DM産駒の呪縛を解き放ち、歴史的名馬となるかアドマイヤマーズ!

運命の分かれ道。共同通信杯。

アドマイヤマーズの運命はいかに。

2019年2月10日(日)東京でその答えが出る。

共同通信杯(GⅢ)芝1800m。

このレースに、昨年の最優秀2歳牡馬アドマイヤマーズが出走する。

朝日杯優勝馬が、このレースに出てくるのは珍しく過去10年に

おいては1頭も出走していない。

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そして、ここからお伝えする情報が物凄く大事なのですが

過去30年において、朝日杯優勝馬でこのレースを勝った馬は

たったの2頭しかいないのです。

そして、その2頭とは、ダービー馬アイネスフウジンとあの

シャドーロールの怪物と呼ばれたクラシック三冠馬にして

同年の有馬記念の覇者でもあるナリタブライアン。

この2頭しかいないのです。

ナリタブライアンは、その世代を見てきた人ならば

誰もが知っている名馬ですが、アイネスフウジンも

また脚部不安さえなければ、ダービー以降も相当な成績を

おさめた可能性の高い馬。

事実皐月賞も2着に敗れたとはいえ、優勝馬とはタイム差なし。

つまり、共同通信杯でもし、今回アドマイヤマーズが優勝する事と

なった場合、とんでもない馬に化ける可能性が高くなります。

それは、この30年という年月において2頭の名馬を輩出した

ローテーションなのですから。

そして、アドマイヤマーズには、その名馬になるべき

ある重要な資質を一つ持っています。

それは、勝負根性です。とにかく抜かせないという闘争心の

塊のような馬だそうで、M・デムーロ騎手もサートゥルナーリアを

ルメール騎手に譲ってでもこちらを選択した一番の理由なのでしょう。

超一流馬になるには、その闘争心は非常に大事で、GⅠ7勝を獲った

テイエムオペラオーがまさに競り合いには本当に強い馬でした。

アドマイヤマーズの闘争心の強さがもっとも分かり易いレースは

やはり新馬戦でのケイデンスコールとの競り合いでしょう。

脚色は、確実にケイデンスコールの方が上だったのに、

並びかけた途端、アドマイヤマーズの闘争心が一気にUP。

絶対に抜かせないという意地の競り合いを見せ、ケイデンスコールに

交わさせませんでした。

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ただ一つ気がかりなのが、DM産駒という事。

競馬好きのダイゴさんの真似をしたわけではありませんが

DM産駒(ダイワメジャー産駒)の重賞成績ですが、1800m

までは勝ち鞍が多くあるものの、2000m以上に限っては

勝ち鞍が全くないのです。

それを踏まえると、仮にアドマイヤマーズが共同通信杯を

勝ったとしても、皐月賞ではデータ的には相当厳しい事になります。

なぜなら、これまでのダイワメジャー産駒の馬は、このジンクスを

崩した事がないからです。

アドマイヤマーズだけは、特別と思いたいですけれど

遺伝の力は、やはりデータとしてはっきり出ているので

距離不安は否めません。

ですが、もしアドマイヤマーズが共同通信杯を勝つ事が

出来れば、希望の道は見えてきます。

そして、もう一つの希望は、アドマイヤマーズが友道厩舎の

管理馬という事です。

友道厩舎と言えば、近年ではワグネリアンでダービーを

そして、シュヴァルグランでJCを制しているように長距離を

走る馬を育てるのが上手い厩舎。

当然ですが、アドマイヤマーズもクラシックを意識した調教メニュー

および管理に努めているでしょう。

この点が上手くかみ合ってくれて、アドマイヤマーズが距離延長でも

問題なく闘争心を持って走れれば、名馬になるチャンスは十分あるでしょう。

まさに今回の共同通信杯は、歴史的な一戦となりそうです。

アドマイヤマーズの走りに注目ですね。

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