昨年同様堅い決着！フェブラリーS！
２０２０年のフェブラリーSは、堅い決着となる。
それは、何と言っても根岸Sで、とんでもない
強いダート馬が誕生したからです。
その馬の名はモズアスコット。
芝のマイルGⅠ安田記念も制したことのある馬。
それが、近走芝での成績が落ちてきた事から
前走初めてダート戦で登場。
ところが終わってみれば、スタートで出遅れもなんのその。
ダートの短距離では一線級のコパノキッキングを
あっさり蹴散らし勝利。
しかも、コパノキッキングの鞍上は
オイシン・マーフィー騎手でした。
文句なしの騎乗をした同馬を簡単に負かしたのですから
正直今回は、モズアスコットの状態さえ問題なければ
まず完勝でしょう。
これまでモズアスコットがスタートで出遅れたのは
前走を合わせてただの２回のみ。
元々はスタートの良い馬で、一昨年のマイラーズカップでは
先行策もしていたことのある馬。
ですので、おそらく今回出遅れるという事はなさそう。
そして、目標にする馬も決まっていますので、かなり
楽な競馬になるのではないでしょうか。
そして、その目標となる馬は、インティ。
昨年のフェブラリーステークスの覇者です。
今回は、同型もほぼいないに等しいので、昨年同様逃げる競馬
をするのではないでしょうか。
モズアスコットからすれば、あとはインティを見ながら
追走するだけでいい。
最後は直線のどの辺から捉えに行くかですが、流石の
ルメール騎手もすぐには捉えないと思います。
なぜならば、あっさり捉えてしまうと後続馬が迫ってくる
可能性もありますからね。
それならば、残り１ハロン（２００ｍ）くらいまでは、インティに
頑張ってもらって、そこから一気の脚で差し切り突き抜けると言った
イメージが描けると思います。
ルメール騎手も、当然相手はインティ１頭と見て競馬をするはずです。
安定はインティ。勝つならモズアスコット。
多くの人が考えるのは、やはりインティは安定勢力であり
崩れることが少ない馬。
しかし、モズアスコットはまだダート戦が１戦のみという
不安材料があります。
ですが、内容的にはとてもフロックでコパノキッキングを
負かす事は出来ませんし、何より出遅れてあの勝ち方を
したわけですから、並の強さではありません。
そう考えると、安定と思われているインティの方がむしろ
モズアスコットに早くとらえられてしまうと危うい可能性もあります。
そこで、台頭してくる３頭目の馬こそがサンライズノヴァです。
フェブラリーS挑戦３度目！サンライズノヴァ。
正直、昨年勝てなかったらもう無理かなと思っていた馬ですが
昨年の南部杯を勝ったあたりから馬が変わってきた印象。
以前は、後方一気といった競馬が持ち味だったサンライズノヴァ。
しかし、南部杯ではスタートを決めて先行策で
勝ち切る事が出来ました。
前走の武蔵野Sでも先行２番手で競馬。
ペースが早くなってしまったので、この時は先行策が
裏目に出ましたが、確実に馬が良い方向に変わっている
証拠です。
そして、何と言っても今回は調教でもすこぶる良い動きを
見せており、無敗ダート馬クリソベリルとの併せ馬でも
サンライズノヴァの脚色が優勢でした。
これだけの動きが出来ているという事は、間違いなく
状態は文句なしでしょう。
後は競馬に行ってみてですが、インティとモズアスコットの
間に割って入れるとしたら、サンライズノヴァしかいないでしょう。
