ドラマを演出する騎手、競馬界のレジェンド武豊!
これまで数々のドラマを演じてきた武豊騎手。
まさに絵になるようなレースを幾度となく演出してきました。
お祭り男とまで言われるくらいココ一番のレースに
滅法強い騎手でもあります。
そんな武豊騎手だからこそ、今回の天皇賞春ももしかして、、と
思わせてしまいます。
また天皇賞春は、武豊騎手がもっとも得意とするGⅠレースで
これまで最多の8勝を挙げている舞台でもあります。
3200mという長距離レースにおいて、求められる力は
やはり騎手の的確な判断力ではないでしょうか。
そして、それこそが真の強さと直結します。
武豊騎手は、紛れもなくこれまでの日本人騎手の中で
ぶっちぎりのNO1騎手です。
その騎手が天皇賞春というレースに強いというのは
ある意味至極当たり前の事かもしれません。
ペース判断力、レースセンスもピカイチ。
今回の天皇賞春もやはり武豊騎手に期待が膨らんでしまいます。
問題はスタートのみ。
キセキで勝つことは奇跡ではない!
今年の天皇賞春、おそらく当初の予定では、昨年の有馬記念3着馬
ワールドプレミアで参戦予定だった武豊騎手。
ところがワールドプレミアでの参戦が叶わなかった事で、今回
回ってきた馬がキセキ。
これまでは川田騎手が主戦として乗ってきた馬ですが、近走
スタートに難が出てきた事と前走の大出遅れの影響もあり、今回
初騎乗となる武豊騎手が手綱を任されました。
スタートが上手いと定評のある武豊騎手なので、しっかりとスタート
を決める事が出来れば、十分勝負になるでしょう。
そして、キセキと言えば、これまでGⅠで何度も好走している馬。
GⅠ勝利は一度しかありませんが、ただそのGⅠこそが長距離戦の菊花賞!
しかも、雨馬場のとてつもない不良馬場という条件下での勝利でした。
つまり、スタミナ勝負には、持ってこいの馬なわけです。
また武豊騎手が菊花賞馬に乗った時の天皇賞春の成績ですが
これまで7度騎乗して、うち6勝2着1回というとんでもない
好成績を収めています。
もちろん、菊花賞馬ですので、騎乗していた馬は、ディープインパクトや
メジロマックイーン、キタサンブラックなど名馬ばかりですが、キセキも
菊花賞馬である事に違いはありません。
戦績では、名馬と比べるとどうしても落ちるキセキではありますが、実際
レース内容としては、国内GⅠで2着3回3着1回とGⅠ勝ちこそ1度しか
ないものの、一流馬である事に違いはありません。
今回のメンバーにしても、フィエールマンを除けば、GⅠ優勝経験馬は
キセキの1頭のみ。
そのフィエールマンも今年は大外枠というかなり不利な枠番を
引いてしまいました。
もちろん、このくらいのハンデがあっても十分勝ち負けになる馬で
ある事に異論はありませんが、キセキがスタートをしっかり切れれば
フィエールマンの大外枠のハンデは、きっと大きいものとなるでしょう。
データも後押しの狙い目!キセキは起きる!
実際問題、スタートさえ五分に切れれば、キセキが勝てる確率は
もはや奇跡ではなくなると言えます。
それだけの実力馬ですしね。
またキセキを後押しする材料として、過去10年の天皇賞春における
6歳馬の成績です。
人気に関係なく成績を見た場合は、4歳5歳馬と比べて分が悪いものの
3番人気以内支持という点から見た場合は、連対を外したことがないという
データが存在します。
武豊騎手の菊花賞馬での騎乗がパーフェクト連対であり、そこに
3番人気内の6歳馬の連対率もパーフェクトとなれば、鬼に金棒。
2つのパーフェクト素材がミックスされて、人馬ともに強いデータ
となっております。
キセキにとっては、ここがGⅠ獲りのラスト勝負になる可能性も高く
ここはまさに勝負の一戦と言えそう。
武豊騎手がキセキに騎乗し、奇跡を起こす。
そんなドラマを熱望します。