大阪杯惨敗のシュヴァルグランは、天皇賞春で買えるのか?

大阪杯を13着と大敗したシュヴァルグランですが、
レース前からささやかれていた距離不安。

2000m短い説が、まさに現実になりました。

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もちろん、目標は天皇賞春でしたので
大阪杯はいわば叩き台。

鞍上も三浦皇成騎手でしたので、当然ながら
陣営も勝負気配はなかったのだと思います。

オーナーの大魔神こと佐々木主浩さんも
ドバイのヴィブロスに気持ちを集中していた印象。

ヴィブロスが、ドバイターフで2着に敗れ、悔しがっていましたが
シュヴァルグランに関しては、まあ仕方ないという気持ち
だったのではないでしょうか。

もちろん、出走する以上は、あわよくばの気持ちもあったでしょうし
シュヴァルグランの実績からすれば、全くない馬ではないですからね。

実際、大阪杯も4番人気に支持されていましたから。

それにしても、にしてもだよ、負けすぎだよなーと多くの
競馬ファンはそう思ったのではないでしょうか?

逃げたヤマカツライデンすら交わせなかったわけですからね。

そこで天皇賞春本当に大丈夫?と不安視される声が
チラホラと出て来ています。

もしかして、ピークを過ぎてしまったのか。

と、その前に大阪杯に話を戻します。

シュヴァルグランの大阪杯は、有馬記念レース後3か月の休み明け。

本来この馬は、成績が示す通り、休み明けも苦にしない馬で
休み明けでも常に安定した成績をおさめてきました。

しかし、昨年の京都大賞典は、デムーロ騎手との相性もあまりよく
なかったせいか、最後伸びきれず3着に敗れました。

スマートレイアーの武豊騎手が上手く乗った事もありますが、
最近は年齢を重ねた事により、馬が休み明け初戦は少しズブく
なっているのではないかと思います。

ただ、それだけでは説明がつかないくらいの負け方。

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その原因の一番は、最初の1000mのスローの流れから
スワーヴリチャードのデムーロ騎手が一気に乱ペースに
切り替えた事だと思います。

ラストの1000mの流れは、マイルのような流れだったと
個人的にはそう思います。

事実4着までに入線した馬は、1800m以下のレースでも
ある程度好走歴のある馬ばかりでした。

2着に食い込んだペルシアンナイトがまさにいい例で
あの流れについていけるのは、マイルで走れるくらいの
スピードがないと厳しかったのだと思います。

アルアインにしても、毎日杯勝利と皐月賞の超ハイペースを
制した実績があります。

ヤマカツエースもニュージーランドトロフィーを勝っています。

そういった意味では、シュヴァルグランの今回は本仕上げではない上に
さらに経験したことのない2000m以下のようなレースを
させられたわけです。

2000mでさえ距離が短いのに、後半から1600mのようなレースをしたわけ
ですから、ついていけなくて当然です。

したがって、今回の惨敗は全く参考外にして良いレースだと
思います。

天皇賞春は、何と言っても3200mという長丁場。

シュヴァルグランにとっては、どっしりと構えられる最高の舞台。

キタサンブラックのペースについていけた数少ない一頭。

最強馬と戦ってきたわけですから、当然勝ち負けになる馬
だと思ってほぼ間違いないでしょう。

そして、天皇賞春は、陣営も確実に過去最高の状態に
仕上げてくるはずです。

シュヴァルグランには、昨年のJCに続き、2つ目のG1を
手中におさめてもらいたいところです。

一番心配なのは、やはり枠順ですね。

外枠だけは、引かない事を陣営もさぞ祈ってる事でしょう。

あとは、当日の馬場状態ですね。

良馬場でやれて、なおかつ内目の枠を引けることが出来れば
まずこの馬が軸候補で間違いないでしょう。

キタサンブラックという名馬と、渡り合ってきた力を
存分に発揮して欲しいところです。

記事下
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