オークス、デアリングタクトは絶対！？
２０２０年５月２４日は、東京競馬場でGⅠオークスが行われます。
３歳牝馬クラシック第２戦、芝２４００ｍ。
今回想定では、圧倒的一番人気に支持されるであろう馬。
デアリングタクト！
前走の桜花賞はまさに圧巻でした。
プラス鞍上の松山騎手は、今年は冴えわたる騎乗に加え、運も
味方しており、まさに人馬ともに充実期。
デアリングタクトが３冠馬になれる可能性は高いとは思います。
しかしながら、松山騎手は、これまでGⅠで圧倒的一番人気の馬に
乗った事がないという点を考えると、若干の不安材料ではあります。
やはり、GⅠで１番人気の馬に乗るプレッシャーは、半端ないですからね。
これまで多くの騎手が、このプレッシャーに負けて、普段通りの競馬が
出来ず、負けてしまうレースを何度も見てきました。
松山騎手もこれまでGⅠでは、デアリングタクトの桜花賞を含むと２勝は
していますが、どちらも１番人気馬ではありませんでした。
同馬が強いというのは、紛れもない事ですが、正直今の
東京競馬場の馬場は、とにかく先行馬有利で尚且つ時計が早い。
それを踏まえると、脚質が差しの同馬にとっては、仕掛けどころが
大きなポイントとなるでしょう。
また時計が早くなるわけで、そこに対応出来るかも鍵となります。
昨年は、ラブズオンリーユーが３連勝でオークスを迎え、制しましたが
デアリングタクトは、ちょっとタイプ的に違うのかなと見ています。
そこで、今回狙ってみたい実力馬が２頭います。
オークスで絶対に買うべき実力馬２頭の存在！
今回狙いたい実力馬１頭目は、クラヴァシュドールです。
前走の桜花賞は、４着と馬券外ではありましたが、荒れ馬場の
インをついて上り２位の脚を使っていました。
もし、クラヴァシュドールが普通に外を回っていたら、馬券内
はあったかもしれません。
また馬場適性の観点から見ても、同馬はやはり良馬場でこそ、
持ち味が活きるタイプでしょう。
そして、昨年東京コースのマイル戦では、サリオスに迫る勢いで
持ちタイムも１分３２秒台で走破しており、早い時計はむしろ歓迎タイプ。
さらに付け加えて言えば、鞍上のデムーロ騎手が忘れな草賞で勝利した
ウインマイティーにも乗れるはずなのに、同馬を選択しました。
ですので、格は間違いなくクラヴァシュドールの方が上と見て良いでしょう。
個人的には、オークスで一番好走出来る可能性が高い馬だと思います。
そして、２頭目がマルターズディオサ！
同馬は、結構好走歴が高い馬であるのに、走っても人気しませんよね。
前走は、荒れ馬場で凡走してしまいましたが、良馬場での成績は
目を見張るものがあり、こちらも世代トップクラスの馬で間違いない
と思います。
１走前のチューリップ賞で勝利。阪神ジュベナイルでも２着と力がなければ
当然この結果にはなっていませんからね。
前走の凡走から、おそらく今回は、一気に人気が急落するでしょうから
かなりチャンスのあるレースとなりそうです。
鞍上の田辺騎手も人気馬では、好結果は少ないものの、人気薄では
結構持ってきたりしますから、注意が必要な１頭といえます。
デゼルは危険な人気馬！
今回オークスで２番人気想定のデゼルですが、正直危険な人気馬と見ています。
前走のスイートピーステークスは、確かに強い競馬でしたが
それでも負かした相手は、それほど強くない。
そして、上りの脚３２秒５も優秀ですが、展開はスローペースであり
走破タイムは、それほど早くはない。
この点から見ると、ある馬を想像してしまいます。
それが、今回同レースのオークスに出走するリアアメリア。
リアアメリアも、緩いペースでの上り勝負は、とにかく強い馬でした。
ところがペースが変わり、流れが早くなった途端、力を
発揮できなくなりました。
レーン騎手が乗るという事で、さらなる過剰人気となりそうですが
今回は、馬券内にも入れないと見ています。
脚質も追い込みタイプですし、今の東京には合わず、もしこれを
無理に前目に持っていこうとすれば、当然末脚も鈍るわけで
