2018天皇賞春、各有力馬達が好走する条件とは?

2018年のG1は、これまで5戦行われてきました。

フェブラリーS、高松宮記念、大阪杯、桜花賞と
割と上位人気馬が勝ち荒れ要素は少なかったのですが、

ついに先週の皐月賞で、波乱がおきました。

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一番は出走すれば、圧倒的一番人気になっていたであろう
ダノンプレミアムが回避した事が波乱の要因であったと思われます。

ほとんどの人気有力馬が差し追い込みとあって
前をとらえきれずに決着がついたレースでした。

さて今週は、G1がありませんが、来週は格式高い
G1レース天皇賞春が行われます。

そこで出走予定の各有力馬達にスポットを当て
好走する条件を書いていきたいと思います。

まず、優勝筆頭候補と言えば、この馬ですね。

シュヴァルグラン。

大阪杯は、13着と今までにない大敗をしましたが
距離不足、仕上げもソコソコ、騎手もテン乗りと特に悲観するレース
ではなかったと個人的にはそう思います。

この馬はやはり2400m以上のレースでこそのタイプ。
距離は長い方がいい。

大阪杯の負けで逆に人気が落ちるようなら、馬券的には
美味しいと見ています。

天皇賞春は、キタサンブラックと2度対決し、3着そして2着と
堅実な力を見せてきました。

今回3度目の挑戦ですが、キタサンブラックのいない今、主役を
はるのはシュヴァルグランをおいて他にないでしょう。

関係者もこのレースに込める思いは、相当強いはずです。

馬もほぼ100%に近い状態で仕上げをしてくる事でしょう。

そして、鞍上は昨年のJCを勝った時のボウマン騎手の予定です。

この馬が確実に好走してくるのは、間違いないと思いますが
条件をあげるとすれば、やはり内枠を引きたいでしょう。

昨年は、サトノダイヤモンドを振り切って2着になりましたが
枠順の差は大きかったと思います。

そして、もう一つは当日の馬場ですね。なんといっても良馬場が理想でしょう。

宝塚記念での凡走が物語っているように、重馬場はあまり良いとは
言えないでしょうね。

内枠と良馬場。これさえキープ出来れば、シュヴァルグランの優勝率は
グッと跳ね上がる事でしょう。

次はクリンチャーです。

昨年の菊花賞では、あの超荒れ馬場でキセキには負けたものの2着。

年が明けて京都記念では、重馬場も何のその皐月賞馬アルアインや
ダービー馬レイデオロを抑えての勝利。

しかし、阪神大賞典では、道中折り合いをかいてしまい
苦しい競馬、3着を確保するのが精一杯でした。

4歳最強世代の中の一頭。

天皇賞春でも間違いなく最有力候補の一頭です。
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さらに天皇賞春と言えば、この人。武豊騎手です。

クリンチャーの鞍上が武豊騎手であることは、かなり大きい。

これまで天皇賞春は7度優勝しています。

武豊騎手がいかに長距離戦で馬の運び方が上手い騎手で
あるかが分かると思います。

他の騎手、特に短期免許で来る外人騎手またデムーロ騎手や
ルメール騎手も武豊騎手のペースを見ながらレースを進める事が
多いと言っていました。

体内時計が常人をはるかに越えたレベルであることがうかがえます。

そのクリンチャーですが、好走条件を2つあげます。

一つは、やはり内枠を引く事ですね。

もはや、常識とされるほど言われていますが、天皇賞春や菊花賞を見てもそうですが、淀の長距離戦
ではいかにロスのない経済コースを走り、スタミナを温存できるかが勝利の鍵となります。

