平成最後の最強牝馬誕生！
２０１８年１１月２５日（日）
東京GⅠジャパンカップ。
芝２４００ｍ。
歴史を大きく塗り替える名牝が誕生。
名実ともに最強牝馬の称号。
平成最後の年にまさかこれほどの馬が現れようとは
誰も想像してなかった事でしょう。
単勝１番人気１．４倍の圧倒的支持を受けていたとは言え
古馬の一線級牡馬との対決は今回が初めて。
３歳牝馬相手には、段違いの強さを見せてはいましたが
流石にGⅠ級の古馬相手では、案外楽ではないと思っていた人も
多かった事でしょう。
しかし、アーモンドアイにとっては、そんな心配は全く無意味でした。
道中は、まさかの３番手、２番手を追走。
おそらく多くのアーモンドアイのファンは、少し前過ぎないかと
思ったのではないでしょうか。
大方の予想は、中団より後ろの位置からの競馬をすると思っていた
人も多く、ここまで位置取りが前だとは想定外だったはずです。
ところが、ルメール騎手は目標をこの馬と決めていたような乗り方
をしていました。
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この馬とは、そうキセキです。
前走の天皇賞秋では、かなり良い競馬をしていた事をルメール騎手は
分かっていたのでしょう。
まさに今回はそれを見越していたと言えます。
またキセキ鞍上の川田騎手も今秋のGⅠ戦線では、未だ馬券外に飛んだことは
なく、今回もペースを握れば、注意しなければいけないジョッキーという
ルメール騎手の意志が働いていたようなマークでした。
それがはっきりと分かるのは、ルメール騎手が全く後ろを見てなかったし
後続の馬では、アーモンドアイを捉える事はできないという絶対的な自信が
あったような騎乗ぶりでした。
直線でキセキをいつ交わすかというそんな乗り方でした。
そして、ルメール騎手がゴーサインを出すとあっという間にアーモンドアイは
キセキを並ぶ間もなく交わし、あとは１頭独走状態。
見事１着でゴール板を駆け抜けました。
強い！本当に強い牝馬だ！
そう思っていましたが、走破時計が表示されると物凄い
どよめきが起きました。
ナント！走破タイム２分２０秒６！
スーパーレコード。しかも、世界レコード！
これまでの世界レコードは、
２分２１秒９８ アシデロ(南米) サンシイドロ競馬場
で計測されたものですが、アーモンドアイの走破時計は
これを１秒３も上回る驚異のレコードタイム。
こんなタイムで走られたら、そりゃあ後続馬はお手上げですよね。
東京芝２４００ｍのこれまでのレコードタイムは、２００５年のJC
（Lデットーリ騎手鞍上）アルカセットの２分２２秒１。
これもかなりのハイペースで出た時計でしたが、このタイムを
１秒５も縮めたわけですから、とんでもない馬であると言えますね。
２着に入線のキセキの２分２０秒９も凄いタイムですけどｗ
川田騎手は、またクリストフにやられたとうなだれたようにゴールしてました。
抜群のペースメーカーにされてしまった格好でしたが
川田騎手のスーパーレコードを出させた功績も大きかったと言えます。
キセキも相当強い競馬をしましたからね。
３着のスワーヴリチャードとは、０．６秒差。
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アーモンドアイの２０１８GⅠパフォーマンス！
それにしても、アーモンドアイの強さは桁外れでした。
桜花賞の誰もが驚いた末脚。
オークスで見せた自在性。
そして、距離延長の不安視も一層。
秋華賞では、普通なら届かない位置から
あっさりと突き抜けて完勝。
３冠を楽に勝ち、迎えた今日のジャパンカップ。
２．３番手から余裕を持っての直線。
そして、世界レコード。
まず文句なしに今年のMVP年度代表馬間違いなしでしょう。
レイデオロが仮に有馬記念を勝ったとしても、アーモンドアイには
及ばないと思います。
それほど、今年の１番馬と言えるほど、目立つ存在だったと言えます。
ウォッカやダイワスカーレットを超える名牝になるかは
今後のアーモンドアイの成長次第ですが、きっとアーモンドアイならば
もっと高い頂きに行ってくれるような気がします。
目指すは海外の一線級との勝負。
あとは、来年になり、斤量が増えてからも同じ競馬が出来るか
と言ったところでしょう。
ロードカナロア産駒の最高傑作アーモンドアイ！
今後がますます楽しみです。
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