宝塚記念ミッキーロケットV。いやいや、それよりもワーザーヤバすぎ。

かすんでさえ見えたミッキーロケットのV

2018年宝塚記念。内枠を利したミッキーロケットが見事優勝。

ミッキーロケットに騎乗した和田騎手は、テイエムオペラオー以来
実に17年ぶりのG1勝利。

喜びの中に今までの悔しかった思い、そして、あの名馬テイエムオペラオーとの
思い出もよみがえって来たのでしょう。

ゴール後、あのいつも冷静でお笑いや冗談が好きな和田騎手の目に涙が、、
こみ上げてきた感情は抑えられなかったようです。

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素晴らしい!実に素晴らしい勝利。

そう言いたいのは、山々なのですが、それよりももっと凄かった馬がいます。

輸送減りマイナス27キロというハンデで2着

それは、何を隠そうあの香港馬ワーザーです。

いくら、重馬場で時計のかかる馬場が得意とはいえ、馬体重は輸送減りも
含めてマイナス27キロ。

元々470キロ台の馬が446キロ。

さらに58キロの斤量を背負ってるのですから、馬にはかなり負担の大きい
レースだったはずです。

並の馬、いやこれがもし日本馬だったら、完全に馬券外に飛んでいたことでしょう。

ですが、ワーザーは違いました。

やはり、香港の1流馬。

物が違います。

これだけの馬体減りがありながら、あわや突き抜けるかという勢いでの惜しい2着。

30キロ近いマイナスなんて、状態が良いはずがないのですから。

そんな状態での2着ですから、もし馬体減りがない万全の状態で出走していたら
結果は言うまでもないでしょう。

もう、オッズが物語っていますよね。

当初はもっと人気をしてもいいはずの馬が、輸送でー19キロと聞いて
皆が見限った事でしょう。

そして、出走時の馬体重は、そこからさらにマイナス8キロのー27キロ。

少しの望みをかけて馬券を買おうとしていた人もああこれはダメだと諦めた
人も多かったはずです。

しかし、ワーザーは突っ込んできました。

走破タイムも2分11秒6ですから、当初の早いタイムならいらないという定説も
くつがえしました。

本当に素晴らしい馬です。

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香港の年度代表馬になるほどの馬です。

今回の宝塚記念で一線級である事をしっかり証明したといえる

レースをしました。

香港からわーざーわーざー来る価値はあったと言えるでしょう。

ただ、かなりの輸送減りと負担の大きいレースをしましたので

しばらくはゆっくり休ませてあげて欲しいですね。

一応の力は見せたサトノダイヤモンド。

6着と敗れたサトノダイヤモンドでしたが、レース内容はそれほど

悲観するものではなかったように思えます。

4コーナーから上がって来る様は、全盛期を彷彿させるような

良い競馬でした。

ただ、やっぱりこの馬は道悪は苦手ですね。

もう道悪は凱旋門賞でこりごりでしょうから。

その辺は馬も分かっているような気がします。

良馬場でこその馬です。間違いない。

相性の良い8枠に入ったキセキ。

過去10年のデータで宝塚記念とはもっとも相性の良い8枠に

入ったキセキでしたが、思ったように伸びず8着。

やはり、昨年の菊花賞を勝ってからどうも馬が変わってしまった印象。

タラレバかもしれませんが、菊花賞後しっかり休ませておいたほうが

良かったのかなと個人的には思います。

まあ、関係者は関係者でいろいろと苦慮して決断した事でしょうから

外野が言うべき問題ではないのでしょうけれどね。

4着ヴィブロス

この馬にしては、十分走った方だと思います。

おそらく、道悪は得意ではないでしょう。

2200mも少し長い、そんな中での4着入線は立派だと

思います。

牡馬相手でも良馬場ならもっといい競馬をするでしょうね。

福永騎手も久々に手綱が戻って良い騎乗が出来たのではないでしょうか。

今回は力負けです。

3着ノーブルマーズ

大健闘の3着と言いたいところですが、かなり実力をつけたというほうが

正しい言い方かもしれません。前走の目黒記念はフロックの2着ではなかった。

このレースでしっかりと証明できたのではないでしょうか。

ということは、ウインテンダネスは凄い馬という事になりますね。

ジャパンカップに今の好調期のウインテンダネスが出てきたら面白いかもしれませんよ。

12着サトノクラウン

昨年の出来なら、勝ち負けだったのでしょうけれど、ちょっと力落ちもあるのかも

しれませんね。道悪巧者も今回は走りませんでした。

次、道悪レースで好走出来なければ、やはりピークを過ぎたと言わざるを得ません。

あとは大体順当レースだったのではないでしょうか?

タンビュライトも5着ですが、この馬ならこのくらいは走って当然ですからね。

まだ成長出来る馬だと見ています。

それにしても、荒れたレースのわりには配当が低かったように思います。

それだけ人気馬があまり信用出来なかったという事でしょうか。

また来年の宝塚記念が楽しみですね。

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