2020天皇賞秋!レースのカギを握るのはキセキ!好走出来るか?

2018年の天皇賞秋4歳時のキセキは、川田騎手を背に果敢に逃げて早いラップを刻み、3着。続いてジャパンカップも同様のハイラップで2分20秒台という驚異的なタイムを演出。並の馬ではない事は確かなのですが、近走はスタートがイマイチ。しかし、今回の秋天は間違いなくキセキがレースのカギを握っていると言っても過言ではないでしょう。

2020秋天!キセキ復活のレースとなるか?

今回の天皇賞秋は、出走頭数12頭と少ないものの、なかなかのメンバーが揃いました。そんな中でも注目されるのは、牝馬2強の対決。

アーモンドアイとクロノジェネシスでしょう。

果たしてどちらが強いのか楽しみな一戦です。

そして、このレースのカギを握る馬こそキセキで間違いないでしょう。ただ、4歳5歳時に見られたようなスタートの良さは、近走では見られず、むしろスタートで出して行き過ぎると、引っかかってレースにならないのが現状。

年齢を重ねて馬の気性に問題が出るようになってきました。ただ相変わらず馬の強さに衰えはなく、折り合いさえつけば、必ず好レースをしており、近2走においても宝塚記念、京都大賞典とも2着と良績を上げています。

正直結果論ではありますが、キセキがもし国内戦だけに集中してレースを使っていたら、菊花賞以外にもGⅠを勝てたのではないかと見ています。

海外へ遠征して帰ってくると、なぜか馬が前とは別馬のような走りになってしまい、中々好走できないという状況が何度も続きました。

それでも、並の馬なら立ち直れず、そのまま凡走続きで引退という事もあるのでしょうけど、キセキはやっぱり凄い馬なんだと改めて感じます。

これだけ調子を崩しまくって、さらに気性まで難しくなってきたのに、以前と違うレースをしても好走してしまうのですから、本当に強い馬です。

秋天でキセキのポジションは?好走出来るか?

キセキの鞍上予定は、武豊騎手ですが、おそらく今回もスタートは出たなりという競馬になることでしょう。

無理に出していけば、すぐにハナは奪えますが、それをしてしまうとおそらくキセキは暴走すると思います。いくら2000m戦でも、流石に折り合いをかいた状態で走れば、間違いなく直線を向いたころには失速するでしょう。

なので、スタートしてすぐ後方になるのではないでしょうか。キセキがやる気を出して前に行けば別ですが、まずそれはなさそうなので、京都大賞典のような競馬になりそうです。

ですが、今回はGⅠで府中の2000m戦ですから、キセキが早い仕掛けで捲っていくような競馬をするはずです。

前半1000mはスローで流れて、1000mを切ったあたりからキセキが先団へと進出してくると思います。おそらくそこから他馬も一気にペースアップしての激戦でしょう。

キセキがロングスパートをかける事は間違いないので、ペースが一気に上がった時についていけなくなる馬がたくさん出てくると思います。

ただキセキは、どうしても後方から脚を伸ばしてスパートするため、直線最後のゴールまで脚が持つかというところが課題でしょう。

他馬の追撃を振り切る走りが出来れば良いのですが、アーモンドアイには差し切られてしまう可能性が高いでしょう。

このキセキが作り出すペースを考えると、やはり中距離適正の馬よりもマイル適正の強い馬の方がラスト1000mの激ハイペースには向くような気がします。

そういった意味で考えると、今回の舞台クロノジェネシスには向かないような気がします。そして、別の記事で上げてしまいましたが、フィエールマンも厳しい可能性が出てきました。

マイル適正の高い馬順で言うと、アーモンドアイ、ダノンプレミアム、スカーレットカラー、ダノンキングリーとなるので、キセキがペースを上げれば上げるほど、マイル適正の高い馬にはチャンスとなるでしょう。

まとめ

秋天でキセキは後方から競馬となりそうですが、1000m通過後早い段階でロングスパートをかけてくる事が濃厚。

これにより、中距離で強い馬よりも激ハイペースのマイル戦での経験値が高い馬の方が好走する可能性が高くなりそう。

1位アーモンドアイ2位ダノンプレミアム3位スカーレットカラー4位ダノンキングリー

キセキが予想通りのペースを作り出せば、上記4頭にチャンス到来。

キセキが後続を振り切れたとしても1着は厳しい。残せても3着か。

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