大阪杯 な~に~!マルターズアポジーが出走しないだと?

G1大阪杯とG3ダービー卿トロフィーのダブル登録をしていた
マルターズアポジーですが、距離適性を考慮してダービー卿を選択する事にした模様です。

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まあ実際大阪杯は力的に見ても、今回の強敵ぞろいのメンツを考え
厳しいとの判断を下したのでしょう。

陣営の本音は、まさにそうだと思います。

しかし、これで当初予想していた展開とは、全く異なる
レースになりそうです。

例年とは違い、ハイペースになると踏んでいましたが
マルターズアポジーが回避した事で平均ペース、場合によっては
それよりも若干スローになる可能性も出てきました。

となれば、例年の大阪杯と同じく先行馬にとっては
有利な展開になりそうです。

過去10年の大阪杯で3着以内に来た馬の脚質別データ

逃げ3頭 先行12頭 差し9頭 追込み6頭

このようになっています。

先行馬と差し馬でほぼ決着がついているという事は
それほど、ハイペースにはならないわけです。

追い込み馬が6頭来ていますが、それは大阪杯の時の
馬場が稍重だったり、良でも少し力の入る時計の出ない馬場の時に
来ている馬が多かったのです。

ですが、今年はおそらく良馬場で馬場コンディションも良いでしょう。

そうなると、平均ペースでいけば追い込み馬にとっては
厳しい流れになるでしょう。

マルターズアポジーが出走しない事で不利な展開を
強いられる可能性の高い馬の筆頭は、ペルシアンナイトでしょうね。

ペルシアンナイトは、一応前目につけれる事も出来る馬ですが
基本は追込みに徹した方が良い成績をあげれる馬だと思います。

事実G1では皐月賞、マイルCSとも後方からの競馬で成績を上げています。

ですが、先行したり中途半端な位置から差したりするレースを
した場合は、凡走しているような気がします。

ミルコデムーロ騎手が主戦として騎乗していましたが
今回はスワーヴリチャードがいますので、この馬には
福永祐一騎手が騎乗予定になっています。

福永騎手は、相手関係を考えたりとかデータを見たりと
シュミレーションをみっちりやる研究熱心な騎手ですので
おそらく大阪杯では、後方からの競馬に徹するのではないかと思います。

ペルシアンナイトの一番イイポジションからの競馬をするはずですので
前が止まらなければ仕方がないといった乗り方になりそうです。

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後は、スワーヴリチャードです。

デムーロ騎手も展開を加味して、出来れば中団にはつけたいと
思っているでしょう。

先週一番人気を背負って後方からの競馬になってしまったレッドファルクスの
良くないイメージもあるので、なおさらではないでしょうか。

しかし、スワーヴリチャードは左回りではスムーズですが、右回りだと
スムーズさを欠きます。

実際の成績にもそれが表れています。

有馬記念に関しては、後方から追い込んで強い競馬をしたようには思えますが、
2500mと距離が長かった事で立て直す間が出来た可能性も否定できません。

ですが、今回は2000m。

ましてやG1ですので、少しでも不利やロスがあれば、それだけで
優勝の道はなくなってしまうでしょう。

あとデータ的にも前走1着馬は、大阪杯を優勝できないという
ジンクスみたいなものもあります。

もし、スワーヴリチャードが後方で競馬をするような状況になれば
一着どころか馬券内に入れない可能性まで出てきます。

マルターズアポジーというペースメーカーがいなくなった事で
余計難解なレースになったと言えます。

ただ、逆を言えば、これに歓迎の馬もいます。

その代表格の馬は、サトノダイヤモンドでしょう。

なぜならば、マルターズアポジーがいなくなれば、フォワ賞、凱旋門賞で
ペースメーカーとなったサトノダイヤモンドの僚馬(りょうば)でもある
サトノノブレスの出番がやって来るからです。

おそらく、ヤマカツライデンが逃げるのでしょうが、その後をサトノノブレスが
追走するでしょう。ペースが遅ければ早めにサトノノブレスが競りかけていく
でしょうし、早ければ、ついて行かずにペースを保つ。

サトノダイヤモンドにとっては、心強い味方です。

そして、サトノダイヤモンドは池江厩舎4頭出しの横綱に位置する馬。

またパンパンの良馬場でやれるのも、この馬の力を最大限に発揮できる
舞台です。

勝手な想像ですが、欧州の重い馬場を2度走らされ、競馬に嫌気を覚え始めた
サトノダイヤモンド。

しかし、前走やっと日本に帰り、稍重ながら、軽めの芝を走って3着。

走る事への自信が舞い戻って来たのではないでしょうか。

まだまだこの程度で終わる馬ではない。

今回は調教でもいい動きを見せているようで
本来の状態に戻りつつあるのではないでしょうか。

次にペースが上がらない事で有利に働きそうなのは
シュヴァルグランです。

シュヴァルグランの不安される一番の要素は、やはり距離です。

ですが、ハイペースにならないのであれば、十分勝つチャンスが
出来たと言えます。

個人的な見解になりますが、やはりあのキタサンブラックとまともにやりあえた力は
本物の証ですからね。

サトノダイヤモンドとシュヴァルグラン この2頭がまともなら強いに決まっています。

ただ、今回騎手がサトノダイヤモンドは戸崎騎手でシュヴァルグランが三浦騎手。

関東の騎手の大阪杯の成績は、過去10年で(1.2.2.24)
逆に関西の騎手の成績は、過去10年で(9.8.7.67)

乗り慣れていないコースしかも内回りコースですので
関東圏の騎手には、厳しいのかもしれません。

そう考えるとどんなコースでも大暴れするデムーロ騎手やルメール騎手は
凄いとしか言えません。全盛期の武豊騎手もそうでしたけどね。

大阪杯本当に楽しみです。

今週の注目馬 2018年3月31日4月1日 ダービー卿Tも

記事下
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