2020年シルクロードSにナントあのヴェロックスが出走か!?

シルクロードS。まさかまさかのヴェロックス!

2020年2月2日に京都競馬場で行われる

メイン競走GⅢシルクロードS。

ここには、昨年のスプリンターズS2着のモズスーパーフレアや

GⅠ馬セイウンコウセイ、そして、勢いのあるレッドアンシェル

などが出走登録しています。

そんな混戦模様の中に、とんでもない馬が1頭出走登録してきました。

その馬の名は、ヴェロックス!

昨年の皐月賞2着ダービー3着そして、菊花賞も3着と

3歳牡馬クラシック競走すべてにおいて馬券内に入った

堅実かつ次世代の中距離戦におけるGⅠ有力馬。

ところが、このヴェロックスがなんと芝1200m戦の

シルクロードSに出走登録をするという驚愕の出来事。

これには、多くの競馬ファンもえ~という声をあげたのでは

ないでしょうか?

シルクロードS。本当に出るの?ヴェロックス!

前走ヴェロックスは、有馬記念に出走しましたが、長距離のレースから

次走いきなりのスプリント戦というローテーションは、過去30年の

競馬史を見ても、1頭しかおらず、その馬に続く2頭目となるのでしょうか。

ちなみにその1頭は、天皇賞春から高松宮記念に出走した

名馬ナリタブライアン。国内長距離GⅠの最高峰3200m

から1200mですからね。

流石にGⅠでこういった使い方をするというのは、

今の日本競馬ではもうないでしょう。

まあシルクロードSは、GⅠではないですが、これまでヴェロックスが

走った事のない距離であり、例えば新馬戦などで一回でも使っていた

のであれば、考えられなくもないですが、可能性は薄いと言えます。

またこういったケースでは、適距離と思われるレースで成績が

伸びない馬を思い切って別距離にシフトしてみるという試みが行われる事はあります。

例)1800mを使っていた馬が近走はイマイチで良くても掲示板がやっと

という成績なので1200mで使ってみるとか、もしくはダートを使ってみる。

しかし、ヴェロックスにおいては、有馬記念こそ8着に敗れたものの

同世代の中では、間違いなく上位組ですから、今の段階では

短距離シフトのメリットはあまりないでしょう。

ヴェロックスが出走しないと思われる最大の理由。

そして、今回ヴェロックスがシルクロードSに出走しないであろう

一番の理由を書いていきたいと思います。

それは、ヴェロックスの主戦ともいえる川田騎手が同レースに

おいてアウィルアウェイでの参戦が決まっているからです。

そして、現時点でヴェロックスの鞍上が決まっていないという事。

仮に川田騎手でなくても、鞍上は沢山いるでしょうけれど、これだけの

馬ですから、それなりの鞍上でなければ乗せないと思うんですよね。

そうなると、ルメール騎手あたりなのでしょうが、ルメール騎手は同日の

東京で根岸Sに出走予定のモズアスコットの鞍上となっています。

まあ武豊騎手は空いてるようですが、ヴェロックスは中内田厩舎の管理馬で

あり、中内田厩舎と言えば、川田騎手といわばタッグを組む最強コンビですからね。

藤岡祐介騎手も騎乗機会が多いですが、あまり武豊騎手が乗るイメージは湧きません。

そして、鞍上が決まっていない最大の理由は、やはり出走しないからでしょう。

ならば、なぜ出走登録をしたかですが、これは斤量を知るためだと思われます。

ヴェロックスは、シルクロードSには初めから出る予定はなく、この後2月23日に

行われる小倉大賞典での出走した場合の斤量について知りたかったのだと思います。

小倉大賞典もGⅢのハンデ戦であり、今回ヴェロックスの斤量が57キロであった事から

小倉大賞典でも57キロでの出走となるはずです。

GⅡ京都記念に出走するプランもありますが、陣営としては距離の長さに加え

メンバーレベルもまあまあ高い京都記念より、確実に勝てそうなGⅢの小倉大賞典も

出走想定に入れておきたかったという事でしょう。

また距離面においても、京都記念の2200mよりも小倉大賞典の1800m

の方がヴェロックスにとってはベスト距離と言えますからね。

いずれにしても、ヴェロックスがシルクロードSに出る事はなさそうです。

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