波乱のGⅢ京都平安S2018、有力馬2頭は沈黙のままに

2018年5月19日(土)京都メインGⅢ平安Sは
波乱の決着となりました。

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単勝1.7倍、圧倒的1番人気グレイトパール。

続いてG1チャンピオンズカップ2着の2番人気テイエムジンソク。

この2頭がすべての人気を吸い取るくらい絶大な人気を
誇っていました。

ところが何と2頭とも馬券外に吹っ飛んでしまうという
ビックリの波乱レース。

グレイトパールはかろうして5着と掲示板がやっと、テイエムジンソクは
掲示板にものらず6着と惨敗しました。

まんまとしてやったのは、ミルコデムーロ騎手騎乗のサンライズソア。

テイエムジンソクのお株を奪うような、一定のペースで逃げ
後続に影を踏ませませんでした。

完勝です。

そして、2着にはクリストフルメール騎手のクイーンマンボ。

さらに3着には、前走アンタレスS3着馬のクインズサターン。

デムルメ馬券で、馬連は5,940円、馬単は16,030円と高配当の
決着となりました。

サンライズソアは前走のブリリアントSで1番人気に支持されるも
後方からそのまま何も出来ず14着と大敗。

それもあってか、7番人気と低評価でしたが、今回は得意の前目に
行けたこともあり、京都の前が止まらない馬場も有利に働き見事1着。

一方出だしがつかなかったテイエムジンソクは、控える形になってしまい
苦しい競馬となりました。

斤量差、休み明け、あと微妙に距離も長かったのかもしれません。

逃げるか2番手くらいで競馬をするのが一番この馬に合っているパターンですが
今回はそれが出来ませんでした。

まだ力負けとは一概に言えないレースです。

グレイトパールに関しては、2走ボケもあるとは思いますが、やはりマクりが
少し早すぎたのかもしれません。

もう少し溜めていけば、違った結果もあったかもしれません。

早く行き過ぎた結果、クイーンマンボやクインズサターンにも差し切られ
なおかつミツバを差す事も出来ませんでした。

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ですが、次走はテイエムジンソクも一度叩かれて上積みもあるし、G1出走であれば
同斤量ですので、いつものようにもっと前で競馬をすれば好結果も十分期待できる
と思います。

グレイトパールも次は叩き3戦目で一番走り頃、川田騎手が仕掛けを間違える事が
なければ、この馬本来の持ち味が十分に活かせるのではと思います。

今回は、デムーロ騎手の好騎乗を褒めるしかないですね。

サンライズソアも元々力はある馬で、GⅢくらいならば、いつ取ってもおかしくは
ない馬と言われていました。

近走は、オープン大将と言われて、軸候補に最適な馬でしたが、ここをきっちり
勝った事でまたこの馬の評価が変わるのではないでしょうか。

クイーンマンボも近走は地方のダートグレードレースにばかり出走して
いましたので、JRAの重賞では一枚足りないと思われていましたが、
流石に強いところを見せました。

ルメール騎手の騎乗も光っていたと言えます。

クインズサターンもオープンに上がるまで少し時間を要しましたが
上がった後、3戦は結果を出せなかったものの、その後3戦は素晴らしい内容。

まずは、マーチS(GⅢ)で2着、アンタレスS(GⅢ)で3着、そして平安S(GⅢ)で3着。

重賞競走で3戦すべて馬券内と堅実な末脚を武器に好走。

この先、ハイペースになるレースがあれば、一発チャンスがあるやもしれません。

これでまた今後のダート戦が楽しみになってきました。

グレイトパール、テイエムジンソクの巻き返しなるか、それとも新興勢力の台頭が
あるか、今後の重賞競走からは目が離せないですね。

それにしても、重賞競走では、デムーロ騎手、ルメール騎手は人気薄でも注意が
必要ですね。

普通の乗り方では勝てない馬を、普通ではない乗り方に変えて勝たせたりします。

馬を自由自在に制御できる腕は、流石と言わざるを得ません。

記事下
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