帝王賞2018覇者ゴールドドリーム。名実ともに現役最強ダート馬。

ゴールドドリーム、名にふさわしい称号!

画像引用元https://www.sponichi.co.jp/

2018年6月27日(水)大井競馬場で帝王賞(G1)が行われました。

このレースで2番人気に支持されたゴールドドリームは、直線で
1番人気のケイティブレイブとの叩き合いを制し、見事優勝。

まさに今、現役最強馬となったと言えるでしょう。

スポンサーリンク



当初は、2000m戦について不安視される声も多く、また過去の成績を

見ても良績は1800mまででしたので、この勝利は本当に大きい。

陣営も2000m戦のG1レースを勝てたという事に相当な喜びを

感じているのではないでしょうか。

ゴールドドリームに2000mは長い。

昨年2017年の3月。

ゴールドドリームは、ドバイワールドC(ダート2000m)G1に出走しました。

その時の鞍上は、香港の雷神こと名手ジョアン・モレイラ騎手。

レース後、モレイラ騎手は、インタビューを受けた際、ゴールドドリームに

2000mという距離は長いと話していたのを思い出しました。

確かにそれまでの成績は、1600m戦に限っては目覚ましい走りを見せているのに

対し、1800m戦ではソコソコ、2000m戦になると大きくパフォーマンスを

落としていました。

そして、続く2017年の帝王賞では、勝ち馬のケイティブレイブに1秒8差もつけられ

7着と惨敗。

2016年のジャパンダートダービーでも、勝ち馬のキョウエイギアに1秒2差をつけられて

負けていましたので、ファンの間でも、やはり2000m戦は合わないという見方が多数を

占めていたように思います。

ただ帝王賞は、ドバイ遠征帰りの初戦という事で、馬が仕上がってなかったという見方も

ありました。


スポンサーリンク


出遅れ癖が専売特許?

ゴールドドリームと言えば、出遅れ癖のある馬というイメージが

あります。

そのイメージが指し示す通り、今回帝王賞前の16戦中実に7戦が出遅れと

されていますが、他のレースでもやや出遅れ気味というパターンが多く

見受けられます。

気性的な問題なのでしょうけれど、昨年2017年の南部杯では、スタートで

立ち遅れてしまった結果、まさかの5着に敗れてしまいました。

盛岡のダートはとにかく前が止まらない。過去のレースを見てもある程度

先行していないといくら良い末脚を使っても届かないイメージが強いです。

得意のマイル戦での凡走で人気を落とす。

南部杯で5着と凡走したゴールドドリーム。

続くチャンピオンズC(ダート1800m)G1では、これまで

一度も落ちた事のなかった人気が急落。

始めて8番人気という人気にまで下がりました。

鞍上が世界のライアンムーア騎手でしたので、もしムーア騎手ではなく

日本のリーディング上位以外の騎手が乗っていたら、おそらく

もっと下位の人気に支持されていた事は間違いないでしょう。

しかし、ここでついにゴールドドリームの素質が開花しました。

眠れる獅子がついに起き上がる。

画像引用元https://www.nikkei.com/

チャンピオンズCも予想通りの出遅れ、このレースは

2017年著しいほどの成長を遂げたテイエムジンソクが一番人気。

テイエムジンソクは、いつも通りの競馬で終始楽な手応えで

直線を迎えると前を行くコパノリッキーをあとは捉えるだけの競馬。

これは流石にテイエムジンソクの勝利かなと思われたその時、

1頭だけ別次元の脚で飛んできた馬がいました。

誰もが予想だにしなかったであろうその馬こそ

ゴールドドリームでした。

1800mという距離で初めて最高のパフォーマンスを

見せたレースでした。

まさに本格化したと実感できるレースだったように思います。

そして、年が明け2018年最初のG1フェブラリーS。

鞍上も再度ライアン・ムーア騎手を迎え、万全の体制。

もう、ほぼ勝ちを確信したその時、前走奇跡の復活を遂げた

ノンコノユメに惜しくも差し切られてしまいました。

しかし、断じて力負けではない事は、誰の目からみてもそれは、明らかでした。

ゴールドドリーム最強への道

その後、かしわ記念(ダート1600m)G1を危なげなく勝利。

そして、今回の帝王賞もついに距離2000mの壁を突破。

もはや、向かうところ敵なしと言えるゴールドドリーム。

今年は、余程急成長を遂げて強い馬が現れない限り、出るレースは

すべて勝つ勢いでしょう。

今疑いのないほど、最強への道をばく進中。

果たして、ゴールドドリームを止められる馬はいるのだろうか。

追記

今回帝王賞で1番人気のケイティブレイブですが、前年は出遅れが

功を奏し、優勝。

とにかく、この馬は地方ダートだと走りますね。

ですが、JRAの競馬場でのレースだと全然とまでは言いませんが

走りません。

何でなのかな?と思う時がありますが、この傾向は続きそうなので

ケイティブレイブがJRAのレースに出ても軽視して良さそうです。

また3着にきたサウンドトゥルーも同様。

JRAのG1は、チャンピオンズCこそ良績がありますが

他のレースでは案外。

地方重賞だと、別馬くらい強いのですが、中央だと

あまり走りません。

まあ過去にもこういったタイプの馬は多くいました。

ですので、地方専用馬、JRA専用馬は見極めたほうが良い

かもしれませんね。

でも、JRAで良績のある馬なら、地方でも走るという定説は

変わらないかもしれません。

スポンサーリンク




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする