２０２１年２月１１日（木）は、佐賀競馬場で地方交流重賞佐賀記念が行われます。注目は地方競馬初参戦のクリンチャー。鞍上には前々走同馬を２年９か月ぶりの勝利に導いた川田騎手。地方競馬に関しては目覚ましいほど成績が良い川田騎手。地方交流重賞を得意としており、今回も最有力馬で好騎乗が見られそう。相手は地方交流重賞常連のロードゴラッソと前走から地方へ転厩したメイプルブラザーが相手か。
佐賀記念２０２１！地方重賞制覇クリンチャー！
今回１番枠という好枠を引いたクリンチャー。スタートさえ決めてある程度の位置から競馬が出来れば、おそらく勝ち負け濃厚でしょう。
昨年からダートに転向し、前走のチャンピオンズカップこそ１１着と大敗したものの、それ以外のレースではGⅢでも堅実な走りを見せてきました。
いかにもパワータイプといえるような走りで馬格もあるので、地方のダートも合っているような気がします。キレで勝負するよりも持久力で勝負するタイプですからね。
地方のダートはイメージ的に末脚がいい馬というよりも、いかに持久力があって前々で競馬出来るかというところがポイント。その点を考えてもクリンチャーは相当適正が高そうです。
また今回の佐賀記念はメンバーも手薄。これまで中央ダートのGⅢで戦ってきた相手関係からすれば、かなり楽なメンバー構成。
地方馬に関しては、カジノフォンテンのような強い馬はおらず、唯一怖い１頭は、前走中央から転厩し、地方競馬の馬となったメイプルブラザーくらい。
それでも、クリンチャーと比べれば格が落ちる印象。
なので、もしクリンチャーが負かされるとすれば、１頭ロードゴラッソくらいでしょう。
佐賀記念！ロードゴラッソ復活Vあるか？
ただロードゴラッソも近走は年齢的なこともあり、あまり前目に付けれなくなってきている印象。そのためどうしても差し競馬となり、終いの脚はまずまずでも先行有利の地方競馬では、なかなか勝ち切れないレースとなっています。
ですので、今回もしロードゴラッソが勝つとすれば、やはりクリンチャーが地方ダートがあまり合わなかったとか川田騎手のミスなどがないと厳しいのかなと見ています。
あとは乗りなれた藤岡祐介騎手がどういった騎乗をしてくるかがカギとなりそうです。OP入り後はしばらくの間主戦を務めていた騎手ですからね。
ロードゴラッソの短所、長所を知り尽くしている事でしょう。
あとクリンチャーの相手候補に挙げた１頭メイプルブラザーですが、小倉コースやまた長距離でも中央時代実績があるので、今回のメンバーの中では比較的マイナス材料が少ない馬。
余程展開の助けがないと勝ち切るというところまでは、難しいと思いますが、クリンチャーが前を掃除した後に、後ろから差してくるといったイメージは持てますね。あとは、ロードゴラッソとどっちが前に行けるかといった感じがします。
佐賀記念！他の有力馬について
想定３番人気のアシャカトブですが、今回地方交流重賞初参戦で、正直厳しい印象はあります。これまで主に中山、東京と２つの競馬場でレースをすることが多く、一度京都へ遠征した際は、惨敗。メンバーレベルが高かったという事もありますが、あまりイイ内容とは言えませんでした。
輸送経験が少ない点は気になります。あとは距離面での不安。１８００ｍ戦で好走実績が多いものの１６００ｍ戦でも好走しています。ただ東京２１００ｍに関しては、人気以上には走っておらず、スタミナ面で少し不安があります。
ただ先行タイプの馬なので、前がスローで逃げなどをうって流れていけば粘りこんでしまう可能性もあり、バッサリ切るのは少し怖いかもしれません。
次に想定４番人気のハナズレジェンドですが、どう考えても今回の佐賀記念の行われる佐賀競馬に向く馬だとは思えません。
確かに末脚のキレはなかなかのものですが、基本追い込み脚質で先行力が大事な地方競馬場では、かなりマイナス。
無理に先行するという作戦も出来ますが、前走の川崎記念のようにスタートから前に行くと後半に余力が無くなってしまい、馬郡に沈んでしまうでしょう。
なので、後半に向けて脚を溜める競馬をしなければいけないのですが、どちらにしても後半もかなり早い段階から仕掛けていかないと前が止まらないので厳しいことは確か。良くて３着といったところでしょう。
５番人気想定のウインユニファイドは、先行力が魅力も半年ぶりの実戦で、叩き良化型の馬。一度使われていたら、狙い目だったと思いますが今回はバッサリ消しでいいでしょう。
以上で買い目としては、３連単で頭がクリンチャー、２着候補がロードゴラッソ、メイプルブラザー、アシャカトブ３着候補がそのまま２着候補の馬を入れて、プラスでハナズレジェンド。
計９点でメイプルブラザーが２着にくれば、ソコソコつくと思います。
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