連闘のメリット、デメリットと連闘に対する個人的見解。

連闘有り派、無し派!?

連闘とは、週をまたがずに続けてレースに出走させる

事を言いますが、間違いなく言えるのは馬への負担が

大きいという事です。

人間でもそうですが、例えば100mを全力疾走した後に

休みなくすぐまた100mを全力疾走すれば、疲労度は大きいはずです。

当然ですが、脚には負荷がかかるわけですから、連続して走れば

脚が悲鳴をあげるでしょう。

そして、競走馬の脚と言えば、細いですよね。

400キロ~500キロの馬体を支えている細い脚。

その脚で70キロ~80キロのスピードで走るわけですから

脚への負担は相当なものといえるでしょう。

つまり、人間の比ではありません。

だからこそ、競走馬はレースレベルが上がれば上がるほど、一般的には

レースの間隔を十分に空けて、馬の状態を調整してレースを使います。

しかし、しばしば馬をレースを使った次の週にすぐまたレースに出す

連闘が行われる時があります。

これは、当然ながらただ単に出走させているわけではなく、前走が

あまり力を出し切れてなかったり、レース後の疲労があまりない場合

またどうしても勝ちに行きたいレースがあったりしたときに連闘が

行われるわけです。

近年で言えば、モズアスコットが安土城Sを使った後に、連闘で安田記念を

使い見事優勝しました。

しかし、無理をした分の代償からかその後モズアスコットが復調するのには

しばらく時間が掛かりましたし、その後は勝ち星が未だない状態。

連闘で激走する事も時にはあると言えますが、やはり確率的には

少ないと言う印象です。

そして、やはり連闘後のケアが一番大変なような気がします。

肉体が披露するという事は、精神面にも影響する可能性があるからです。

人にとっても精神面が重要であるように、馬にとっても精神面は重要と言えます。

連闘するならば、こうしたらいい!

海外の競馬では、良く連闘が当たり前と言われていますが

それを日本の競走馬に当てはめるのは違うような気がします。

ですが、連闘に対しての個人的な見方としては全然アリだと思っています。

ただ、連闘で使うならば、中途半端に5歳とか6歳で急にやるよりは

もっと2歳3歳時の若駒のうちから、連闘で身体を慣らした方が良いのでは

ないかと思います。

人間でもそうですが、小さいうちから当たり前のように行ってきたことは

年齢を重ねてからも普通に出来たりします。

ところが全くこれまで連闘したことのない馬を突然馬が大人になってから

始めると当然馬も違和感を覚えるでしょうし、疲労も蓄積する可能性が高い。

だからこそ、若いうちから連闘する事が当たり前の競走馬に育てていけば

それこそGⅠを連闘で使って行っても好勝負出来る馬が出てくるのではないでしょうか。

例えば、牝馬ならオークスを使って次週のダービーにも出走するという事も

可能かもしれません。まあかなりヘビーなローテーションにはなるでしょうけれどw

ただ、それをすれば馬が故障するリスクを常に抱える事にはなるでしょうけどね。

まあ普通に考えれば、馬主さんはやりたがらないでしょう。

4歳以上になって、連闘で使うのであれば、個人的には辞めた方がいいという見解です。

逆に2歳3歳で連闘で使い続けるのであれば、個人的には良いという見解。

ですが、やはり現状では連闘の馬を軸にしようとは中々思えないですね。

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