2020年GⅠ高松宮記念!ダノンスマッシュが優勝出来ない理由を解説。

9割上等!ダノンスマッシュ1着なし。

2020年3月29日は中京競馬場でGⅠ芝1200m戦の

高松宮記念が行われます。

このレースでおそらく1番人気に支持されるであろう馬は

昨年と同じくダノンスマッシュ!

前走のオーシャンSでは、スタートで若干立ち遅れるも

堂々たる競馬っぷりで見事優勝!

走破タイムも1分7秒4と優秀で、GⅠ高松宮記念に

向けて幸先の良いスタートを決めました。

昨年は、国内のスプリントGⅠ2戦でどちらも1番人気に

支持されるも、4着3着と勝ちきれませんでした。

また香港スプリントでは、3番人気と高い支持を

集めるも8着と凡走。

これまでスプリント戦のGⅢを3勝挙げているものの、GⅠに

なると運も味方せず、厳しい競馬が続いていました。

ですが!今年こそスプリントGⅠで主役を張るのはダノンスマッシュ!

そう思っていたのですが、ここに来て暗雲が立ち込めてきました。

おそらく1着の可能性は相当低いでしょう。

GⅠ未勝利騎手の1番人気。

なぜダノンスマッシュがGⅠ高松宮記念を勝てないか?

それは、やはり今回鞍上となる三浦皇成騎手が最大の理由でしょう。

これまでGⅠ戦にはかなり騎乗経験があるものの、未だに勝ち鞍はなし。

最高着順は2着2回と後少しという競馬はありました。

しかし、そのいずれも低人気の馬で騎乗した時の着順。

つまり、ノンプレッシャーである意味平常心で騎乗が

出来ていた状況でした。

ところが今回は全く別!

これまでGⅠで乗った事のない1番人気の馬に乗るわけです。

1番人気の馬と言えば、かなり強い言い方をすれば、勝って

当たり前、または勝つことが求められる順位が最も高い馬と

いう事になります。

それは何を意味するかと言えば、その馬に乗るイコール騎手への

プレッシャー度の高さともなります。

これが武豊騎手やルメール騎手、川田騎手などこれまでGⅠで

何度も1番人気の馬に乗って勝ってきた経験のある騎手ならば

プレッシャーを喜びに変えてパフォーマンスの高い騎乗を見せる事が

出来るでしょう。

ところが1番人気騎乗が未経験の騎手にとっては、GⅠの舞台で

この役目は、脳内プレッシャー度はMAX。

いつもと同じような騎乗が出来るわけがないのです。

ダノンスマッシュが余程良い枠を引いて、さらに展開にも恵まれ

尚且つ状態が他馬よりも数段上で何馬身か突き放して勝つ事が

出来るのであれば、良いですが、接戦であればまず勝つのは

厳しいと言えます。

昨年の北村友一騎手は4着。

昨年の鞍上北村友一騎手も高松宮記念時点では

GⅠ未勝利でした。

ところが昨年は、GⅠを3勝もする大活躍を見せました。

ですが、その北村友一騎手もGⅠ3勝のうち1番人気馬での

騎乗はゼロでしたからね。

つまり、1番人気と言うプレッッシャーの中で

勝利したわけではないという事です。

それだけGⅠで1番人気を背負う馬に乗るという事は

精神面での影響が大きいわけです。

平常心が保てなくなるため、早仕掛けをし過ぎたり

追い出しを待ちすぎたり、色々とタイミングが

くるってしまう要素が多々あります。

しかし、GⅠ戦である以上、一時の判断ミスが

勝敗を分けます。

そして、今回の高松宮記念には、桜花賞馬で素質上位の

グランアレグリアも参戦予定です。

もろさもある馬ですが、能力を出し切った時の強さは

相当なものです。

またオーシャンS3着のタワーオブロンドンも一叩きされて

おそらく変わって来るでしょう。

この2頭に昨年の優勝馬であるミスターメロディーも参戦します。

幸いルメール騎手も川田騎手も、そして武豊騎手もドバイに

行っていない点は大きいですが、GⅠ勝利の多い池添騎手や

福永騎手がいます。

そして、今回怖い存在のヒューイットソン騎手もいます。

三浦皇成騎手がダノンスマッシュで優勝するためには

相当良いパフォーマンスを見せる必要があります。

ですが、次期関東のエース騎手として、そろそろ

大きなタイトルが一つ欲しい所です。

頑張って欲しいですね。

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