GⅠの流れに負けてしまう可能性は高いでしょう。
オークスで絶対に買うべき穴馬２頭について。
今回狙いたい穴馬１頭目は、エヴァーガーデンです。
抽選馬の身ですので、出走出来るか分かりませんが、出走してきたら
買うべき穴馬だと思います。
血統面は、イマイチもこれまでのレース内容は、本当に素晴らしい。
今回の距離２４００ｍもかなり合うはずで、距離は長ければ長い程
良いタイプではないかと見ています。
折り合いに不安もなく、先行してしぶとく粘る競馬が得意な馬。
これまでのレースでは、後に共同通信杯を制したダーリントンホールや
スプリングS優勝、皐月賞３着のガロアクリークに先着しています。
個人的にはかなり評価の高い馬で、尚且つ先行力が活きる今の東京競馬場
ならば、一発あってもおかしくないと見ています。
鞍上も丹内騎手ですから、あまり人気になる事もないでしょうし、他の
相手からも軽視される存在であれば、楽な競馬が出来そう。
スピード値についての不安は確かにありますが、葉牡丹賞では１分５９秒１の
走破時計を持っており、東京の馬場コンディションならば、２分２３秒台くらい
の決着なら、何とかなりそう。
エヴァーガーデンがまさかの優勝なんてことも・・・。
抽選を何とか突破して欲しいですね。
そして、狙いたい２頭目は、ショウナンハレルヤです。
同馬抽選対象ですが、前走のフローラSの内容が良い。
外枠を引いて、終始外目を回らされ、直線では強風という
結構不利なレース展開の中でも４着にまで入りました。
東京コースは、セントポーリア賞で完勝しており、気分よく
走る事が出来れば、好走出来る馬。
是非抽選を突破してもらいたい１頭です。
他に狙いたい有力馬について。
他に狙いたい有力馬についてですが４頭います。
穴馬が抽選を突破できなければ、繰り上がりで
この狙いたい有力馬を推したいと思います。
１頭目は、ウインマリリン。
フローラSの優勝馬ですが、走破タイムも素晴らしいし、走りの
安定性も良い馬。今回横山武史騎手が乗れなかったために代打で
横山典弘騎手が乗る事になりました。
父として渾身の騎乗を見せてくれそうな予感。
２頭目は、ホウオウピースフル。
前走のフローラSはタイム差なしの２着。
何と言っても、この馬はブラストワンピースと同じ血統。
改めて力があるなと感じさせる走りでした。
こちらの馬は、雨が降った方が有利なのでしょうけど
前走の走りから見ても、良馬場でも十分力を発揮しそう。
距離も２４００ｍ戦は、得意だと見ています。
福永騎手が乗ってきたら、かなり面白い存在でしょうね。
３頭目は、アブレイズ。
フラワーカップの優勝馬で、まだ掴めない馬ですが、２連勝と
ずっと勝ちきってきてる点は、やはり評価しないといけないですね。
正直今回は流石に厳しいと思いますが、先行しての渋とさは
軽視出来ない所。
４頭目は、リリピュアハート。
管理厩舎の藤原調教師が推している馬。
今回出走する同厩舎のミヤマザクラよりも
こちらの方が評価が高いらしいです。
前走の忘れな草賞は、普通に勝てると思っていたそうで
負けた事に衝撃を受けたとの事。
抽選を突破したら、福永騎手が乗るそうなので、余程
期待している馬なのでしょう。
ただ忘れな草賞の相手がそれほど強くなかったので、そこで
勝てなかった点を考えると、強いのかはちょっと疑問。
ですが、管理厩舎が一番推している馬ですから軽視は出来ませんね。
デアリングタクトが飛ぶとしたら？
デアリングタクトが飛ぶとしたら、それは距離面が合わなかった場合と
前が止まらなかった場合、そしてデアリングタクト自身の末脚が発揮
出来なかった場合でしょう。
その中で一番あり得そうなのは、やはり東京競馬場の馬場状態で
前が止まらない場合だと思います。
今回挙げた買いたい馬は、デアリングタクトより、ほぼ前で競馬を
する馬達なので、この馬達が止まらずゴールまで駆け抜けたら、レース的にも
馬券的にも面白い結果になると言えます。
ですが、やはり桜花賞馬ですから、軽視は出来ませんけどね。
いずれにしてもレースが楽しみです。
