ダート最強3歳馬クリソベリル。主戦がルメール騎手になる可能性。

6戦全勝無敗記録はどこまで続く?

2019年ダート界を賑わせた馬は、何と言っても3歳馬

クリソベリルでしょう。

昨年のルヴァンスレーヴも凄かったですが、今年は全く

レースに出られず、今一番勢いがあるのはクリソベリルを

おいて他にはいないでしょう。

前走のチャンピオンズカップもゴールドドリームの優勝かと

思ったところに内から伸びて差し切りV。

ゴールドドリームの鞍上ルメール騎手もこれには

勝ち馬の強さに驚いていたようです。

来年は、順調にいけば、フェブラリーステークスから

スタートし、ドバイワールドカップを目標とする予定。

昨年ルヴァンスレーヴが描いていたプランを今年の最強3歳馬

クリソベリルがまさに引き継ぐ形となります。

とにかく順調にいってほしい所ですね。

そして、どこまで連勝記録を続けられるかという点も

かなり注目したいところです。

何と言ってもこれだけの馬は、そうそう現れないですからね。

本当は10年に1頭の逸材と言いたいところですが、昨年も

ルヴァンスレーヴという素晴らしい馬が現れましたので

良い表現が出来ないところが悩ましいですw

まあそれはさておき、クリソベリルの今後に関わってくるのが

主戦の問題でしょう。

前走のチャンピオンズカップで同馬とは5戦に渡り騎乗している

いわば主戦と言っていい存在の川田騎手ですが、今後の成績次第では

ルメール騎手に乗り替わる可能性は十分あります。

ルメール騎手の忖度(そんたく)が見られた騎乗。

クリソベリルには、一度騎乗経験のあるルメール騎手。

そのルメール騎手が騎乗して素晴らしい馬だと実感したのでしょう。

おそらくチャンスがあれば、また乗りたいと思っているはずです。

そして、そのためかどうかは別として、前走のチャンピオンズカップに

少しルメール騎手の忖度が働いたような気がしています。

それは、最後の直線。

ゴールドドリームが一旦抜け出したインティの外を通過したのですが

ルメール騎手がやる気になれば、インティとゴールドドリームの間の差を

詰める騎乗は出来たと思います。

これをすれば、当然ですがクリソベリルは進路が狭くなるわけで

間を割る事が出来なくなります。

そして、さらに外に出したとすれば当然間に合わず2着。

おそらくゴールドドリームの鞍上がミルコ・デムーロ騎手ならば

迷わず詰めていた可能性は高いでしょう。

しかし、ルメール騎手はそれをしませんでした。

競馬評論家の井崎脩五郎さんもレース後TVの談話内で

その事を言っていました。

なぜルメール騎手は厳しい騎乗に徹しなかったか?

それは、クリソベリルがノーザンファーム生産馬であり

将来が有望な馬だからです。

馬の能力を出させず、負けさせる事が仮に出来ていたとしても

ルメール騎手にとって一時的な利益はあっても将来的な見方を

するとマイナスに働くおそれがあります。

ゴールドドリームは、すでにGⅠを何度も勝っており、チャンピオンズカップも

制した事のある馬です。しかし、これ以上先は望めません。

ですが、クリソベリルならば、まだまだ成長途上の段階で

ワールドクラスの馬になれる可能性は高いと言えます。

その時に、ルメール騎手が鞍上となるチャンスが来る

かもしれません。

何と言ってもノーザンの馬ですからね。

もちろん、無敗記録を更新し続けている間は、川田騎手が主戦で変わらないと思いますが、

川田騎手だって騎乗停止やレースでアクシデントが起こらないとは限りません。

また上手く乗れず敗れるという可能性もあります。

そうなれば、ルメール騎手への乗り替わりという事に

なっても不思議ではないでしょう。

ですが、乗り替わりとならないよう川田騎手も

頑張って欲しいですね。

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