もちろん外枠だから、勝てないとは言いませんが、内枠のほうが
良いのは、近走の天皇賞春を見れば明らかです。

そして、もう一つの条件は、重馬場です。

他の有力馬が、雨を気にするようなら、むしろこの馬にとっては
雨は大歓迎です。

雨が降ったらどの枠に入ろうと馬券内100%と言っても過言ではないでしょう。

かなりタフな馬である事は間違いなく、重馬場での力は文句なしのG1級です。

宝塚記念でも、この馬が出走してくるならば積極的に狙って
良い馬であると言えます。

もちろん、だからといって良馬場がダメだとは思いません。
昨年の超ハイペースの皐月賞でも4着に来ていますからね。

後は、武マジックが出るかどうかです。

さて次はレインボーラインです。

この馬も一線級とずっと戦ってきた馬です。

昨年の天皇賞秋では、超荒れ馬場の中あっと驚くような
脚で3着に入りました。

3歳時には、札幌記念3着、菊花賞2着など非凡な才能を見せていた
馬だけに期待されていたのですが、それ以降は惨敗続きでした。

しかし、天皇賞秋で3着、前走阪神大賞典では、見事優勝。

改めてこの馬の強さを証明する事ができました。

やっとG1獲りのチャンスが訪れたと言えます。

この馬が天皇賞春で好走する条件は、3つです。

一つは、上記2頭にあげたように内枠を引く事。

二つ目は、やはりクリンチャー同様、少し緩い馬場のほうがいい事。

三つ目は、他の有力馬達を見ながら、じっと構えるレースになる事。
鞍上予定の岩田騎手の判断が非常に大事になると思います。

良いポジションを取り、阪神大賞典のようなレースが出来れば
勝つ可能性はあると思います。

次はガンコです。

前走の日経賞は鮮やかでした。

この馬は、持久力勝負になればかなり強い。
ただ、瞬発力勝負になってしまうと分が悪い。

この2点を含めますと、長距離戦は間違いなくいいタイプです。

この馬の好走条件は2つ。

やはり、内枠を引く事と出来れば重馬場ですね。

前目を走るこの馬にとって、重馬場の持久力勝負になれば
願ってもない展開です。
(ナカヤマフェスタ産駒ですから、緩い馬場が合うのは間違いない。)

あっさり勝ってもおかしくはないでしょう。

良馬場でもいいとは思いますが、4コーナーくらいから
早めのロングスパートをしないと瞬発力のある馬にはかなわないのかなと思います。

楽しみな一頭であることは間違いないと思います。

さらに将来的なレースを考えますと、暮れの有馬記念で出走して
きたら、かなり面白い馬ではないかと見ています。

他の有力馬は、上記の馬と比べるとかなり条件が
揃わない限り、勝つのは難しいと言えます。

トーセンバジルもデムーロ騎手が乗るようですが
良馬場で内枠に入ったとしても、距離が長いような気がします。

サトノクロニクルも前走の競馬を見る限りでは、こなせる距離
というだけで一線級相手となれば、どこまで通用するかは疑問です。

ただ今春好調の川田騎手が乗る予定なので、3着くらいならありえるかも
しれません。

アルバートもルメール騎手が乗ってどこまでという感じですね。
まあ今年が一番馬券内確率としては高いかもしれないです。

ただ勝ちきるのは難しいと言えます。
ムーア騎手が乗ったら少し面白いかもしれないですけどねw(ないけど)

そんな中敢えて一頭あげるとすれば、スマートレイアーです。

距離に関しては不安がありますが、出走してくれば面白いと思います。

古馬になり、精神的にどっしりしてきた事もあり、長距離でも折り合いが
つくようになったので、ロスなく経済コースを走れれば、あっと驚くレースを
見せてくれるかもしれません。

何と言っても昨年の京都大賞典は、見事でしたからね。

今のスマートレイアーならば、一発あってもおかしくないと言えます。

8歳牝馬がG1獲りなんて夢がありますよ。
ですが、騎手の腕がかなり大事。

横山典弘騎手あたりが乗ってきたら、抑えが必要かと思います。

いずれにしても、重馬場歓迎馬と良馬場歓迎馬と分かれる
そんな天皇賞春になりそうです。

記事下
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