皐月賞トライアル若葉S。
２０１９年３月１６日（土）の阪神メイン競走は
皐月賞トライアル若葉ステークス。
このレースで２着までに入線した馬が、皐月賞の
優先出走権を得る事が出来ます。
現在出走予定をしている馬は、全部で１３頭。
うち今回出走する馬の中で、皐月賞へ賞金が足りている
であろう馬は、ヴェロックス１頭。
ただ、ヴェロックスもおそらくないとは思われますが、賞金上位組が
漏れなく皐月賞へ出走するとなれば、危うい可能性もありますので
ここは、最低でも２着は確保しておきたいレースと言えます。
そして、今回注目の２頭と言えば、今挙げたヴェロックスと
ワールドプレミアですが、他に１頭強いと思っている馬がいます。
それが、タイトルでも示した通りコスモカレンドゥラです。
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驚異の粘りコスモカレンドゥラ。
ますは、コスモカレンドゥラのこれまでのレースを
振り返ってみたいと思います。
新馬戦は、血統面からも人気がなく、騎手も
嘉藤騎手という事もあり、１２番人気という低評価。
しかし、コスモカレンドゥラは、新馬戦からその素質の
片鱗を見せました。
結果は４着でしたが、上りの脚もメンバー中３位。
そして、２戦目の未勝利戦からは、鞍上が
関東のトップジョッキー戸崎騎手へと変更。
中山芝１８００ｍ戦で道中３番手から軽く抜け出し快勝。
３戦目は、アイビーステークス。
３歳OP戦という事もあり、かなり強いメンバーが集まり
ここでは、１０頭中７番人気という評価でした。
しかし、ここでコスモカレンドゥラは２番手で折り合って
２着と好走します。
１着馬には、０．３秒差を付けられてしまったので完敗でしたが
勝ち馬は、ナントあのクロノジェネシス！
のちの阪神ジュベナイルフィリーズの２着馬で
クイーンC優勝馬でもあります。
続いて４戦目は、黄菊賞、中山芝２０００ｍ戦。
ここでは、モレイラ騎手が手綱を握りました。
しかし、モレイラ騎手が乗ったにも関わらず、３番人気の評価。
まだアイビーステークス２着の価値が
分からなかった事もあったと思います。
結果は、上り１位で完勝。
格の違いを見せました。
そして、５戦目のGⅠホープフルSです。
再び戸崎騎手に手綱が戻り、勝負の一戦。
ですが、ここには良血サートゥルナーリアなど
多数の強豪馬が当然ながら揃いました。
コスモカレンドゥラは、１３頭中８番人気の評価。
レースでは、初の逃げを選択。結果的に逃げる馬が
いなかったため押し出される形とも言えました。
展開はスローペース。
折り合いもしっかりついて気分よく逃げていましたが
やはり直線では、すぐアドマイヤジャスタに並びかけられ、
サートゥルナーリアにはあっさり交わされてしまいました。
ですが、普通の馬ならば、この時点でズルズルと後退して
大敗というパターンが多いのですが、コスモカレンドゥラは
１着馬～３着馬までとは差がついたものの４着と粘り込みました。
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これは、アイビーステークスの時もそうですが、強い馬に
あっさり交わされても、そこで力尽きずしぶとく粘り込めるのが
この馬の長所でもあります。
勝負根性もあり、タフな馬である証拠です。
一線級の馬には、瞬発力でどうしても劣ってしまいますが
これだけしぶとさがある馬ですから、同等程度もしくは
一線級より少しランクが下の馬相手ならば、十分勝負に
なるでしょう。
そして、今回の若葉Sもおそらく平均以下のペースは濃厚。
この馬のしぶとさが生かせる競馬が出来そうです。
展開も強さも一番はヴェロックス。
やはり、今回のメンバーでも一番強いと言える存在。
前走の若駒ステークスも完勝でしたし、全4戦で
一度も完敗したと思うほどのレースはしてないですからね。
とにかく堅実無比と言った言葉が似合う馬。
ただ、今回はマークされる形となりますので
後ろの馬を気にしながらの競馬となるでしょう。
ですので、あまり早く前を捉えに行くと、後方の馬に
差し切られる事も考え、コスモカレンドゥラにすぐ
競りかける競馬はしないと見ています。
ただ、コスモカレンドゥラも前でかなりしぶとい馬
ですから、ヴェロックスも注意はしていると思います。
2頭の有力馬。
1頭目はワールドプレミアですが、現時点での見解は
それほど強い馬という感じはしていません。
京都2歳Sは、クラージュゲリエに完敗でしたからね。
２０００ｍが合わないという事はないと思いますが
まだ重賞級というほどの力はないと言えます。
2頭目は、リーガルメイン。
前走の京成杯は、スローで展開が合わなかった中、
最後方から、上り最速で追い込んできて5着。
あの末脚は見事でした。
阪神コースも合いそうで、展開次第では出番も
あるかもしれません。
でも、スローだと思うので3着に来れば良い方ですかね。
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