ルメール騎手から別の騎手へ乗り替わった時の取捨て選択について。

ルメールファースト!

多くの競馬ファンもご存じのように

今の日本競馬界は、まさにルメールファースト!

15年くらい前は、今のルメール騎手の位置が

当時全盛期だった武豊騎手のポジションでした。

その頃の武豊騎手と言えば、とにかく良い馬が

彼の周りには集まり、選び放題といった状況でした。

武豊騎手があの馬に乗りたいと言えば、他の主戦騎手がいたとしても

かなりの確率で乗れていた時代。

そして、今そのポジションにいる騎手は、ルメール騎手です。

最近は川田騎手も力をつけてきて、リーディング争いでも

ちょっと前までは、首位にいましたが、やはり圧倒的に有力馬の

集まって来る数がルメール騎手の方が上のため、首位を明け渡す

形となっています。

ルメール騎手からの乗り替わりは消しで良い?

そんな選択の幅が広いルメール騎手ですが、彼がお手馬として乗っていた馬が

別の騎手へと乗り替わった時の取捨て選択について簡単に書きたいと思います。

やはり、この場合は乗り替わりの状況を見る必要があります。

例えば、ルメール騎手が主戦として乗っていた馬がレースに出る日、

別の開催場所でも、同様の馬がレースに出る場合は、当然ながら

ルメール騎手の身体は一つなわけで、どちらかを選択せざるを得ません。

そこで仮にどちらか1頭の馬を選択したからと言って、選択されなかった馬が

凡走するとは言い切れないと思います。

ただはっきり言える事は、ルメール騎手が選択した馬の方が勝つ可能性は高い

のは間違いないでしょう。

しかし、同レースにおいて2頭ないし3頭以上の主戦馬が出走する場合は

やはりルメール騎手が選択しなかった馬が、好走する可能性は低いでしょう。

そして、特に一線級だった馬でルメール騎手の手で何度もGⅠで好勝負を

繰り広げてきた馬が、ルメール騎手の手から離れた場合は、もう好走の

可能性はほぼ無いに等しいでしょう。

なぜならば、乗っていたルメール騎手が馬の状態を一番良く知っているわけで

一度くらいの凡走では見限らないでしょうけれど、これが二度三度とあり

明らかに馬の手応えを感じなくなって離したのですから、上がり目は薄いという事です。

最近の馬で言えば、サトノダイヤモンドやレイデオロが挙げられるでしょう。

ルメール騎手が走らなくなった馬に固執する事はないです。

思い入れというのは、もちろんあるかもしれませんが、やはり競馬は

勝ってこその世界ですからね。

ですが、一方で見限れない馬もいます。

それは、若い馬です。2歳3歳の馬ならば、ルメール騎手から一度離れたとしても

まだ今後の成長力があるわけで、変わって来る可能性のある馬もいますからね。

最近で言えば、ヴェロックスなどもそうではないでしょうか。

特にノーザンの馬は、外厩によって大きく成長する馬もいますので

非ノーザン馬よりも、見限れないと思います。

ルメール騎手の立場になると見えてくる話。

人間は大体基本は皆同じで、損得勘定抜きという考えもありながらも

やはり、損得勘定も大事な生き物。

そう考えれば、強い馬に自分が乗れるのに、わざわざ他の騎手に

その馬を譲るだろうかと考えます。

これが、まだ兄弟や親子なら分からないでもないですが

そうでなければ、やはり自分の損得を優先するでしょう。

ですので、数ある有力馬の中からルメール騎手が選択した馬が

ほぼほぼ強いだろうという風に捉えておいて良いと思います。

もちろん、ルメール騎手も人間ですからミスもあるでしょうし、競馬は展開

一つでレースが変わったりしますので、展開が合わず負ける事も当然あります。

ですが、ルメール騎手が選択した馬が選択しなかった馬よりも着順が下と

言うのは、そうそうないでしょう。特に格の高いレースになるほど、その傾向は

強くなると思います。

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