です。
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