関東圏の騎手と関西圏の騎手の力差がどんどん開いている件について。

どの世界でも切磋琢磨(せっさたくま)が必要。

近年において、関東圏の騎手と関西圏の騎手の力差にどんどん

開きが生じています。

それは、交流戦つまり重賞競走などで見ると、一目瞭然で

上位に来る騎手のほとんどは、関西圏の騎手で占められています。

もちろん、関西圏にはデムーロ騎手やルメール騎手など海外でも

トップジョッキーであった二人がいる事も関係していますが

話はそれだけでは終わりません。

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関東圏では、し烈な上位争いが正直少ないと言える現状。

しかし、関西圏では常に多くの若手はじめ、日本のトップジョッキーが

外人2騎手に負けじと、切磋琢磨して騎乗技術を上げてきています。

関西圏の騎手たちも当初は、きっとデムーロ騎手やルメール騎手などの

海外の一流騎手が参戦してくることに、あまり良い顔はしなかったと

思います。

ところがこの二人がやってきて、さらに武豊騎手をはじめ上位の騎手から

多くの事を学べ、いわば先生や師匠ともいえる存在がいる事で確実に

関西圏の騎手は、上手くなってきているのが現状。

直接肌で感じる事は、特に若手ジョッキーには良い刺激になっている事でしょう。

つまり、関西圏では今騎手力の底上げが自然と起きているといった状況

と言えます。

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その中でも今メキメキと力をつけ、すでに日本人騎手の中ではトップともいえる

存在になっているのが川田騎手ではないでしょうか。

川田騎手もまた向上心の塊のような騎手。

常に自分を厳しい立場に置くことで、騎手としての力量を上げてきました。

福永騎手もずっと武豊騎手の背中を追い続けた事で、今の地位があるわけで

やはり、上の騎手からどんどん良いところを吸収しないと力はあがらないと

思います。

その点関東圏は、日本人騎手のみで特に近年は大きな動きもなく、リーディング上位に

いる騎手は、常に同じと言った状況。

別にこの事が悪いというわけではないのですが、新勢力的なジョッキーの存在がないと

やはり上位の騎手もレベルが上がらないという事が懸念されます。

本当はモレイラ騎手が今回試験を突破して、関東圏で騎乗すれば、かなり関東圏の

底上げが期待されたのですが、非常に残念な結果になりました。

このままですと、関西と関東のジョッキーがともに騎乗する重賞競走などでは

関東圏のジョッキーが勝てなくなってしまうおそれがあります。

もちろん、圧倒的に強い馬に乗れば、関東圏の騎手でも関係なく勝つでしょうが

今や血統的にも優秀な馬が沢山輩出されていますので、僅かな差で

着順が簡単にひっくり返るでしょう。

つまり、騎手の力差で着順が変わる時代だと言えます。

本当はデムーロ騎手かルメール騎手のどちらかが関東圏に

移籍してくれれば良いのですが、まあそれはないでしょうね。

関東圏と言えば、戸崎騎手も確かに上手いですが、それは関東圏での話。

関西圏の騎手と相まみえると、なかなか勝てなくなるというのが

現状です。

そういった意味では、やはりライバルとなる騎手がそれぞれに

必要である事が分かります。

もちろん、関東圏の騎手が努力していないとかそういった事ではなく

技術力の向上には、やはり強い騎手や上手い騎手、手本となる騎手が

多くいたほうが良いという事です。

競馬好きの一ファンとしては、そういった思いがあります。

関西圏の騎手に負けないように関東圏の騎手にも頑張って欲しいですね。


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