2018年5月27日は、東京メイン10R
第85回日本ダービーが開催されます。
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先週のオークスは、圧倒的1番人気のアーモンドアイが
人気通りの強い競馬を見せ、ほぼ順当の堅い決着となりました。
ところが、今年の牡馬は全く今のところ絶対馬という存在が
いません。
ダノンプレミアムという現3歳では最強馬と目されている馬は
いますが、果たして2400mという距離が持つかという点があります。
これまでのレースは絶対的な能力の差で押し切ってきましたが
気性が勝っている馬だけに長距離で制御しきれるか疑問です。
スピードも勝負根性もすべてずば抜けていますが、マイル戦のように
ハイペースを力で押し切れるような距離ではありません。
この点がダノンプレミアムにとって大きな課題となるでしょう。
弥生賞は、鞍上の川田騎手も上手く乗りましたが、終始スローで
負担の少ない実質は楽な競馬でした。
ですが、今回はフルゲート東京芝2400mのダービー
ごまかしの効かないコースです。
つまり、この距離ならば他の馬も付け入る隙がありそうと言うのが
大半の見方。
体型的には、十分こなせる距離だとは思いますが、どうでしょう。
単勝オッズ1倍台にはならないと見ています。
ダービーは、2013年から2017年まで1番人気か2番人気が
必ず連に絡んできたそれほど大荒れ度の少ないレース。
それが意味する事は、1番人気が抜けて強いか、1番人気2番人気ともに
他馬よりも抜けて強い、もしくは1番人気から3番人気までの馬が抜けて強い。
こういった構図が多いことから、1頭が飛んだとしても、必ず1頭の中心馬は
やってきて荒れにくいレースでした。
ところが今年は、ダノンプレミアムも絶対視が出来ない馬であり、さらにその2番手候補と
言われる馬達も、強いかと言われればまだ未知数でもあります。
皐月賞優勝馬のエポカドーロも、前走は展開の利がかなりあったのは事実。
勝ち方は強かったものの、今回は同じく前で競馬をするダノンプレミアムもいます。
パンパンの良馬場で展開が早くなった時に果たして対応できるかがまさに鍵です。
2番人気に支持される可能性は高いですが、本当に強いと言われるためには
このレースを好走する事が絶対条件と言えるでしょう。
果たしてエポカドーロが2冠馬となる事が出来るか。
その他の各有力馬についても解説していきたいと思います。
皐月賞で一番強い競馬をしたと言われる皐月賞3着馬ジェネラーレウーノですが、
今回はさらにペースが上がりそうなメンバー構成。
馬場も考えるとかなりの乱ペースが予想されます。
個人的には今回は流石に厳しいと見ています。
アイトーンとケイティクレバー、サンリヴァルも東京2400mで前目で粘るのは
至難の技と言えるでしょう。
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アドマイヤアルバは、岩田騎手が前走京都新聞杯で2着に持ってきた馬。
展開がかみ合えば、ノーチャンスではないと思います。
エタリオウは、前走の青葉賞を2着。ただ、サトノワルキューレがオークスでは案外でしたので
同等程度の力と見た場合、牡馬相手では厳しいと言わざるを得ません。
オウケンムーンは、東京は走りそうですが、前走は負けすぎのような気がします。
キタノコマンドールは前走の皐月賞を5着。ギリギリでダービー出走権を得ました。
ですが、このギリギリというのが、何か運命めいたものを感じます。
捲りもできる馬で東京芝2400mの舞台もぴったり合うはず、
さらにデムーロ騎手がこの馬に乗るしかなくなったという事も一つ運命を感じる要因です。
青葉賞では、サトノソルタスが凡走。京都新聞杯は1番人気に支持されたフランツに騎乗もこの馬も凡走。
当初は、この3頭のうちより強い馬でダービーへと考えていたデムーロ騎手も、このレース結果に
よってキタノコマンドール一択となってしまいました。
