２０２０年ＧⅠ秋華賞！デアリングタクトにとって牝馬クラシック３冠のかかる最後の一戦。オークス優勝時のポテンシャルを考えれば、３冠濃厚には見えますが、１頭だけその３冠を阻止する可能性のある馬がいます。その名はリアアメリア！２歳時には、同世代ＮＯ１の評価を得ていた馬が３歳秋にしていよいよ本格化の兆しあり。
２０２０年ＧⅠ秋華賞デアリングタクト３冠Ｖなるか？
アーモンドアイ以来の３冠牝馬達成のチャンス。桜花賞そしてオークスとすでに２冠を達成しているデアリングタクトの視界は良好！
桜花賞の内容も素晴らしかったですし、オークスも並の馬なら届かないような不利な位置から、楽に抜けて優勝しましたからね。
流石にこれほどの牝馬は、同世代には中々いないでしょう。
秋華賞に向けて中間の動きも申し分なく、しっかりと仕上がってきているようです。まあ牡馬と勝負しても、コントレイルとサリオスを除けば、勝ち負け出来るくらいのレベルの馬と言っても過言ではないでしょう。
ですが、秋華賞は３歳秋という夏を越して急激に成長してくる馬もいます。それでも、デアリングタクトならば、オークス時くらいの力でもあっさり勝ってしまうのではという見方もありますが、しかし成長していなければ、もしやがあるかもしれません。
展開として、余程のスローになったり、もしくはオークスの時のように馬郡に挟まれて中々出てこれないと言った不利がない限りは勝ち負け濃厚だと思いますが、それでもデアリングタクトを負かす可能性のある馬が１頭だけいます。
２０２０年ＧⅠ秋華賞！リアアメリアが３冠を阻止する！
その馬の名は、リアアメリアです。
新馬戦の圧巻の内容から、関係者の多くからクラシック３冠ＮＯ１候補という評価を受けていた馬。２戦目のアルテミスステークスも出遅れて後方から上り最速で優勝。
３戦目の２歳ＧⅠ阪神ジュベナイルフィリーズでは、堂々の一番人気に支持され、ここも通過点と思っていたら、まさかの６着。優勝馬のレシステンシアには、１．５秒もの差をつけられての完敗。
ここから評価が少しずつ落ちてきて、桜花賞では４番人気に留まるも１０着と大敗。オークスでは８番人気と完全に見放されてしまいました。
ところがこのオークスでリアアメリアは、本来の能力をだいぶ出せるようになり、馬券内には絡めなかったものの、４着と健闘しました。
そして、夏を越して馬が一気に変わってきました。その初戦はローズＳ！１枠という好枠を活かして経済コースの内を先行した事もありますが、それでも２着馬には２馬身差をつけての完勝。
確実に馬が変わってきたという印象があります。またリアアメリアに関しては、すでに重賞勝ちがあるため、ローズＳではおそらく目一杯には仕上げていなかったはずです。
それを考えると、今回の秋華賞では間違いなくメイチの仕上げで臨むことは明白。ローズＳ以上のパフォーマンスが見れそうです。
２０２０年ＧⅠ秋華賞！デアリングタクトＶＳ他２頭！
リアアメリアの他には、２頭注目している馬がいます。１頭目は、オークス２着馬のウインマリリン！
やはり、オークスの内容は素晴らしく、デアリングタクトには負けてしまったもののハイペースを２番手で追走してのパフォーマンスは勝ちに等しいくらいの走りでした。
ローズＳをフレグモーネで回避した点は気になりますが、状態面さえ良ければ、安定した先行力を活かして今回も好走する可能性はあると見ています。
ただ鞍上が横山典弘騎手から息子の武史騎手に戻るのは、あまりプラスではないでしょうね。
次に２頭目を発表します。２頭目に選んだのは、マジックキャッスルです。
前走の紫苑Ｓは、マルターズディオサが勝利しましたが、先行有利の中山でスローペースという好条件化での優勝でしたので、あまり価値はないと見ています。それなら、むしろ差してきて上り２位の脚を使ったマジックキャッスルの方が余程内容は良かったと思います。
内枠を引いた事でコースロスは少なかったものの、直線で馬郡を割ろうとした際に隣の馬とぶつかりスピードが一度落ちてしまいました。その後、後方外目からウインマイティーが上り最速で伸びてきましたが、マジックキャッスルも立て直してスピードを取り戻したら、ウインマイティーより動いていましたからね。
ですので、直線の不利がなくスムーズだったら、おそらウインマイティーよりも上りの脚は上だったと思います。そうなれば、着順も馬券内には来ていた可能性もあります。
デアリングタクトには敵わないと思いますが、リアアメリアやウインマリリンが思ったより走らず、尚且つペースが上がれば、マジックキャッスルの末脚性能はかなり高いですからね。
浜中騎手から大野騎手への乗り替わりは、正直誤算でしたが出来れば真ん中から外目くらいの枠を引ければ、十分チャンスはありそうです。
