ノーザンの馬であらねば、競走馬にあらず!今期GⅠ22戦18勝!

ノーザンファーム最強!!

今期のGⅠ戦もあと残すところ、有馬記念とホープフルSの

2レースのみとなりました。

2019年の国内中央開催におけるGⅠ戦は、ジャンプレースを

除くと全24レース。

そして、ここまで実に22レースが行われてきたのですが

そのうちの18戦において、優勝馬はすべて

ノーザンファーム生産馬となっております。

冒頭のタイトルで、かなり衝撃的な文言を入れましたが

今やまさにノーザンファーム神話とも言えるくらい

ノーザンの生産馬が目覚ましい活躍をしています。

さらに凄いのは、GⅠレースの勝ち馬だけでなく、それ以降の

着順でも、上位の大半をノーザンファーム生産馬がおさめている

という事です。

これは、何を意味するかと言うと、結局1着のノーザンファーム生産馬が

仮に降着となったとしても、結局1着はノーザンファーム生産馬になる可能性が

高いという事です。

どちらにしても、ノーザンの馬がGⅠレース優勝馬となってしまうのです。

もはや、ノーザンファーム生産馬に他の生産馬が勝てなくなって

きているという現状が実績として表れています。

ノーザン生産馬が勝てなかった4勝のGⅠ。

そして、ノーザンファーム生産馬が勝てなかったGⅠについて

注目したいのですが、その4つのGⅠについて書いていきたいと思います。

まず1つ目は、フェブラリーステークス。

ダート1600m戦で今年は、非ノーザン生産馬のインティが勝利。

2着には、ノーザンファーム生産馬のゴールドドリームが入線していますが

掲示板に入線した馬の中では、唯一ゴールドドリームだけがノーザンの馬でした。

2つ目は、高松宮記念。

芝1200mのスプリント戦を勝ったのは、ミスターメロディでした。

こちらのレースは、掲示板に入った馬の中に1頭も

ノーザンファーム生産馬はいませんでした。

3つ目は、日本ダービー。

1着は、人気薄で逃げ切ったロジャーバローズ。

2着は、タイム差なしのダノンキングリー。

そして、いずれの2頭も非ノーザン生産馬。

3着に入った馬がようやくノーザン生産馬のヴェロックスでした。

4着はサートゥルナーリア。

5着は非ノーザン馬のニシノデイジーでした。

最後の4つ目は、スプリンターズS。

優勝馬は、タワーオブロンドン。

そして、このレースも高松宮記念同様、掲示板に

1頭もノーザン生産馬はいませんでした。

ノーザン馬が勝てないGⅠ。

今年ノーザン馬が勝てなかったGⅠで、もっとも

分かりやすいデータとしてスプリント戦が挙げられます。

高松宮記念、スプリンターズSともに馬券内にもおらず

さらに掲示板にすら1頭もいなかったわけです。

これは、まさにノーザンの馬はスプリント戦において

あまり力を入れていない証拠とも言えるでしょう。

別にスプリントGⅠを捨ててるといった訳ではないですが

やはりGⅠ戦で格の高いレースとなると、中長距離が

メインとなります。

ですから、当然ですが全部に焦点を当てるよりも、必ず

獲りたいレースに向けて馬づくりをしているのだと思います。

またダートも同様で、12月に行われたGⅠチャンピオンズカップこそ

ノーザン生産馬が上位を占める形となりましたが、フェブラリーSに

おいては、掲示板に入ったノーザン馬は1頭のみでした。

つまり、スプリント戦とダート戦はノーザン馬でなくても台頭できる

余地は十分にあるという事です。

ですが、今年のダービーに関してはノーザン関係者から見れば、異例の

ダービーだったとも言えるかもしれませんね。

なんせ断然の1番人気だったサートゥルナーリアが負けたわけですから。

ノーザン関係者にとっては、ダービーはどうしても勝ちたいレースの

3位以内には入っているであろうレースですからね。

ですが、22レースで非ノーザンが勝てたレースはたったの4レース。

この現実だけは直視するしかないでしょう。

GⅠレース優勝馬の9割がノーザン生産馬。

もうノーザンのためのGⅠと化している現在のGⅠ戦線。

9割ですよ。この数字はもはや凄いというどころの話ではない。

ノーザン主催の運動会ともいえる状況。

馬券を組み立てる上で、スプリント戦を除いたGⅠレースで

ノーザン生産馬を外す事は論外ともいえます。

なぜノーザンが強くなったか?

これは、紛れもなく外厩制度に他ならないでしょう。

ノーザンファーム天栄、ノーザンファームしがらきなど

ノーザンの外厩は本当に優秀。

最高の環境で育成されるわけですから、馬が本格化した頃には

他の生産馬とはかなり力差が変わってしまいます。

当分は、ノーザン一極という状態が続くでしょう。

ですが、馬もまだ若い成長途上の段階であれば、ノーザン生産馬で

なくてもGⅠで勝てる可能性はあります。

特に2歳、3歳の春くらいまでは、馬の能力値が高ければ

ノーザン生産馬よりも力のある馬は十分いるでしょう。

ですので、非ノーザン馬をGⅠで本命にするのであれば、2歳

3歳限定のGⅠやダート、スプリント戦で狙うのがいいと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする