2020年GⅢ根岸S!過去17年で連覇した馬は1頭もいない。コパノは?

連覇が難しい根岸Sでコパノキッキングは?

2020年2月2日は、東京でメイン根岸Sが行われます。

ダート1400m戦のGⅢ。

ここに昨年の覇者コパノキッキングが今年も参戦予定。

そして、今回は文句なしの圧倒的一番人気想定。

ですが、この根岸S。過去17年において連覇を成しえた馬は

一頭もおらず、データ的にはコパノキッキングには厳しいと言えます。

近走で言えば、2017年に優勝したカフジテイクが2018年も

出走しましたが、3着に敗れています。

そして、2018年に優勝したサンライズノヴァは、2019年も

出走しましたが、8着に敗れています。

これを踏まえても、いかに根岸Sの連覇が難しいかが分かります。

それに加え、昨年コパノキッキングは斤量56キロで出走出来たのに

対し、今年は斤量58キロを背負います。

この2キロ分のハンデがレースに影響する可能性は高いでしょう。

また、昨年のコパノキッキングは、フェブラリーS後、計5レースに

出走しましたが、そのうちの4レースはすべてスプリント戦であり

浦和で唯一1400m戦を走りましたが、2着に敗れています。

このスプリント戦ばかりを使い続けてきた事でコパノキッキングの

短距離馬としての素質を開花させたものの、逆に東京1400mという距離に対応が

効かない馬になってしまった可能性もあります。

近年の馬としては、まさにマテラスカイがそうで、一昨年プロキオンSを勝利した時は

1400m戦でもやれるイメージはありましたが、その後スプリント戦を中心に使い

続けた事で、完全に馬がスプリント専用馬になってしまいました。

その結果、昨年のプロキオンSでは、マテラスカイにとって好条件の馬場で

あったにも関わらず、5着に敗れました。

果たしてコパノキッキングはどうでしょう。

鞍上オイシン・マーフィーで全てを覆す!

しかし、鞍上は若き天才オイシン・マーフィ騎手。

正直、藤田菜七子騎手と比べたら、鞍上の力は間違いなく

レベルが違うでしょう。

先週のGⅡアメリカジョッキークラブカップでも、それまで中谷騎手が

騎乗していたステイフーリッシュにルメール騎手が乗ったら、物凄い

神騎乗を見せて、2着と好走。

ほぼ完ぺきな騎乗で、最後は力の差でブラストワンピースには負けて

しまいましたが、騎手で馬がやっぱり変わるのをより深く実感出来ました。

それを考えると、やはり今回マーフィ騎手が騎乗するコパノキッキングは

これまで菜七子騎手が乗っていた時の馬とは全く違う馬という見方に

なっても不思議ではありません。

さらに昨年よりも馬が成長していたとすれば、マーフィー騎手がさらに

コパノキッキングの能力を最大限に引き出す事でしょう。

連覇が難しいと言われる根岸Sですが、これまでこの重賞では一番人気は

勝てないと言われていたレースをあっさり勝ってしまったのは、外国人騎手

のデムーロ騎手やルメール騎手でした。

そうなると、マーフィー騎手もまたそんなジンクスのような事は全く通用

しない騎手でもあると言えます。

大体にして、マーフィー騎手が根岸Sの連覇が

難しいなんて知る由もないでしょうからねw

また今回コパノキッキングへの騎乗は、馬主のコパさんからの打診ではなく

マーフィー騎手の方から乗せて欲しいとの事だったそうです。

つまり、今回の騎乗は、自らが希望したわけで、希望が叶ったわけですから

マーフィー騎手もここはしっかり決めたいところでしょう。

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