2020年GⅢ小倉大賞典!1強ヴェロックスの紐候補は3頭!

満を持して登場!ヴェロックス。

ヴェロックスにとって、昨年の有馬記念以来のレース。

昨年は、クラシック戦線で好勝負を演じてきた馬で勝利こそ

逃したものの、皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞3着。

すべてのクラシックレースで馬券内を確保したただ唯一の馬。

並の馬では、こんな芸当は出来ず、間違いなく地力の高い馬で

あり、なおかつ素晴らしい素質を持った馬と言えます。

有馬記念こそ8着に敗れましたが、外目の枠を引いてしまいましたし

馬もクラシックの連戦での疲労もあったのかもしれません。

さらに付け加えて言えば、やはりヴェロックスのベスト距離は

1800m~2000mでしょう。

この距離こそが、ヴェロックスのパフォーマンスを最大に

活かせる距離だと言えます。

マイル戦に関しては、まだ使った事がないので何とも言えませんが

父ジャスタウェイがマイルGⅠを制している事から対応可能と見ています。

ですので、ヴェロックスもいつかはマイル戦で出走してくるかも

しれませんね。

いずれにしても、まず今年初戦に選んだレースはGⅢ小倉大賞典。

芝1800m戦。

このレースに出走登録する前、2月2日に行われたシルクロードSでは

まさかの出走登録を行ったヴェロックス。

これには、多くの競馬ファンが驚いたようですが、実はシルクロードS

に使う予定は最初からなく、陣営は同じ別定戦のGⅢ小倉大賞典を考えて

どのくらいの斤量を背負わされるか確認したかった模様。

流石にこれだけの実績馬でまだまだこれから期待値の高い馬を

いきなり今まで使った事もないスプリント戦で使うわけがない。

兎にも角にも、このレースに登録したことで今回の斤量が57キロ

におそらくなると思います。

陣営的にももし59キロ、60キロという斤量ならば、別のレースを

視野に入れたのでしょうけれど、57キロであれば、十分守備範囲内。

ヴェロックス。なぜ小倉大賞典?

ファンが首を傾げるのが、やはりなぜ小倉大賞典を選択したか

ではないでしょうか?

先週行われた京都記念や、来週行われる中山記念でもいいのでは

ないかと思う人も多いと思います。

特に中山記念は芝1800m戦ですし、ベストの距離と言えますからね。

しかし、上記の2重賞を選択しなかったのは、おそらくですが

やはり一度しっかり重賞を勝たせたいという思いが陣営にある

のでしょう。

昨年の3歳時は、OPレースを2連勝するもその後はGⅠ戦線

続きで未勝利でその年を終えました。

ですので、ここでしっかり重賞を一つ勝っておき、賞金を加算

しておきたいという思いがあると思います。

それと、やはり善戦したとはいえ、ここ5戦は勝利から遠ざかって

いるので、とりあえず勝ち癖をつけておきたいという意図もあると

言えます。

人間も馬も負け癖がつくと、中々勝てなくなりますからね。

勝てる条件でしっかり勝ち、良い流れを作ると言うのはありでしょう。

京都記念や中山記念は、GⅠ馬の出走が多く、出てもまた2着3着と

言った可能性がありますからね。

一度勝つことでヴェロックス自身も自信を取り戻して

走りにもっと力が出てくるような気がします。

ヴェロックス1強で間違いない?

強いと言われた3歳馬が、古馬と対決するようになって

案外だったというケースは割と多いと思います。

ですが、今回のGⅢにおいては、メンバー的にも

それほど強い馬はおらず、さらに言えば、ヴェロックスが

すでに適距離ならば、古馬とのGⅠでも勝負になるレベルの

馬だと思っています。

正直レベルが全く違うでしょう。

また主戦の川田騎手も同日に東京でGⅠフェブラリーステークスがあるにも

関わらず、ヴェロックスのために小倉に乗りに来ますからね。

川田騎手とヴェロックスのコンビは、余程の事が無ければ

コンビ解消する事はないでしょう。

ヴェロックスの2着3着候補の3頭。

文句なしに1着はヴェロックスですが、2着3着候補の馬は

3頭上げたいと思います。

1頭目は、ジナンボー。

前走は、ジャパンカップで参考外の一戦。

距離も全く合わなかった印象。

同馬の適距離は、1800m~2000m。

昨年の新潟記念は素晴らしいレース内容で2着。

GⅢレベルなら好勝負可能ですが、ただこの馬に関しては

乗り方がかなり難しいと見ています。

気性的な問題もあり、折り合いが大変そうな馬。

デムーロ騎手とのコンビが一番相性が良い感じがします。

レーン騎手も上手く乗っていましたけどね。

しかし、今回の鞍上はシュタルケ騎手。

ジナンボーの良さをレースで出せるかが鍵となりそう。

2頭目はカデナ。

前走の中山金杯は、上り最速の脚を使うもペースがスローで

前が止まらず11着と惨敗。

しかし、今の小倉競馬場の馬場は割と時計が掛かっており、

先週は外差しも結構決まっている事から、十分チャンスが

ありそう。

ペースがある程度流れてくれれば、馬券内に食い込める可能性は高い。

3頭目は、テリトーリアル。

前走の中山金杯は、11番人気の低評価ながら3着と好走。

今回の芝1800m戦に限っては、堅実でこれまで7戦して

馬券外に飛んだのは、ただ1度のみ。

平坦コースも合いそうで時計の掛かる馬場も歓迎。

また鞍上の藤岡康太騎手は小倉で良績を伸ばしており

今回紐相手としては、一番面白そうな馬。

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