最優秀2歳馬のダノンプレミアムとラッキーライラックが始動。

2017年の最優秀2歳牡馬がいよいよ。

2017年の2歳時、どの馬よりも圧倒的に強かった

王者ダノンプレミアム。

新馬勝ちも圧巻でしたが、2走目のサウジアラビアロイヤルカップも

他馬を寄せ付けない圧勝ぶり。

そして、2歳馬とは思えぬマイル戦で1分33秒0という破格の時計。

しかも、稍重という馬場条件の中ではじき出したタイムでしたので

競馬場内からもどよめきが上がったほどでした。

2連勝後、初のGⅠ朝日杯フューチュリティステークスでは、当然ながら

堂々の1番人気に支持され、結果は予想通り、まさに王者の風格を持った

ダノンプレミアムの独壇場でした。

あまりに強い馬が現れたため、当時は3冠制覇も夢ではないと思われましたが

少しずつ王者の歯車が変わり始めます。

スポンサーリンク


3月の弥生賞は、完勝したものの、その後右前脚の挫跖により

皐月賞を回避。皐月賞前には、すでに症状は改善されていたのですが

調教をつめなかった事もあり、断念。

ここから、不敗神話に暗雲が立ち込めます。

ダービーでは、1番枠という好枠を引いた事もあり、1番人気に

支持されますが、やはり距離の壁、そして皐月賞を使えなかった影響も

あってか6着に敗れました。

その後は、右前の蹄(ひづめ)の状態が整わなかった事もあり

しばらくの休養。秋の終わり頃には、どこかで使うのかと思っていましたが

結局今年に持ち越しとなりました。

そして、いよいよ3月10日の金鯱賞より始動するようです。

(金鯱賞(GⅡ)中京芝2000m戦)

2018年のダービーが5月の末でしたので、実に10か月ぶりの

実戦という事になりそうです。

3歳時の春は、2000mくらいがギリギリと言われていた馬

ですが、果たしてどのくらい気性が成長しているかが鍵ですね。

そして、一番は肉体面の成長ですね。

3歳の春先の力でも、十分強かった事は認めますが、それでも

古馬相手となれば、成長力がなければ到底かないません。

ダノンプレミアムがさらにどのくらい強くなっているか

まさに今回の復帰初戦は、大事な一戦と言えそうです。

金鯱賞のメンバーがまだ分からないので、何とも言えませんが

GⅡですので、そんなに楽な相手ではないはずです。

10か月の休みでも、関係なくあっさり勝つようならば、先が

さらに楽しみになるでしょうね。

個人的には、出来ればぶっちぎりで勝つレースがみたいですけどね。

ダノンプレミアム王者復活!と紙面を飾って欲しいです。

スポンサーリンク



2017年最優秀2歳牝馬。中山記念へ。

ラッキーライラックが休み明けを経て、ターフに戻ってきます。

昨年は、桜花賞で1番人気に支持され、これまでの戦績から

ほぼ勝ちは濃厚と見られたところに、アーモンドアイという

規格外の牝馬が現れてしまい、別次元の脚であっさり捉えられ2着。

この馬としては、完璧な競馬をしたのですが、同時期にとんでもない

馬が出て来てしまった事には、運がなかったとしか言いようがありません。

とはいえ、ラッキーライラックも並みの牝馬ではありません。

続くオークスでは3着と、アーモンドアイ、リリーノーブルには負かされて

しまいましたが、やはり3歳牝馬の中では上位の力を誇っていました。

しかし、休養明け後の秋華賞トライアル、ローズSを右後脚の球節に

腫れがみられたため回避。

結果アーモンドアイと同じく、ぶっつけ本番で秋華賞に出走する事に

なりました。

また主戦の石橋脩騎手が負傷で休養中のため、北村友一騎手が代役

を務めましたが、結果は春先のように馬が伸びず9着に敗れました。

春からの馬体重増加も成長分もあったとは思いますが、少し重かった

面もあったのかもしれません。

順調にローズSを使えていれば、もう少し結果は違っていたかも

しれませんね。

ですので、秋華賞の結果だけを見て見限るのは、まだ時期尚早です。

ただ、今回の中山記念は、このままだとかなり手強い相手が

出走してきます。

スワーヴリチャード(2018年のGⅠ大阪杯の優勝馬)

エポカドーロ(2018年のGⅠ皐月賞馬)

ディアドラ(2017年の秋華賞馬その他海外GⅠでも好走)

スティルヴィオ(2018年のGⅠマイルCS優勝馬)

さらに中山巧者ウインブライト。

正直、超一線級と言えるほどの牡馬牝馬が出走してきますので

ラッキーライラックがここで通用するかは、かなり厳しいと言えます。

このメンツに入ってしまうと2歳最優秀牝馬の称号も

小さく見えてしまうのは仕方ないですね。

あとは、ラッキーライラックがどのくらい成長しているかが

鍵となります。

良い点を挙げるとすれば、石橋脩騎手とのコンビ復活ですかね。

もし、このメンバー相手に馬券内に入る事が出来れば、

今後の視界は良好と言えます。

ラッキーライラックには頑張って欲しいです。


スポンサーリンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする