2020年天皇賞秋!国内最終戦アーモンドアイVSダノンキングリー!

ついにアーモンドアイにとって国内でのラストGⅠとなります。天皇賞秋!同馬がもっとも得意とする府中の2000m戦。GⅠ8勝の偉業を成し遂げるか注目の一戦です。そして、相手候補筆頭に挙げるのは、ダノンキングリー!近2走はパッとしない成績も、ベストコースベスト距離で見直しは十分可能!ダノンキングリーにとってもここが4歳で最後に取れる可能性のあるGⅠ戦。好勝負を期待します。

2020年秋天!アーモンドアイVSダノンキングリー!

スプリンターズS、秋華賞、菊花賞と秋GⅠ戦は、すべて1番人気馬が人気通りの走りを見せた事でそこそこ堅い決着で収まっています。

そして、今週行われるGⅠ天皇賞秋もまたアーモンドアイという不動の本命軸がいる事で、まず荒れる要素は低いでしょう。

何と言っても、アーモンドアイにとって府中コースは、もっとも得意とするコースで距離関係なく、しっかり力を出してきます。

前走の安田記念は、グランアレグリアが強すぎたのと、初の中2週でのレースという事もあり、ある意味しょうがない結果であったと言えます。

それでも、前年のマイルGⅠ2勝のインディチャンプには楽に先着しており、超GⅠ馬という事に変わりはありません。

現役最後の国内GⅠで8勝目の偉業が掛かるレースですので、まず陣営も抜かりのない仕上げで出走させて来る事は間違いないでしょう。

いや、むしろここがラストランと言えるくらいの確実な仕上げをしてくる可能性の方が高いと言えます。国外GⅠは、アーモンドアイの体調面の心配もありますので、場合によっては出走しないかもしれませんから。

マイル戦では、若干の不安があったアーモンドアイも、今回の2000m戦では正直最強中の最強と言えるくらい勝負になる馬を探す方が難しいかもしれません。

余程衰えがあるか、もしくはとんでもない不利でも受けない限りは、まず確勝級と言えるでしょう。

そんなアーモンドアイと好勝負できる可能性のある馬は、今回の出走馬でダノンキングリーしかいないと見ています。

ダノンキングリーのベスト距離はこれまでマイルだと言われていた事もあり、3歳時のマイルCS、そして前走の安田記念でも期待されていました。

しかし、フタを開けてみれば、どちらも馬券外という結果。この結果から、まずマイル適性はあってもGⅠ級では通用しないという事がはっきり分かりました。

ダノンキングリーのベスト距離は、1800mだと思いますが、2000mまでなら十分GⅠでも守備範囲でしょう。そして、府中の2000mなら尚の事。

ただ大阪杯のような逃げる競馬をしてしまうと目標にされてしまいますので、やはり差し競馬が一番あっていると思います。

幸い今回はダイワキャグニーやジナンボー、ダノンプレミアムなどキレる脚がない分前々で運ぶ馬がいますので、それらの後ろから競馬をすれば好勝負可能なはずです。

もちろん、アーモンドアイよりも早く仕掛けていかないと勝負にならないでしょうけど、戸崎騎手も府中なら得意ですし、先週の菊花賞でもサトノフラッグをしっかり馬券内に持ってきており、秋は好騎乗が目立っています。

おそらくここ2走の内容があまり良くないので、人気しないでしょうからその点もよいと思います。一発あるならココでしょう。

2020年天皇賞秋アーモンドアイVS他2頭。

アーモンドアイの1着は堅そうな気がしますが、相手としてダノンキングリー以外に2頭上げたいと思います。

1頭目は、フィエールマン。菊花賞そして天皇賞春2連覇と長距離GⅠで活躍してきた馬ですが、おそらく今年で現役引退なのか秋は、秋天、JC、有馬と使うのかもしれませんね。

主戦はルメール騎手でしたが、今回はアーモンドアイがいるため、鞍上は福永騎手。今一番乗りに乗っている騎手ですし、フィエールマンは有馬記念でアーモンドアイよりも上の着順でゴールしています。

もちろん、距離もコースも違うので、フィエールマンの方が強いとはならないですけど、少なくともアーモンドアイと何度か対決し勝負付けが済んでいる馬よりは、チャンスがあるかもしれません。

2000mという距離で、どれだけのポテンシャルを発揮できるかは未知数ですが、同馬もGⅠを3勝もあげている名馬であり、軽視はできないでしょう。そして、父ディープインパクトだけに瞬発力勝負では引けを取らないはずです。

2頭目は、キセキ。正直近走内容から、スタートで前に行けなさそうなのが気になりますが、持ち味のロングスパートが活きる展開になれば、アーモンドアイの2着になれる可能性はあります。ただ、やはりアーモンドアイを負かすのは厳しいでしょう。

2020年秋天!他出走登録場について

ウインブライトは、中山専用機といった感じで東京でのGⅠ良績はなく、また年齢的にも間隔的にもかなり厳しいと言えます。

カデナは、大阪杯で良い競馬をしましたが、今回は相手レベルがかなり高く正直掲示板に入ったら、それだけでも素晴らしいと言えます。ですが馬券内は厳しいでしょう。

ジナンボーは、GⅢレベルが限界かなと見ています。

スカーレットカラーは、かなり素晴らしい末脚を使いますが、それはやはり牝馬同士の中ではといったレベルで、超GⅠ級のメンバーに入ると足りない印象。

ダイワギャグニーの前走毎日王冠は、見事な走りでしたが、今回は相手強化で良くて3着といったところでしょう。まあちょっと厳しいですね。

ダノンプレミアムは、やはり昨年とは違い力が落ちた印象があります。前走が海外帰りの一戦だったとしても、ピークは過ぎたのでしょう。

昨年の安田記念も惨敗はしていますが、昨年は明らかに不利があっての結果であり、今年は1番枠を引いて不利なく回っての惨敗でしたから、敗因が違います。早い時期から活躍した馬でもあり、5歳で一気に力落ちした可能性は否定できないでしょう。

ブラストワンピースは、正直もう一線級の馬ではなくなってしまった印象。府中の時計の早い良馬場も合わないでしょうし、厳しいでしょう。

最後にクロノジェネシスですが、宝塚記念の勝ち方が圧巻だったので、おそらくここでは2番人気が濃厚でしょう。ですが、スピード決着になりそうな今回は厳しいと見ています。

時計の出る良馬場もこなせる馬ですが、やはり本質的には時計のかかる馬場でこそ本領発揮といったタイプの馬。早い時計決着になればなるほど、同馬には不利でしょう。ただ3着はあるかもしれませんね。

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