ドバイWC、凱旋門賞。世界最高峰のレースに出て欲しかった日本馬2頭。

凱旋門賞に出ていたら伝説になっていた馬。

日本馬の悲願でもある凱旋門賞優勝。

これまで名だたる馬達が挑戦し、勝ち得なかった凱旋門賞。

エルコンドルパサーもオルフェーブルもそして、国内最強と

言われたあのディープインパクトでさえ、勝つことが出来なかったレース。

そんな凱旋門賞に出走してもらいたかった馬と言えば、

やはりあの馬ではないだろうか。

獲得賞金歴代1位馬、キタサンブラック。

そして、その馬主は演歌界の大御所北島三郎さん。

この馬ならば、凱旋門賞を勝てる可能性が相当あったと思う。

キタサンブラックのデビュー時の評価は、高くなかった。

いや、はっきり言えば低かったと言える。

ところが同馬には、他馬には絶対出来ないくらいの身体的タフさがあった。

これが、調教師の育成法と見事噛み合い、ハードな調教をこなし続ける事で

とてつもない強い馬となった。

日本馬の中でこれまでキタサンブラックほど、トレーニングを積んだ馬は

いないだろう。まあだからこそ、超一流馬になったわけですが。

キタサンブラックの魅力は、強力な先行力。

キタサンブラックの魅力は、ハードな調教をこなせるタフさと

強力な先行力を持つ脚質にある。

そして、これこそが凱旋門賞でも勝ち負けになると思う一番の要因。

さらに付け加えると、欧州の荒れた芝も苦にしないであろう力強い脚力。

これだけの馬が凱旋門賞に行けなかった事は本当に残念だった。

もちろん、行けば欧州の馬にはマークされただろうが、それでも何頭か

日本馬も行っていれば、かなりチャンスがあったのではないか。

またキタサンブラックと言えば、その鞍上は武豊騎手。

日本の馬に日本の騎手が乗り、凱旋門賞を勝つ。

やはりこれが見たかった。

そして、競馬界のレジェンド武豊騎手とキタサンブラックが

ともに日本馬として唯一の凱旋門賞馬となり、ともに伝説の1ページ

となって欲しかった。

もし、キタサンブラックが凱旋門賞を勝っていたら、種牡馬価値は

とんでもない事になっていたでしょう。

出走していればドバイWC勝ち確定だった馬。

競馬に絶対はないのですが、出走出来ていれば

まず勝利濃厚だった馬と言えば、クロフネではないでしょうか。

ドバイワールドカップは、2011年にヴィクトワールピサが

日本馬として初の優勝を果たしていますが、もしクロフネが

出走出来ていれば、もっと早く日本馬が優勝する事となっていたでしょう。

そして、鞍上は武豊騎手。

ダートでのクロフネの強さは別格で、おそらくこれまでの日本馬の中で

クロフネ以上に最強のダート馬はいないでしょう。

何と言っても、クロフネはそのダイナミックな走法もさることながら

乾いた馬場で芝と同じようなタイムで走るというとんでもない馬でした。

これが雨馬場で脚向きの良い馬場であれば、分かるのですが

良馬場のダートなので、レース後半になるほど、他の馬が

止まって見えるような感覚でした。

クロフネについていこうとすると、皆バテて潰れてしまうのですから。

本当に笑ってしまうくらい強い馬でした。

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