G1天皇賞春の傾向分析と激走パターンを完全網羅。

2018年4月29日(日)ゴールデンウィーク

さて来週はいよいよG1天皇賞春が京都で行われます。

芝のG1では一番の長距離レースです。

京都芝3200mは天皇賞春のみのコースです。

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菊花賞も舞台は京都ですので、200mだけ追加される
事になりますが、菊花賞はAコースで幅が35mなのに対し
天皇賞春はDコースで幅が25mしかありません。

従って、差し馬や追込み馬が4コーナーを回って
大外に進路を取った場合、差し損ねや届かずに惨敗というケースも
過去に多く見られます。

それだけコースロスが大きいと言えます。

近年は、どの枠を引くかでレース結果がはっきり分かれていて
内枠の経済コースを通れた馬が上の着順に来ることが多いです。

外枠を引いた馬も勝てないわけではありませんが、豊富なスタミナと
タフさを兼ね備えた馬でないとなかなか厳しいと言えます。

また天皇賞春は、2年連続で同じ馬が馬券に絡んだりする事が
多いレース。長距離の特殊なコースゆえに長距離レースが得意で
なおかつ京都巧者の馬が台頭しやすいレースと言えます。

傾向分析1

過去10年の傾向を見ても、2009年の勝ち馬マイネルキッツが
2010年も2着と好走しました。

また、2012年の3着ウインバリアシオンが2014年では2着に来ています。

さらに2013年、2014年とフェノーメノが2年連続で勝利。

カレンミロティックは2015年が3着で2016年は2着に来ています。

そして、記憶に新しい2016年、2017年は武豊騎手鞍上の
キタサンブラックが勝利をおさめています。

また2018年の今年も出走を予定しているシュヴァルグランも
2016年は3着、2017年は2着と好走しています。

カレンミロティックも出走予定していますが、流石に10歳馬なので
厳しいのではないでしょうか。

いずれにしても、余程馬の力が落ちない限りは、天皇賞春で好走し
翌年にまた同レースに出走してきた場合は、馬券に絡めておく必要があります。

天皇賞春は、リピート率の高いレースだと言えます。

傾向分析2

さてそれでは、次に人気別データについてやっていきたいと思います。

天皇賞春の1番人気の成績は、過去10年で驚きの成績です。

見たらびっくりしますよ。

なんと、(1,0,1,8)

10年で1番人気が僅か1勝しかしていないのです。

にわかに信じられない話ですが、これが真実なのです。

その中には、圧倒的単勝一倍台の人気馬オルフェーブルや
ゴールドシップ、キズナなどもいました。

単勝1倍台の馬の成績
(0,0,0,3)

見事に馬券外に吹っ飛んでいます。

一体淀の3200mで何が起こってしまうのでしょう。

人気が絶大になればなるほど、危険な人気馬になるという傾向が
はっきりと出ています。

しかも10年の1勝ですが、それも昨年の優勝馬キタサンブラックが
勝ってのやっと1勝です。

そして、1番人気の3着は、2008年のアサクサキングスでした。

2009年から2016年までの間の1番人気はすべて馬券外。

しかし、逆を言えば、昨年キタサンブラックが1番人気で勝利をおさめ
過去のデータを打ち消した事から、今年は心機一転1番人気が勝つ可能性も出てきました。

さて2018年の天皇賞春はどうなるでしょう。

成績があまりにも悪いので1番人気だけに目を向け過ぎましたが
2番人気以降にも少し目を向けていきたいと思います。

2番人気の成績は、過去10年で(4,1,2,3)と逆にこちらは
安定しています。連対率5割馬券内は7割ですから。

軸にするなら、2番人気のほうが良いかもしれません。

3番人気は(1,4,1,4)こちらも連対率5割
馬券内は6割と安定。

4番人気は(1,3,0,7)連対率馬券内共に4割ですが
1番人気と比べれば悪くない成績です。

しかし5番人気は(0,0,2,8)と連対なし
馬券内は2割ですので、枠連馬連で馬券を買うならバッサリ消しても
いいかもしれません。

逆に長距離戦なだけにペース次第では、10番人気以下の大穴が
馬券に食い込むケースも珍しくないので、2番人気~4番人気の馬を軸に
手広く馬券を買ってみるのも手です。

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傾向分析3

次に前走の出走レース別成績ですが、やはり日経賞組と阪神大賞典組
そして、大阪杯組からの勝ち馬がほぼすべてと言っていいですね。

日経賞勝ち馬は過去10年で(1,3,0,4)と半々ですが
天皇賞春で2番人気から4番人気以内に支持されれば、(1,3,0,2)
と一気に連対率が跳ね上がります。

2018年の今年はガンコが出走予定ですので、人気してくるようならば
馬券に組み入れておいたほうが良さそうです。

2009年や2014年のように、連対馬すべてが日経賞組で決まる事は
稀ですが、人気してくるようならば軽視はしないほうがいいですね。

続いて阪神大賞典勝ち馬は(2,0,3,5)ですが、2着に0.2秒以上
差をつけて勝った場合は(2,0,3,2)と馬券内率が跳ね上がります。

2018年の今年はレインボーラインがちょうど2着のサトノクロニクルに
0.2秒差で勝っていますので、一応該当しますね。

大阪杯組は、一昨年はまだG2でしたが、過去10年で(3,3,2,10)
距離的に2000mと3200mでは違い過ぎる事もあり、ここから
出走してくる馬が少ないイメージ。

しかし、出走してくれば、かなり馬券に絡む確率は高くなります。

2018年は、優勝候補のシュヴァルグランが出走する予定。

データ的には、前走がG2以上のレース経験でないと馬券に絡むのが
難しく、なおかつ前走は1着が理想。悪くても馬券内であってほしい所です。

データ通りですと、今年出走予定の大阪杯組は消しという事になりますが
G1に格上げされて2年目でG2とは違う面があります。

まだデータとして消しは時期尚早でしょう。

傾向分析4

そして、天皇賞春でもっとも大事なポイントになる
いわゆる肝の部分を書いていきたいと思います。

それは、枠順です。

どれだけ人気の馬だとしても、入る枠によってはかなりの不利であり
ハンデとなりますので、ここは相当重要な部分と言って間違いないでしょう。

激熱データ

過去10年でダントツなのが、1枠で(5,1,1,12)
2枠(1,2,2,14)
3枠(1,1,1,17)
4枠(1,0,1,18)
5枠(0,1,0,19)
6枠(1,1,2,16)
7枠(0,2,1,24)
8枠(1,2,2,24)

となっています。

こう見ると、一見8枠の馬も来ているイメージですが
実際8枠を引いて馬券内に入った馬は、4番人気以上に支持された実力馬のみ。

それでも、ここ2013年以降は、8枠に入った馬は連対すらしていません。

逆に内枠は人気薄でも来てしまうイメージ。激走パターンは人気薄の1枠2枠馬。

枠の勝ち星を見れば分かると思いますが、1枠~4枠で8勝なのに対し
5枠~8枠ですと2勝です。

どんなに強いと言われる馬でも、外枠を引いてしまうとかなり不利だという
データがはっきり出ています。

ただ2着3着という点においては、5枠~8枠の馬の方が多いので
優勝馬は1枠~4枠で選び、2着は5枠~8枠の馬を選ぶのもいいかもしれません。

有力馬は何としても1枠が欲しいところですね。

さらにここで激走する可能性のある馬について話していきたいと思います。

傾向分析5

京都コースですので、当該レースは種牡馬別でディープインパクト産駒が
一番良いかと思いきや、何と1位はステイゴールド産駒で3勝。

ステイゴールド産駒と言えば、今年の出走予定有力馬では、レインボーライン
ガンコはナカヤマフェスタ産駒ですが、祖父はステイゴールド。

2頭とも前走G2で勝利をおさめていますので、かなり馬券に食い込む確率の高い
馬という事になります。

またハーツライ産駒もこのコースとは相性が良いのですが
勝ちきれずの2着3着が多いようです。

ステイゴールドはタフで勝負根性のある馬でした。この遺伝が長距離戦のG1で
活きてくるのでしょう。

是非参考にしていただければと思います。

記事下
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2018天皇賞春、各有力馬達が好走する条件とは?

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