GⅢマーメイドSとエプソムカップの結果を振り返る。

2018年6月10日(日)

まずは、先週の阪神メインGⅢマーメイドSから振り返りたいと
思います。

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阪神は予想に反しての良馬場で行われました。

私が推奨したエテルナミノルは残念ながら惨敗してしまいましたが
今年は53キロ以下の馬が1,2着を独占。

やはり、過去10年で連対馬15頭が53キロ以下という傾向が
そのまま反映される形となりました。

エテルナミノルは、出遅れなければ勝負になると思っていたのですが
上手く前目につけれたのに伸びきる事が出来ませんでした。

昨年と比べるとやはり力が落ちてしまった印象です。

勝ったアンドリエッテは、51キロというハンデを活かして
上がり最速での勝利。

近走を見てみると、しっかり末脚を活かした競馬が板について
惜しい競馬が続いていました。

状態も良かったのでしょう。

今年も関西馬が優勝し、関東馬がずっと勝てないレースという傾向が
引き継がれました。

2着馬は、その関東馬のワンプレスアウェイ。

惜しいクビ差の2着でしたが、久々に好走しました。

元々このくらいはやれていい馬でしたが、近走があまりにも
走れていませんでしたので、久々の2着に陣営もほっとした事でしょう。

この馬は内枠を引いた時は意外と走る可能性があるかもしれません。

好走の理由はやはり、コースロスなくレースを運べた事ではないでしょうか。

3着のミエノサクシードは実力馬でしたが、何とか3着に残したという印象。

それでも、牝馬相手ならば、得意の阪神で力をある程度発揮したのでは
ないでしょうか。

やはり、マーメイドSは人気薄の台頭が目立つレースですね。

今回のように抜けた実力馬がいない時は、何頭かの人気薄を軸に手広く
買うのも手だと感じました。

それにしても、トーセンビクトリーが15着最下位とは驚きです。

馬の力が落ちてしまったのでしょうか。

出走する度、ある程度人気を集めていた馬でしたが、次のレースは
かなり人気を落とすでしょうね。

あとミリッサは、やはり2000mは長い印象を受けました。

ダイワメジャー産駒ですので、1800mまでがベスト距離だというのは
今回のレースではっきり分かりました。
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さて次にエプソムカップですが、こちらは雨馬場の東京。

勝ち馬はサトノアーサー。

前走から一度叩かれて良化。

抜群の手応えで突き抜けましたね。

雨馬場も特に苦にする事なく、大外枠で馬場の良いところを
走れたのもプラスでした。

この馬は雨馬場が苦手ではないと個人的に思っていたのですが
それは、3歳時のきさらぎ賞でしっかり走れていた印象があったから。

また2走前の洛陽Sでも、稍重の馬場をきっちり差し切って
勝ちましたからね。

菊花賞は単に距離が合わなかったのと流石に不良馬場過ぎたのも
敗因でしょう。

この馬のベスト距離は1800m。

まさに最高の舞台での勝利となりました。

戸崎騎手も東京開催は好調ですからね。

一方1番人気に支持されたダイワキャグニーは14着と大敗。

何と言っても、重馬場が合わなかったの一言に尽きますね。

全く伸びませんでしたから、これは参考外の1戦と見て良いでしょう。

とにかく雨が降ったら、良くないタイプだと言うのが
はっきり分かりました。

それに対して
2着に上がり最速で突っ込んできたのは、ハクサンルドルフ。

1800mという距離そして東京コースはベスト舞台。

ただ相手関係を見ると、この馬には荷が重いと思っていましたが
雨が降ったら話は別。

アドマイヤムーン産駒だけに他の馬が気にする雨馬場では
力を十分に発揮できるわけです。

まさにルドルフ=皇帝の力を見せたレースだったのでは
ないでしょうか。

3着は、前走2年ぶりの復帰レースでいきなりの勝利をおさめた
グリュイエール。

叩き2戦目でさらに良化して臨んだエプソムカップ。

雨馬場でしたが、しっかりと伸びて3着は立派だったのではないでしょうか。

エプソムカップは、堅い重賞レースというイメージでしたが、今回は
1番人気のダイワキャグニーが負けてしまった事でガチガチの堅い決着とは
なりませんでした。

ただ、4着までの入線馬を見てみますと、1着のサトノアーサーが2番人気。
2着のハクサンルドルフが4番人気。

3着のグリュイエールが5番人気、4着のサーブルオールは3番人気と
結果的には上位人気馬がある程度人気通りの走りをしました。

馬連の配当も2000円台と荒れたといえるほどのレースではありませんでした。

上位人気馬がしっかり馬券に絡むレースだという傾向に変わりはなさそうです。

今回のエプソムカップは、収穫の多いレースだったように思います。

注目のスマートオーディンも2年ぶりの復帰レースでしたが、行きっぷりも
良く逃げるという展開。

見せ場もまずまず作りました。最後は脚が上がってしまいましたが、復帰初戦としての
内容としては良かったのではないでしょうか。

少しずつ良化していってほしいですね。

グリュイエールといい、楽しみな馬がまたターフに戻ってきました。

ダイワキャグニーもこのレースで人気を落とすようならば、秋の東京開催で
狙い馬となるかもしれません。

雨馬場でなければ、もっと走る馬ですからね。一ついい材料が出来たと思います。

記事下
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