しかし、逆に言えば覚悟が決まったとも言えます。
ダービーでこの馬がどれくらいの走りを見せるかが、鍵となりそうです。
グレイルは、前走の皐月賞を6着。
改めて力のある事を証明しました。
ただ共同通信杯のレースを見る限り、左回りはあまりよくないのかなと言う印象を持ちました。
果たしてどうでしょう。
コズミックフォース 前走プリンシバルS1着馬。
力はありますが、今回は一気にメンバー強化。
流石に厳しいと思います。
ゴーフォザサミット 前走青葉賞1着馬。
前走の勝ち方は鮮やかでした。
2着3着争いをしていたエタリオウ、スーパーフェザーを尻目に
あっという間に突き抜け完勝。
東京芝2400mもピッタリの舞台だったようです。
中3週ですが、さらに状態が上向きならば、チャンスのある馬だと言えます。
ジャンダルムは、個人的には2000mまでがギリギリではないかと
思います。距離が伸びて良いタイプには見えませんし、成績も一息と言ったところ。
ダービー常連の武豊騎手が乗りますが、今回は馬券内もないと見ています。
ステイフーリッシュ 京都新聞杯1着馬。
前走の京都新聞杯は、2番手につけてかなり強い競馬をしました。
京都の高速決着にも対応でき、一気に有力馬に浮上。
ダービーでは、かなりチャンスのある馬だと見ます。
今の東京の高速馬場もこの馬には、ピッタリ。
他馬が高速馬場に戸惑うようならば、ますますチャンスと言えるでしょう。
さらに鞍上は横山典弘騎手。こういうタイプの馬には間違いなく合う騎手では
ないかと思います。
ステルヴィオ 皐月賞4着馬
前走は、ある意味参考外と見てもいいレース。
今回名手ルメールは、この馬をどう導くでしょうか。
アーモンドアイでオークスを制し、波に乗っている騎手。
昨年のオークス、ダービーW制覇を今年もやってのけてしまうのか。
ただ、正直なところ、ステルヴィオが2400mという距離が合うか
少し疑問です。
なぜならば、前走の皐月賞が上がり最速とはいえ、キタノコマンドール、
グレイルと同じ上がりのタイム。
本来ならば、もう少し切れても良い脚が使えるはずの馬だと思いますが
距離が長くなった分、末脚が切れなくなったという感もあるのかもしれません。
いずれにしても、昨年の事も考えるとここは外せない1頭。
デムーロ騎手とルメール騎手は、やっぱり大舞台では軽く扱えない騎手です。
タイムフライヤー ホープフルS(G1)優勝馬。
前走の皐月賞は10着と惨敗。前々走の若葉Sも5着と惨敗。
ここ2戦の成績を見ても、2歳時からの成長力が足りないと見ます。
今回は消しの判断。
テーオーエナジー カネヒキリ産駒のダート馬。
んーノーコメントです。消し。
ブラストワンピース 毎日杯1着馬
ついに世代上位の馬がダービーを目標に出走してきます。
NHKマイルC2着のギベオンに影をも踏ませなかったのですから
相当強い馬だと言えます。
どんな競馬にも対応出来そうな馬で、さらに強い馬に乗せたら天下一品の
池添騎手。
怪物オルフェーブル以来のダービー制覇なるか。
目の離せない1頭でしょう。
リョーノテソーロ 出走?
2400mという距離自体が合わないと思います。
ワグネリアン 皐月賞7着
前走は勝ちに行くポジションで後方有力馬達より
早めに仕掛けた結果。
福永騎手が勝ちに行く競馬をした場合、G1レースだと勝つイメージは少ない
と言えます。逆に他の馬達がやり合う展開になり、馬をじっと我慢させて
直線ではじけさせた時は、好走するパターンが多いように思えます。
近走で言えば、マイラーズカップのサングレーザー。
大阪杯のペルシアンナイトも良い競馬でした。
今回は1番人気には確実にならないであろうメンバー構成だけに
福永騎手も皐月賞ほど緊張せずリラックスして乗れるような気がします。
1着はなくても馬券内は十分あるかもしれません。
今回のダービーは思い切って、ダノンプレミアムとエポカドーロを消して
みても面白いかもしれません。
記事下
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