2020年菊花賞!コントレイルVSヴェルトライゼンデ他3頭!

さて先週の秋華賞は、デアリングタクトが見事優勝を果たし牝馬クラシック3冠馬の称号を手に入れました。そして、今週はコントレイルがクラシック牡馬3冠に向けて菊花賞へ臨みます。同年で牡馬と牝馬がクラシック3冠達成となれば、初であり、この2020年はそれが現実味を帯びてきました。果たしてどうなるか楽しみですね。

2020菊花賞!コントレイルVSヴェルトライゼンデ

2020年10月25日は、京都で3歳GⅠクラシック最後の菊花賞が行われます。注目の馬は、やはりコントレイルでしょう。

コントレイルについては、もう語る必要もないくらい同世代では異次元クラスの馬。まずコントレイル本来の力を出し切れば、敵う相手はいないと言えます。

クラシックの中でも一番難しいと思われていた皐月賞も圧巻の内容で優勝。そして、ダービーも段違いの強さを見せ優勝。

正直この馬がいなかったら、サリオスが2冠を制していたでしょうから、ある意味サリオスは同世代にとんでもない馬がいて可哀想だったとも言えます。

サリオスも異次元クラスに強い馬なんですけどね。その強さは、古馬混合の毎日王冠でしっかり証明しました。

そのレース内容から見て、余計にコントレイルがあまりにも強すぎたとしか表現しようがありません。

そして、今回サリオスは距離適性の面もあり、マイルから中距離路線へと変更。そのため、菊花賞は、完全にコントレイル一強という構図になりました。

そのコントレイルを唯一負かす可能性がある馬は、ヴェルトライゼンデしかいないでしょう。ですが、コントレイルが普通に走ってしまえば、ヴェルトライゼンデに勝ち目はありません。

例えば、コントレイルが外枠を引き、ヴェルトライゼンデが内枠を引く。そして、当初からコントレイルを管理する矢作調教師が言っていた距離不安。

こういった不安材料が実際に起きれば、ヴェルトライゼンデにも僅かですが望みはあるかもしれません。もちろん、ヴェルトライゼンデも初の長距離ですから、得意かどうかは分かりませんけどね。

しかし、このコントレイルとヴェルトライゼンデを見ていると、2011年のオルフェーヴルとウインバリアシオンを思い出します。

3歳時両者が対決したレースは、ダービー、神戸新聞杯、菊花賞。そのいずれもオルフェーヴルが1着でウインバリアシオンが2着でした。

その後も両者が対決しましたが、結局ウインバリアシオンが勝つことは出来ませんでした。コントレイルとヴェルトライゼンデもこれまで3度対決して、コントレイルがすべて1着。

ヴェルトライゼンデは、2着3着2着。

ですが、これだけ馬券内に必ず食い込んでくるという事は、ヴェルトライゼンデも相当能力が高い事は間違いないでしょう。

おそらくコントレイルがいなければ、1番人気に支持されるはずです。そう考えると、今回もまず崩れる事がないと言えます。ただコントレイルには勝てない可能性の方が高いでしょう。

2020年菊花賞!コントレイルVS他3頭

コントレイルVS他3頭と銘打ちしましたが、実際はコントレイルの紐扱いの3頭です。まずヴェルトライゼンデ以外にコントレイルと好勝負出来る馬はいないと見ています。

1頭目は、バビット。GⅢラジオ日経賞。セントライト記念と楽に逃げ切って重賞連勝。内容的はかなり強く高評価出来る。

ですが、こういうタイプの馬は逃げれないと勝負にならず、単騎逃げが出来れば面白いと思いますが、今回同型がいた場合は厳しいでしょうし、もし外枠を引いたらさらに厳しいと思います。

コントレイル陣営も一番気にしているのはバビットの逃げかもしれません。上手くスイスイと逃げられて捕まえられないパターンだけが一番怖いですからね。

ただコントレイルには、今回も頼もしい相棒ディープボンドがいます。この馬が早めにバビットを捉えに行く可能性は高く、バビットには苦しい競馬になりそう。またキメラヴェリテが出走できた場合は、まず間違いなくハナを奪いに来る事は濃厚。

そうなれば、バビットの勝ち目は薄くなります。なので、キメラヴェリテが出走しない事が前提で、尚且つうまい具合にスローの単騎逃げが出来れば、出番はあるかもしれません。

2頭目は、そのディープボンド!

やはり、同世代の中で能力はかなり高いと見ています。皐月賞こそ10着と惨敗でしたが、京都新聞杯を優勝し、ダービーでは早めに動いて行っての5着。神戸新聞杯も4着とかなり粘りのある競馬を見せており、距離延長はむしろ歓迎かもしれません。

得意の京都ですから、ノースヒルズのワンツーも期待出来るかもしれません。

最後3頭目は、アリストテレス。

春先から比べて馬体重の増減は、ほぼ無いですが夏を使って馬が成長してきた感じがします。勝負根性もありそうで、並ばれてもしぶとく脚を使えるので、タフさを求められる長距離は良いでしょう。

これまで8戦して連対を外したのは、プリンシバルSの一度だけ。それも連戦の疲労と輸送での馬体重減が影響しての6着。

後は抽選を突破できるかですね。ルメール騎手が乗る予定らしいので、何とか突破してもらいたいところです。

ですが、個人的には、ヴェルトライゼンデが大外枠とか極端な枠を引かない限りは、コントレイルとの1点で決まりだと見ています。

今回のメンバーでは、やはりコントレイルがずば抜けているのは当然ですが、ヴェルトライゼンデも他の同世代の中では頭一つ抜けていると思います。

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